10月31st

PORTABLE / FLICKER EP (background)12″

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HJ3033.jpg
http://www.background-records.de/

この人ってリリース毎に変化は見せているんだけど、かといって大胆な変化を見せる人でもないので指摘がちょっと難しい。
とりあえずA面の”Liquid Crystal Display”はめずらしく12分を越す長尺曲。いつもより幾分リズミックな感じがしなくもないけど、これはいつものポータブル。
なんでそれよりはやっぱりB面の2曲でしょうか。さざ波のように押し寄せるパーカッションが心地よい”60hz”,生ギターをフィーチャーした”30hz”共にポータブルにしては珍しくメロディーがあるんですよね。特に悲しみ彩られた”30hz”の方は、彼の楽曲でこんなに感情に訴えかけてくるのは初めてじゃないでしょうか。
これが安易な分かりやすさに流れなければ、次のアルバムは楽しみですね。

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10月30th

MEXICO/Forgiveless(blank)CD

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blcd-1002.jpg 
http://www.blank-records.com/

今年の秋は大豊作な感じですがこれもそんな一枚。U.S.Bからデビューしたメキシコこと山辺純の2年ぶりのセカンド
彼のデビュー・アルバム『Park Avenue』はモノトーンな雰囲気と幻想的なシンセと歌声がとても美しい大傑作だったんだけど、今作は少し印象が変わりましたね。前作がテック・ハウスを基調にしていたのに比べ、今作はビートが強くなって明らかにテクノっぽい。しかも楽曲の幅も広まって、疾走感溢れるダンス・トラックからブレイク・ビーツ、そしてベーチャンっぽいテクノや四つ打ちのダウンビートなど、前作のモノトーンな感じと比べるとはるかにカラフルになった。しかし今作でも変わらないのはシンセと自身による歌の美しさ。トラック・メイカーが自分の歌も披露するのってわりとよくあるけど、そういうのって往々にして味があっても技術的には褒められたものじゃない場合が多いけど、彼の歌は全然そんなレベルじゃないんですよね。ヴォーカルのオーディションで平井堅と優勝を争った、なんてエピソードもあるようだけど、その中性的な澄んだ歌声の美しさは特筆モノ。そしてその歌声と絡み合うシンセの響きも本当に美しい。写真を見ると普通の純朴そうな青年なんだけど、このアルバムはマジで傑作。前作に続いて長く愛聴できそうです。

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Forgiveless

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10月30th

mos def / The New Danger (GEFFEN)CD

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The New Danger
http://www.mosdefmusic.com/

なんかもうやっとやっとって感じですね。盟友タリブ・クウェリと同時期に発売されるセカンド
6年前のファーストブラック・スターのアルバムが正にクラシックと呼ぶにふさわしい名作だったので、期待値はもちろん高かったんだけど、これはなかなか難しいアルバムだねぇ。
一聴してまず印象に残るのは大胆なロックサウンドの導入。イントロダクションに続く”Freaky Black Greetings”のヘヴィなギターリフにはびっくりするし、”Zimzallabim”はまんまヘヴィ・ロック。さらに”Black Jack”にいたってはロックを通り越してブルースだし。そしてアルバム全体の空気がとにかく重苦しい。ジャケットやタイトルからしてかなりメッセージ色の濃い内容だと思うんだよね。私は英語を解せないんだけど、多分ブギー・マンが世を憂いているような感じでしょうか。しかも”Modern Marvel”ではマーヴィン・ゲイの”What’s Going On”まで引用してる。だから前述の2作のような感じを期待するとかなり裏切られる。っていうか私はそうでした。なんだけど、今の時代のサウンド・トラックとしてこんなにふさわしい音もない気もする。そして何でも聴ける味わい深さもっている。でもこのアルバムにはヒップ・ホップの持つ躍動感が決定的に欠けてる気がするなぁ。とにかくモス・デフにまでこんなアルバムを作らせてしまう時代なんだなぁ・・・、と寂しい気分ですね。

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10月30th

FATBOY SLIM / PALOOKAVILLE (SKINT)CD

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Palookaville
http://www.fatboyslim.net/

前作のハウス回帰って個人的には良かったと思ってるんだけど、今回は又ブレイク・ビーツ路線。
本人が「DJでかけるような曲は少ない」と言ってるようにわりと歌もの的な内容なんだけど、それにしてはちょっと弱いなぁ。ほぼ全曲にヴォーカリストが参加してたりヴォイス・サンプルが使われてるんだけど、歌モノとして聴くにはヴォーカルが弱いし、ダンスモノとしては昂揚感が足りないし。なんか中途半端なんだよね。まぁ、その中途半端な感じが彼のいいところのような気はしなくもないけど。BGMとして聴く分には良いかと。

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10月26th

DOUBLE X / A:LIVE (KANZLERAMT)CD

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A Live
http://www.kanzleramt.com/ 

最近地味なクリック/ミニマル・ハウスばかり聴いていて、テクノとはちょっと距離ができつつある感じがしなくもないんだけど、たまにこういうのを聴くとテクノっていいなぁ~とか思っちゃいますね(単純)。Alexander KowalskiとTorsten Litschkoによるユニットのアルバム
音のほうはデトロイティッシュなテクノとしか言いようがないんだけど、完成度が非常に高い。この手のアルバムに多いリスニング志向なものではなく、きちんとフロア・ユース。にもかかわらず上もののシンセの美しさと疾走感は素晴らしいものがあります。まぁ、デトロイティッシュとはいっても、本場デトロイトの音とは違ってファンクネスのあまり感じられない、めちゃめちゃ真っ白な、もろヨーロッパな音なんだけどここまでかっこよきゃ文句も出ません。たまにはクラブに行ってこういうので爆音で踊ってみたいわん。

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