PORTABLE / FLICKER EP (background)12″
![]()
http://www.background-records.de/
この人ってリリース毎に変化は見せているんだけど、かといって大胆な変化を見せる人でもないので指摘がちょっと難しい。
とりあえずA面の”Liquid Crystal Display”はめずらしく12分を越す長尺曲。いつもより幾分リズミックな感じがしなくもないけど、これはいつものポータブル。
なんでそれよりはやっぱりB面の2曲でしょうか。さざ波のように押し寄せるパーカッションが心地よい”60hz”,生ギターをフィーチャーした”30hz”共にポータブルにしては珍しくメロディーがあるんですよね。特に悲しみ彩られた”30hz”の方は、彼の楽曲でこんなに感情に訴えかけてくるのは初めてじゃないでしょうか。
これが安易な分かりやすさに流れなければ、次のアルバムは楽しみですね。
MEXICO/Forgiveless(blank)CD
今年の秋は大豊作な感じですがこれもそんな一枚。U.S.Bからデビューしたメキシコこと山辺純の2年ぶりのセカンド。
彼のデビュー・アルバム『Park Avenue』はモノトーンな雰囲気と幻想的なシンセと歌声がとても美しい大傑作だったんだけど、今作は少し印象が変わりましたね。前作がテック・ハウスを基調にしていたのに比べ、今作はビートが強くなって明らかにテクノっぽい。しかも楽曲の幅も広まって、疾走感溢れるダンス・トラックからブレイク・ビーツ、そしてベーチャンっぽいテクノや四つ打ちのダウンビートなど、前作のモノトーンな感じと比べるとはるかにカラフルになった。しかし今作でも変わらないのはシンセと自身による歌の美しさ。トラック・メイカーが自分の歌も披露するのってわりとよくあるけど、そういうのって往々にして味があっても技術的には褒められたものじゃない場合が多いけど、彼の歌は全然そんなレベルじゃないんですよね。ヴォーカルのオーディションで平井堅と優勝を争った、なんてエピソードもあるようだけど、その中性的な澄んだ歌声の美しさは特筆モノ。そしてその歌声と絡み合うシンセの響きも本当に美しい。写真を見ると普通の純朴そうな青年なんだけど、このアルバムはマジで傑作。前作に続いて長く愛聴できそうです。
mos def / The New Danger (GEFFEN)CD
なんかもうやっとやっとって感じですね。盟友タリブ・クウェリと同時期に発売されるセカンド。
6年前のファーストやブラック・スターのアルバムが正にクラシックと呼ぶにふさわしい名作だったので、期待値はもちろん高かったんだけど、これはなかなか難しいアルバムだねぇ。
一聴してまず印象に残るのは大胆なロックサウンドの導入。イントロダクションに続く”Freaky Black Greetings”のヘヴィなギターリフにはびっくりするし、”Zimzallabim”はまんまヘヴィ・ロック。さらに”Black Jack”にいたってはロックを通り越してブルースだし。そしてアルバム全体の空気がとにかく重苦しい。ジャケットやタイトルからしてかなりメッセージ色の濃い内容だと思うんだよね。私は英語を解せないんだけど、多分ブギー・マンが世を憂いているような感じでしょうか。しかも”Modern Marvel”ではマーヴィン・ゲイの”What’s Going On”まで引用してる。だから前述の2作のような感じを期待するとかなり裏切られる。っていうか私はそうでした。なんだけど、今の時代のサウンド・トラックとしてこんなにふさわしい音もない気もする。そして何でも聴ける味わい深さもっている。でもこのアルバムにはヒップ・ホップの持つ躍動感が決定的に欠けてる気がするなぁ。とにかくモス・デフにまでこんなアルバムを作らせてしまう時代なんだなぁ・・・、と寂しい気分ですね。
FATBOY SLIM / PALOOKAVILLE (SKINT)CD
前作のハウス回帰って個人的には良かったと思ってるんだけど、今回は又ブレイク・ビーツ路線。
本人が「DJでかけるような曲は少ない」と言ってるようにわりと歌もの的な内容なんだけど、それにしてはちょっと弱いなぁ。ほぼ全曲にヴォーカリストが参加してたりヴォイス・サンプルが使われてるんだけど、歌モノとして聴くにはヴォーカルが弱いし、ダンスモノとしては昂揚感が足りないし。なんか中途半端なんだよね。まぁ、その中途半端な感じが彼のいいところのような気はしなくもないけど。BGMとして聴く分には良いかと。
DOUBLE X / A:LIVE (KANZLERAMT)CD
最近地味なクリック/ミニマル・ハウスばかり聴いていて、テクノとはちょっと距離ができつつある感じがしなくもないんだけど、たまにこういうのを聴くとテクノっていいなぁ~とか思っちゃいますね(単純)。Alexander KowalskiとTorsten Litschkoによるユニットのアルバム。
音のほうはデトロイティッシュなテクノとしか言いようがないんだけど、完成度が非常に高い。この手のアルバムに多いリスニング志向なものではなく、きちんとフロア・ユース。にもかかわらず上もののシンセの美しさと疾走感は素晴らしいものがあります。まぁ、デトロイティッシュとはいっても、本場デトロイトの音とは違ってファンクネスのあまり感じられない、めちゃめちゃ真っ白な、もろヨーロッパな音なんだけどここまでかっこよきゃ文句も出ません。たまにはクラブに行ってこういうので爆音で踊ってみたいわん。
Twitter Updates
Calendar
Recently
- 09.01 Damian Lazarus / Smoke The Monster Out (Get Physical) mp3
- 09.01 P Money / Coins To Notes
- 08.31 Jendor / Dark Cloud
- 08.28 Waajeed / The War LP (Fat City) 2CD
- 08.28 EXILE / 愛すべき未来へ (rhythm ZONE) CD
- 08.25 サイプレス上野とロベルト吉野 / ドリーム (ZZ PRODUCTION) CD
- 08.24 JPLS / The Depths (m_nus) mp3
- 08.21 DJ HIDDEN / THE LATER AFTER (AD NOISEAM) CD
- 08.21 ARCHITECT / LOWER LIP INTERFACE (HYMEN) CD
- 08.20 BLASTA / The Incredible Adventures Of Kenzolika & Quetzalcoatl Among The Air Castles (ARGON) CD
月別アーカイブ
- 2010
1 2 3 4 5 6 7 8 9 - 2009
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 - 2008
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 - 2007
1 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 - 2006
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 - 2005
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 - 2004
5 6 7 8 9 10 11 12
Tag Cloud
わりと読まれた記事
- 嵐 / Dream “A” live (J Storm) 2CD - 3,122 views
- 嵐 / Beautiful days (J Storm) CD+DVD - 2,424 views
- 嵐 / All the BEST! 1999-2009 (J Storm) 3CD - 2,343 views
- NEWS / color (Johnny’s Entertainment) CD - 2,303 views
- 嵐 / Step and Go (J Storm)CD - 2,004 views
- 関ジャニ∞ / 無責任ヒーロー (IMPERIAL) CD - 1,887 views
- NEWS / 恋の ABO (Johnny’s Entertainment) CD+DVD - 1,709 views
- LANDS / BANDAGE (J Storm) CD+DVD - 1,671 views
- KAT-TUN のシングルとかアルバムとかライヴとか。 - 1,458 views
- KAT-TUN / White X’mas (J-ONE) CD+DVD - 1,403 views







