THE FiELD/FROM HERE WE GO SUBLiME(KOMPAKT)CD

THE FiELD/FROM HERE WE GO SUBLiME
http://www.kompakt-net.com/

現在のテクノを代表するレーベルといって真っ先に名前が浮かぶといっても過言ではない KOMPAKT ですが、今までの KOMPAKT って時代のど真ん中にいるふりして、実は流行とは適度に距離をとっているという印象だったんだけど、最近では時代性を意識したようなリリースが続いていて、その中でも抜群の評価を得ている The Field こと Axel Willner の初アルバム。
今、テクノで時代性云々といえばその音楽性はトランシーなミニマル/エレクトロ・ハウスと大体相場は決まっているわけですが、この The Field もまぁそんな感じ。しかし彼の場合そういうトランシーな要素を上手くテック・ハウスのフォーマットに落とし込んでいて、実はそれほど KOMPAKT の本流から外れていないように思える。そして彼の作り出す幻想的なシンセの音色からは、いい意味で非常に聖的なものが感じられて、聖歌隊やゴスペルなんかに近い高揚感が味わえる。それに要所要所に配された曲が似ているので一本調子な印象を与えるけど、その他の曲を聴けば意外に幅広い音楽性が感じられるのが分かる(と思うのですがどうでしょう、びびんばさん)。中でも控えめながらも泣きのアコギのメロディが光る “A Paw In My Face” にはもう降参。個人的にはオーロラ見ながら聴いてみたいアルバムです(オーロラ見たことないけど)。

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@TOWER JP

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Bracken/Music For Adverts(anticon)LP

Bracken/Music For Adverts
http://www.anticon.com/

どうも、最近気になっているものは、ともし問われたならば、迷わずビリーズ・ブートキャンプと答えるであろう、メタボリックまっしぐらな shooter です。いきなり気の抜けた書き出しですが、気がつけばこのブログも始めてから丸3年を迎えることとなりました。1年、2年目のときは特に意識しなかったんだけど、さすがに3年となると長くやってるなぁという気がしてきます。このブログを見てくれている人がいったい何人くらいいるのか、未だによく分かりませんが、これからもよろしければお付き合いお願いいたします。
ということで、せっかくなんで私も mats さんに倣って私的名盤でも紹介しようかと思ったんだけど、どうせ中途半端に終わることが目に見えているので止めときます。そこでこのブログで1発目に紹介したのが anticon だったので(過去記事)、今回も anticon 絡みのやつを。

Hood といえば『Cold House』を筆頭に anticon との交流が深いバンドとして知られていますが、その Hood のフロントマン、Chris Adamus のソロ・プロジェクトがこの Bracken 。正直『Cold House』、っていうかポスト・ロック全般私は苦手で、どうも根がメタラーなせいかあのヘナヘナ力の抜けた感じが好きになれないんですよね。そしてそれはこの Bracken でも変わらないんだけど、今作は anticon からのリリースということもあってブレイクビーツを中心に据えていて、そのトラック郡が非常に刺激的。ドラムからはジャズやヒップ・ホップなどが滲み出て、それを底辺で支えるベースはダビーなゆったりとしたもので、そして上ものはサイケデリック。しかし曲全体からはメランコリーが零れ落ちる。
個人的にはこれで歌がもっと良ければ傑作間違いなしという感じなんだけど、このトラックだけでも十分お釣りはくる。それにこのヴォーカルが曲の雰囲気に合ってるのは間違いないしね。ということで何だかんだで結構聴いてます。

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AVRIL LAVIGNE / THE BEST DAMN THING(RCA)CD

AVRIL LAVIGNE/THE BEST DAMN THING
http://www.avrillavigne.com/

Avril Lavigne がデビューした時って、アルバムでの大人びた雰囲気と、ニュースやビデオで見せる等身大、っていうかぶっちゃけガキっぽさとのギャップが印象的だったんだけど、結婚後初となる通算3枚目のこのアルバムはずいぶんはっちゃけた感じですね。
とにかく驚いたのが先行シングルの “Girlfriend” で、まさにアイドルといった感じのキャンディ・ポップ。これは久しぶりのシングルということで戦略的な部分が大きいのかと思っていたんだけど、アルバム全体こんな感じ。Abril Lavigne って登場時はパンク/オルタナティヴ以降のアイドルといった感じの立ち位置で、アルバムの中で時折見せる愁いを帯びた表情が大人びた雰囲気をかもし出していたわけだけど、そういう部分が今作では全くといっていいほどみられず、よくいえば等身大のポップ・パンクが鳴らされている。これが心境の変化によるものなのか、それとも結婚して肩肘張る必要がなくなったということなのか、それはちょっと分からないけれど、1回でも通して聴けば多分アルバム全曲ライヴで歌えるのではないかというくらいキャッチーで、出来自体は悪くない。でもアイドルの方向性として考えるといかにも退屈。ちょっと彼女に対する興味薄れちゃったかな。
あとは日本にも数多くいるフォロアーの皆さんがどう出るかですね。

Avril Lavigne - The Best Damn Thing
@TOWER JP

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frivolous/midnight black indulgence(scape)CD

frivolous/midnight black indulgence
http://www.scape-music.de/

今まで karloffbackground というレーベルから精力的にシングルを出していた frivolous の2枚目のアルバムは、なぜかあまり接点のなさそうな scape から。
frivolous といえば前作の『somewhere in the suburbs…』(過去記事)が、どこか奇妙でありながらも美しさをたたえたミニマル・ハウスで個人的には非常に魅力的だったのだけれど、そのアルバム以降は Herbert のような、その場で物を叩いたり割ったりする音をサンプリングするライヴの評判のせいか、 Herbert のフォロアー的な見方がされることが多くて、まぁこの新作はそうしう流れにすっぽりと収まった感じ。
というのも今作で目立つのはやはりジャズからの影響で、形式こそはミニマル・ハウスに違いないんだけど、音だけ聴くとジャズを思わせるものがかなり多い。それでもありきたりな感じにならないのは彼のサンプリング・センスのなせる業でしょうか。さらに今作は多くの曲にヴォーカルを配すことでポップさが増したし、リズムも適度なグルーヴを持っていて飽きさせない。
つまりは良く出来たいいアルバムなんだけど、それでもやはり frivolous の作品としては没個性な気がして物足りなさを感じてしまう。まぁ逆に言えば最近の Herbert に物足りなさを覚える人にはいいのかなという気もするけど。

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@TOWER JP

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Ezekiel Honig/Scattered Practices(Microcosm Music)CD

Ezekiel Honig/Scattered Practices
http://www.microcosm-music.com/

今日(日付的には昨日)レコ屋巡りのついでに渋谷の献血ルームにはじめて行ったんですが、想像していた感じとはかなり違っていて面白かったです。正直行く前は、ボロボロの部屋で中高年ばかりが献血しているものと思っていたんだけど、実際行ってみるとずいぶんと若い子の数が多くて、っていうかぶっちゃけガキの暇つぶしに使われている感じがするのは私だけでしょうか。まぁドーナツも食べれて飲み物も飲み放題で、しかもあちらはあちらで輸血用の血液を確保できるわけだから、何にも悪いことはないんですけどね。

ミニマル系のレーベルであるこの Microcosm というレーベルは正直名前くらいしか知らないので詳しくは分からないのだけれど、このレーベルを主催している Ezekiel Honig の、共作を含めるとおそらく4枚目のアルバム。
ジャケットからしてずいぶんと穏やかな印象を受けるが、冒頭の生活音を取り入れたアンビエントから次第に四つ打ちの曲なども交えながらも、しかし冒頭のアンビエンスは壊さないままゆったりとした空気を形作っていく。そして控えめながらも美しくも物悲しいメロディが彩りをそえていく。
ダンス・フロア向けのミニマルを期待すると肩透かしを食らうけど、アンビエント/エレクトロニカとしてはいい盤ではないかと。

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Ezekiel Honig - Scattered Practices
@TOWER JP
[Tracklist]

CD3枚、CDR1枚、LP1枚、12インチ6枚

KOUSKE ANAMIZU/Live at Sonic Plus
Rufige Kru/malice in wonderland
TRENTEMOLLER/THE POLAR MIX
MELT-BANANA/Bambi’s Dilemma
STEPHAN BODZIN/LIEBE IST…
MINILOGUE/ahck remixes
DACHSHUND/EFT EP
MINILOGUE/ELEFHANT PARADE
MISSING LINK/Uncle Bills Carbin
DATRIIX/DARTRIIX EP.1
ALEX ATTIAS/num ltd 06

久しぶりに買いすぎた感じ。ヤバイ!

ROBAG WRUHME ALS ROLF OKSEN / Bart Eins EP (Freude-am-Tanzen) 12″

ROBAG WRUHME ALS ROLF OKSEN/Bart Eins EP
http://www.freude-am-tanzen.com/

また仕事量が増えてきた感のある Robag Wruhme の新作。前作の『papp-tOnikk ep』が最高だったんで期待してたんだけど、A面の “Dopamin” は Robag Wruhme 流のブリープ・テクノといった趣で、個人的にはイマイチ。なのでこの盤の聞き物はB面の4曲でしょうか。
“Hakkatzen” は決して派手さはないものの、その分 Robag Wruhme らしい細やかな音作りが感じられて、螺旋状にグルーヴが積み上げられていくミニマル・テクノ。そして残りの3曲はフィールド・レコーディングされたと思われるノン・ビートの曲。しかしこの手のにありがちな実験性や高尚さとは無縁の、やはり彼らしい人懐っこさが感じられて心地良い。どうも前作が良かったせいでイマイチな感は拭えないんだけど、この3曲は新たな可能性を感じさせる。

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Robag Wruhme als Rolf Oksen - Bart Eins - EP
[Tracklist]

PEPE BRADOCK/RHAPSODY IN PAIN(ATAVISME)12″

PEPE BRADOCK/RHAPSODY IN PAIN
http://www.atavisme.com/

最近すっかり音沙汰のなかった Pepe Bradock の前作から4年ぶりとなるシングル。でもどうやら限定盤のようなのでこれで再始動という感じではなさそうですね。
しかも曲のほうもずいぶんと実験的で、表題曲はタイトル通り人間の叫び声や呻き声をサンプリングしたもの。リズムのほうも序盤こそは弱々しい4つ打ちのキックから始まるものの、以降はあまりはっきりとしたリズムもなく、やっぱりこれはミックスして何ぼという感じですね。それは片面に収録されたアカペラ・ヴァージョンも同様で、唯一単独で聴けるとすれば重量感のあるミニマル・トラックの “Bonus Beat” だけかなぁ。
しかし Pepe Bradock の変態性がいかんなく発揮されてるのは間違いないわけで、次回はもう少し聴き易いのお願いしたいところです。

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[Tracklist]

CD3枚

donnie/The Daily News
NINE INCH NAILS/YEAR ZERO
RUSH/SNAKES & ARROWS

ココ数週間、アクセス解析見るとアクセス数が激減しているのでおかしいとは思っていたんだけど、なんかブラウザによって見れない状態にあったようで、見に来てくれた方には大変ご迷惑おかけいたしました。結局原因が分からず再インストールという大掛かりな事にはなってしまったのですが、多分コレで大丈夫ではないかと思います。それにしてもこの前のデータベース消失といい今回の事といい、レンタル・ブログの頃にはなかった苦労の連続で、いやはや、勉強になります。