餓鬼 RANGER/GO 4 BROKE(VICTOR)CD

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http://www.jvcmusic.co.jp/gakiranger/

バウンス・ビートでも畳み掛けるような勢いが印象的だった1、2作目。そこから一転ゆるゆるだった3作目(過去記事)。そしてこの4作目は冒頭のギターに象徴的なように、明確に進化を望んだような内容になってますね。
で、最初そのギター聴いたときは全編ロック仕様なのかと思ったんだけど、実際には今までの和風なフレーズをまぶしながらも、比較的どっしりとしたファンク度高めな曲が並んでます。
まぁそれは別にかまわないんだけど、どうも各曲の方向性がバラバラというか、もっというとグルーヴの種類が違う曲がランダムに並んでるもんだから流れとか勢いがイチイチ途切れるんですよね。だから各曲の出来自体は悪くないんだけど、ひどく散漫な印象を受けてしまいます。過渡期という事でしょうか。
Kreva から、Shingo☆西成擁する ULTRA NANIWATIC MC’S (いい名前!)までと、ゲスト選びのセンスは流石なのだけれど。
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V.A./く Label 【其の二】 100%RAP(く Label)CD

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http://www.kreva.biz/k_label/

前からNITRO MICROPHONE UNDERGROUND とか妄走族が新星堂限定でCD出してるけど、なんでなんでしょうか。特にヒップ・ホップに強い店というイメージもないんだけどなぁ。

で、Kreva が立ち上げた「く Label」のコンピも新星堂限定。現在3まで出てるようだけど、他の2枚はライヴ会場限定なので未聴です。

このコンピの一番の売りといえばやはり参加メンバーの豪華さだと思うんだけど、お馴染みのFGクルー以外にも韻踏合組合DABO餓鬼レンジャーのポチョムキンという、一見脈略の無い面子が参加しているのが特徴でしょうか。

Kreva って Kick The Can Crew の頃からキャッチーな歌モノ路線を追求していたせいか、わりとコアなヒップ・ホップ好きからはあまりよく言われないように思うけど、B BOY PARK のフリー・スタイル・バトル3連覇という側面も持ってるんですよね。そこでソロになったからといってフリー・スタイルにみられる攻撃性を追及するのは一番退屈だと思うので、今の彼の路線というのは支持したいのだけれど、どんどんヒップ・ホップ・シーンとのつながりが希薄になってる気はするんですよね。

でもこのアルバムの参加メンバーを見ると、未だ Kreva とヒップ・ホップ・シーンとのつながりというのは保てれているのだな、というのが分かるというか、むしろ最近の彼の活動も含めてその為だけにあるんじゃないかと思えるんですよね。

というのは、作りがあまりにもいい加減、というとちょっと言い過ぎだけど、とりあえず出来たトラックにラップを乗せてみました、みたいな感じがどうしてもしちゃうんですよね。
まぁ、それこそがヒップ・ホップの根源的な魅力ではないか、といわれればそうなのかもしれないけど、ノリのいいループ一発、みたいなトラックならまだしも、Kreva のみたいに打ち込みでベースの主張があまり無いドラム中心のトラックだと、きちんとラップとトラックが噛み合ってないとグルーヴが出にくい気がするんですよね。

そういった意味で、ここに収められた楽曲群というものはグルーヴに欠けていて、かといって Kreva のソロのような強烈なフックがあるわけでもなく、ひたすら平熱で進んでいくもんだから、全然盛り上がりません。

ということで結局参加メンバーの豪華さしか印象に残らず、っていうかやっぱり DABO は上手いなぁ、って感じです。
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