Ext / One of the Moments LP (STYLSS) File

Ext / One of the Moments LP (STYLSS)
http://www.stylss.com/

ウクライナのプロデューサー Ext こと Sergey Mogilevsky が2015年1月に発表した、多分初のアルバム。

STYLSS は様々なエレクトリック・ミュージックをリリースしているレーベルなんですが、今作は Burial 以降よく聴くようになった、2ステップっぽいダブステップ。それ以外にも声ネタの使い方含め、かなり Burial っぽいんだけど、ただ本家のように悲しみ渦巻くような感じはないので、すっきりとしており聴きやすく、またヴォイス・サンプルが発する悲哀に共振するかのように振動するベースが印象的な “Causing Passion” 、軽快なリズムが良いアクセントになっている “Dark Moon” 、ストリングスやノイズに溶け込むようなベースと悲しげな上モノの対比が鮮やかな “Metro” など印象的な曲も多く、完成度も高い。

なのでbandcamp のページに「これは私が聴きたかった Burial のレコードだ」という声が載っているのも納得というか、実験を繰り返し良くも悪くも唯一無二の存在になった今の Burial よりも、『UNTRUE』(関連記事)の頃の方が好きという人には、かなり満足度の高い作品ではないかと。

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Love At First Sound, LUUUL, dj_amps, Liquorish Records, Marvel Alexander, Vermin Womb, White Ward

A U D R ALove At First Sound / Nothings Changed
bandcamp、soundcloud、twitter それぞれで出身地が異なっているので、何処の人だかよく分からないシンガー/ラッパーさん。前半は沈み込むような重いビートに囁くようなヴォーカルが乗り、女性のナレーションを挟んでの後半は情緒的な R&B と2部構成になっている不思議な曲。他に上がっている曲と纏めて『A U D R A 』というアルバムになるもよう。
Listen To The SeaLUUUL / Listen To The Sea
いつも参考にさせてもらっているブログ「Nobody Loves Me」で紹介されていたんで聴いてみた、ベルギーのプロデューサー Romain Bauthier さんのプロジェクト LUUUL の3曲入り EP。ゆったりとした4つ打ちのビートに柔らかなギターが乗る、という構成は3曲とも同じなんだけど、ギターの音色の心地よさと、メロディの素晴らしさだけで全然 OK な感じ。
DownloadCiara / Body Party (Amps Footwork Re-mix)
群馬在住のトラックメイカーが Ciara の曲をリミックスしたもの。奇抜さはないが、原曲の雰囲気を損なわずにジュークにした好リミックス。
XMAS LP - Vol.3V.A. / XMAS LP – Vol.3
オランダのレーベル Liquorish Records が2014年末に出したクリスマス・コンピ(今更紹介かよって感じですが)。
基本的にジュークがほとんどなんだけど、中にはムード歌謡みたいな曲があったりと、ごった煮感覚が楽しい。日本人アーティストも多数。
Dont Die YetMarvel Alexander / Dont Die Yet
L.A. のラッパーさんがアルバム『Don’t Die Yet』からフリーで配信した曲。Sango のプロデュースの割には地味な曲で、抑揚が大きいラップは可もなく不可もなく。
PermanenceVermin Womb / Permanence
アメリカのデスメタル・バンドが2014年9月に発表した、多分初のアルバム。最近ブラック・メタルばかりでデス・メタルはほとんど聴かないんだけど、これは超突猛進という感じがひたすらカッコいい。
RiptideWhite Ward / Riptide
ウクライナのブラックメタル・バンドが昨年出した EP 。激しさよりも情緒性が前面に出ているので、この手のものとしては比較的聴きやすい(ヴォーカルはもちろんアレですが)。

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STL / At Disconnected Moments (Something) 2LP, File

STL / At Disconnected Moments (Something)STL / At Disconnected Moments (Something)
http://www.something-records.com/

STL こと Stephan Laubner が2014年2月に発表したアルバム。
今作は初めて Something 以外のレーベルである Smallville からのアルバムリリースという事で話題になった(シングルは他のレーベルから出してたけど)んですが、何か気に食わなかったのか、ほぼ同内容のアルバムを Something からもリリースしていて(しかもこちらの方が1曲多い)、相変わらずこの人はよく分かりません。
ということで私はアナログを Smallville の、データを Something からのものを買っています。

この人って元々はくぐもった音色のデトロイト系のロウ・ハウスを量産していたんだけど、今作はその時期に比べると随分とスッキリした音作りのミニマル・ダブになっている。まぁスッキリしてるといっても、それはあくまで以前の STL と比べてなので、一般的なレベルでいえば十分くぐもった音色ではあるのだけれど、あの音込みで STL の個性だと思っている人間からすると、ちょっと漂白されたような印象が強い。

全体の作風としては STL らしさは十分に出ている完成度の高いものだし、歪んだ低音と甘い上モノの対比が美しい Amelie’s Dub” 、強迫観念的に次々に音が押し寄せる “Ghostly Ambit” など、いい曲も少なくはないんだけど、どうしても物足りなさを覚えてしまうのです。

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