KAT-TUN / SIGNAL(J-one)CD+DVD

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http://www.j-storm.co.jp/J-OneRecords/

なんか思いっきりタイミングを逸した感じなんですが、まぁそんなことはいつもの事なので気にせずに。

ジャニーズって SMAP 以降、様々な形で時代との接点を探ってきたと思うんだけど(音楽面の話ね)、それは分かりやすく挙げれば V6 のユーロ・ビートであったり、のラップの導入であったり。そしてこの KAT-TUN というグループは、そういったジャニーズなりのモダニズムというものを突き詰めたグループなんだと解釈してます。
そういった面は楽曲単位でいえばまだバラつきがあるけれど、ジャケット写真などでの徹底したクールなたたずまいや、ラッパーとヒューマン・ビートボクサーを擁しているというアイドルとしては特異な編成は、ジャニーズの本流からは大きく外れるものだと思います。
しかし、だからといってアイドルらしい端々さが失われているわけでは決してなく、「亀梨」「赤西」「田口」というジャニーズらしい端正な3人と、ラッパー「田中」に、ギターを弾き作曲までこなすという「上田」、そしてヒューマン・ビートボクサー「中丸」という、今後の音楽面での鍵を握りそうな3人というバランスも絶妙。

ってなんか真面目に書くのに疲れたので勢いで書いちゃいますけれども、つまりは私は KAT-TUN の好きな理由は、やっぱりカッコいい人のやるカッコいい音楽が聴きたいからなんですよね。
特にここで言及した事はないけれど、ミュージシャンだって矢面に立つ人間なんだから、もっとカッコとかつけてほしいわけですよ、特にテレビに出るような人は。それなのにメガネのデブが叫んでるのとかさぁ、くたびれた顔したとっつぁん坊やが「こなぁ~ゆきぃ~」なんて絶叫してるのとかさぁ(例えが微妙に古いね)、もうそれだけで興味が失せてしまいます。そういった意味でもヴィジュアル系って私は好きだったんだけど、ちょっと復活はなさそうだし、そうなるともうジャニーズに頑張ってもらうしかありません。
そして今までもジャニーズでいい音楽を作っていたグループはたくさんいたけれど、ここまで「かっこよさ」というものを前面に出したグループはそれこそ男闘呼組(?)以来だと思えるし、ジャニーズという軸足を崩すことなく歩幅を広げていく彼らに、私はただただ「カッコいい」という言葉しか浮かびません。

ん~、なんかだんだん何書いてるのか分かるなってきたので音楽について書きましょう。

デビュー作の『Real Face』は彼らの複合的な魅力を上手く封じ込めたいい作品だったけど、今作は比較的ストレートなR&B。最初聴いたときは随分と盛り上がりに欠ける曲だなと思ったんだけど、曲自体は非常にキャッチーでついつい何度も聴いてみたくなっちゃいます。そしてこういったミディアム~スローでの赤西君の歌唱にはまた格別なものがあり、その艶にもう惚れ惚れ。田中君のラップも随分タイトになってきたし、トラックも適度に今っぽさを取り入れていてカッコいい。まぁラップの前の四つ打ちになるところは別にいらなかったと思うんだけど、それでも個人的には十分な出来です。

あとはこの後、外部プロデューサやトラック・メーカを招いて色々挑戦してほしいところなんだけど、それはジャニーズの体質を考えるとちょっと難しいのかなぁ。そうすると前述の音楽面での3人の成長しだいだと思うんだけど、個人的には一番地味な上田君の爆発に期待したいところです。