Jun Yamabe / Disciplined Tracks

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DisciplinedTracksVol.1 by junyamabe

DisciplinedTracksVol.2 by junyamabe

Dinky / May Be Later (VAKANT) 2LP

Dinky / May Be Later (VAKANT)
http://vakant.net/

チリ出身の女性プロデューサー Dinky が2008年に Vakant から発表した3枚目のアルバム。

彼女は初期はともかくとして “Acid In My Fridge” で注目されて以降は Luciano に近い軽快なパーカッシブ・ミニマルを作る事が多く、そんな彼女が、シングルはともかくなぜかアルバムになると妙に Cadenza っぽい作品を出す Vakant からアルバムを出したとなれば、内容は当然のように Cadenza っぽい。

しかしジャケットにも現れているように全体的にどこか靄がかったような暗さがある作品にもなっていて、これはこれで悪くはないものの、しかし彼女らしい軽快さをつぶしている場面も少なくなく、聴いていてなんだかモヤモヤしてしまう。

まぁ代わりにヨーロッパ的な耽美さが感じられるので、面白い作品なのは間違いないんだけど、それでもやっぱり私はいつものすっきり明るい彼女の方が好きかなぁ。

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V.A. / Expansion Contraction (m_nus) mp3

V.A. / Expansion Contraction (m_nus)
http://www.m-nus.com/

一時期はマメにチェックしていた m_nus の音源をほとんど買わなくなってから久しいのですが、2007年に発表されたこのコンピを久し振りに聴いてみても、やっぱり惹かれるものが少ないかなぁ。

その理由に関しては以前よく書いていた通り、和尚の曲の代替品みたいな機能的なアシッド・ミニマルがあまりにも増えすぎたというのが理由なんだけど、それは今聴いても変わらなくて、確かに上手いなぁとは思うものの、それ以上に感じ入るものが少ない。

私と m_nus との縁はまた更に遠くなりそうだ。

Expansion / Contraction - Various Artists
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KREVA / OASYS (PONYCANYON) CD

KREVA / OASYS (PONYCANYON)
http://www.kreva.biz/

前作『心臓』(過去記事)から1年ぶりとなる作品で、自身初となるミニ・アルバムなんだけど、これは前作の中でも Steely Dan を想起させると書いた “Tonaight” が一番好きだった私からすると、ほぼ理想どおりといった進化を遂げた作品だ。

なんでも Kreva は今作からシンセを使ってトラックを作るようになったらしいんだけど、そのせいなのかトラック前作よりも更に洗練されたものになっていて、その無機質とも思える質感からはヒップホップ的な粗さや躍動感はあまり感じられない。

しかし前作同様甘さと憂いの強いヴォーカルと合わさる事により、曲に適度な緊張感を与える事に成功していて、それにより甘くなり過ぎる事がないため、心地よさを保ちながらも非常に聴きやすく、何度も再生ボタンに手が伸びてしまう。

つまり今作は前作以上に AOR っぽい、というかまんま AOR なんだけど、それこそが私が『心臓』の次に求めた方向性であり、本作は Kreva 流 AOR の完成型として全く申し分がない傑作だ。

逆にいうと Kreva にヒップホップを求める向きには取っ付きづらい作品だとも思うが、今年の彼は面白いヒップホップ・ゲームを色々と仕掛けてくれそうなので、そちらもまた楽しみにしたい。

OASYS - KREVA
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NITRO MICROPHONE UNDERGROUND / THE LABORATORY (COLOMBIA MUSIC ENTERTAIMENT) CD

NITRO MICROPHONE UNDERGROUND / THE LABORATORY (COLOMBIA MUSIC ENTERTAIMENT)
http://www.nitrich.com/

私は表現が大げさすぎて「伝説」という言葉をとても積極的につかう気にはなれないのだが、それでも日本のヒップホップにも伝説と呼ばれる瞬間がいくつかあって、中でも NITRO MICROPHONE UNDERGROUND はデビュー時の熱気もあってか、存在そのものが伝説であるかのように聴衆に思わせることに成功したグループでした。

それ以降も彼らは聴衆に適度な飢餓感を与える事により「伝説」の残り香を漂わせ続けてきたわけだが、いよいよ8人揃う事に何の特別感もなくなった現在、前作『SPECIAL FORCE 』(過去記事)から約3年ぶりに発表された本作は、これが伝説の正体ならなんとも寂しい非常に凡庸な作品だ。

なんて書くとどんなに酷い作品なのかと思うかもしれないが、特に完成度が際立って酷い作品というわけではない。でも代わりにどこか良い所を挙げろといわれても頭を抱えてしまうような作品で、やっぱり凡庸と書くしかないのが辛いところ。

でまぁその原因としてどの曲もトラックが良くない、と書きたいところなんだけど(いや、実際それもそうなんだけど)、それよりも各人のラップがとにかく散漫で、全くといっていいほど耳に残らないんだよね。
『SPECIAL FORCE』の時はもうちょっと引っかかるものがあったと思うんだけど、今作は正に右から左。
その中でも SUIKEN は『BACK AGAIN』(過去記事)に続いて往年の勢いを再び感じさせてくれるし、 BIG-Z もどっしりとしたラップで存在感を示しているものの、 S-WORD は最後の作品というつもりで臨んでいるからなのか変に力が入ってしまい一人浮きまくっているし、他の5人に関しては全くといっていいほど印象に残らない。

『SPECIAL FORCE』はイマイチだったものの『BACK AGAIN』が思いのほか良かったので、今作ももしかしたら、という思いがあったのだが、残念な結果に終わってしまったようだ。そしてこれが伝説の最後なのだとしたら、これはお粗末な結末だといわざるを得ない。

The Laboratory - Nitro Microphone Underground
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