木村カエラ / MIETA (Victor) CD

MIETA
http://www.ela-music.com/

木村カエラが2014年に発表した通算8枚目のアルバム。

今作からの曲をいくつか小さい音のラジオで聴いたときに、今回はずいぶんと弾けたポップな作風なのだなぁ、と思ったのだけれど、実際 CD でそれなりの音量で聴いてみると、ギターが前面に出ていて、思いのほかロック色が濃い。

まぁつまりはいつも通りの木村カエラという感じなんだけど、弾けた曲が多いというのも事実で、勢いのあるアレンジとも相まって、小気味よく聴ける。

難を書けば、随分と直球な応援歌的な歌詞が多い事かしら。この人の歌詞って昔からこんなだったっけ・・・。

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Aardvarck / ClassicaLoops (Self Released) mp3

Aardvarck / ClassicaLoops
https://www.facebook.com/Aardvarck-1470564243217543/

オランダのプロデューサーである Aardvarck が今年1月にフリーで発表した作品集。

この人は Delsin からのデビュー・アルバムの時点では、デトロイト・フォロワー的な立ち位置だったのが、徐々にビート・ミュージックの色を濃くしていったわけですが、今作では一転、クラシックから主にピアノの部分をサンプリングしたものになっている。

ただタイトルにあるようなループ感の強いものではなく、また新たにビートが足されているということもないので、普通にピアノの独奏と言われたら信じてしまいそうな感じではあるので、これをなんで Aerdvarck が、っていうのはちょっとよく分からないのだけれど、まぁこの美しさの前ではそんな事どうでもいいかな。

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SLEEPARCHIVE / ARCHIVE NUMBER 013 (Sleeparchive) Flac

SLEEPARCHIVE / ARCHIVE NUMBER 013
http://www.sleeparchive.de/

なんだかんだで地道に活動してる Sleeparchive さんのシングル。

まぁこの人の場合は音がミニマルな分、時代がどうなろうと変わらない感じなので、今作もいつもの Sleeparchive ではあるのだけれど、その変わらなさは素晴らしいなと。

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Soulphiction / Riot Party II (Musik Krause) Flac

Soulphiction / Riot Party II
http://musikkrause.de/

Musik Krause から Soulphiction が2014年に発表した EP の続編。

今作に関しては何はなくとも1曲目の “Misty Roots” で、揺らめくようなオルガンとビートの絡みが気持ち良くて、本当に好きすぎる。この人はハウス系の人にしては珍しく短い曲の方が良いものが多い気がするんですが、今作も大当たり。残りの2曲も、ファンキーな “Bricks” と、低音の歪んだデトロイト・ハウスな “Amerika” ともに良く、3曲しか収録されていないのが非常に惜しい。

この人に関してはそろそろアルバム聴きたいところなんですが、その前に、今作の続編でパーが出る感じなんでしょうか(前作がグー、今作がチョキなので)。

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V.A. / Vol. 1 (listen2me) Flac

V.A. / Vol. 1 (listen2me)
http://listen2me.ro/

ダメ押しで Listen2me から、Șerb なども参加した2014年のコンピ。

ほぼほぼミニマル・テクノではあるんだけど、音は思いのほか派手で、最近の Future Bass なんかとの親和性も感じたり。まぁ私がそもそも Future Bass ってよく分かってないんだけど。
そんな中ノイズ・アンビエントをぶち込む ПЕГЕ さんが素敵です。

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FJORD / Estasis (listen2me) Flac

FJORD / Estasis (listen2me)
http://listen2me.ro/

同じくルーマニアのレーベル listen2me から、 C L N K と mgch によるユニット FJORD が2015年に出したシングル。

こちらも所謂ルーマニア系の音とは一線を画する、重たいキックで突き進むミニマル・テクノ。ただある種通好みな印象も強いルーマニア系の音よりも、こちらは適度に音数も多いので、とっつきやすさはこちらの方が上かも。
上モノがきれいなのに、蠢くような低音がすごい “Inferno” はかなり好み。

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Șerb / Transient Recs 1 (listen2me) Flac

Șerb / Transient Recs 1 (listen2me)
http://listen2me.ro/

ルーマニア系っていいますと、音数を絞った乾いた音色で、展開のあまりないミニマル・テクノ/ハウスを連想してしまうんですが、Șerban Ilicevici のユニットである Șerb のシングルは、そういった音を想像していると少々面食らうかもしれない。
というのも空間的に広がりのあるシンセと、動きの多いながらも太いベースは、どちらかといえばミニマル・ダブの要素を感じさせるもので、上記のような音とはかなり隔たりがあるんだけど、一方で、そういえばルーマニアって Cosmin TRG もいたな、と考えると腑に落ちる音にもなっていて、彼の地のテクノとベース系の交錯点としてなかなか興味深い。

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V.A. / Dinsubsol Romanesc Volum 2 (Dinsubsol) mp3

V.A. / Dinsubsol Romanesc Volum 2 (Dinsubsol)
https://www.facebook.com/Dinsubsol

ルーマニアのエージェンシーが編纂したルーマニアン・ミニマルのコンピレーション。

参加しているのはAlex BaciuCoxxoMihai PolMotivNicviusPantecPlusculaarPuxumosStefan BarzaTreescapeVPRYes PlsZgirie Disc、という13組で、全てルーマニアのプロデューサー。
(わざわざ書くのもあれだが、全員分のリンク探すのすげぇ大変だった…)

内容的にはルーマニア系らしいゆったりとしたミニマルがほとんどで、意外性には乏しいものの、完成度はどれも高く、中でも淡い色彩でまとめられた Treescape の “Poeme (Original Mix)” はかなりツボ。

ちなみに私はここに参加しているアーティストは知らない人ばかりだったので、まだまだルーマニアは奥が深いなと思わされたし、1年前に発表された『VOL. 1』もまだ落とせるので、興味のある人には色々と世界を広げてくれるコンピではないかと。

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SIT / SIDEWAYS LP (Amphia) 5LP

SIT / SIDEWAYS LPSIT / SIDEWAYS LPSIT / SIDEWAYS LP
http://www.amphia.ro/

ルーマニアの若手の中でも注目度の高い Cristi Cons と Vlad Caia が運営するレーベル Amphia から、その二人によるユニット SIT のファースト・アルバム。2015年末から半年くらいかけて 2LP で2枚と 1LP の3回に分けて発売された、実質5枚組にもなる大作。

1曲目の “Assemble” がゆったりしたミニマル・ダブ、2枚目に収録された “Moody” がアブストラクトなヒップホップ、3枚目の最後を飾る “Shadow” がエレクトロっぽかったりと、1枚に1曲は意外性があるというか、アルバムらしい曲が収録されているんだけど、それ以外は比較的直球のミニマル・ハウス。そのどれもが悪くはないんだけど、これだけ曲数あるわりには幅がなくて、これだったら曲数半分でよかったんじゃない、って気がしてしまう。
CD用とかに纏めて再編集とかしてくれると、また印象変わる気もするけど。

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DAN ANDREI / PARCUL COSMOS LP ([a:rpia:r]) 2LP

DAN ANDREI / PARCUL COSMOS LP ([a:rpia:r])
http://www.arpiar.ro/

あけましておめでとうございます。昨年はもっぱら年間ベストを掲載するくらいしか更新していなかったのですが、今年はどうでしょう。とりあえず昨年は音楽をちゃんと聴く時間は減る一方なのに、買う量は増加傾向なせいで、聴けてない盤がまだかなりあるので、今年はもうちょっと聴く枚数を絞りたいんですが、まぁ毎年同じ事思っているので、多分変わらんのでしょう。

ということで、昨年を振り返りがてら手短に。

昨年のテクノに関してはルーマニア系とうるさい系二本柱を中心に、というのは変わらなかったんですが、ルーマニア系は前半は良作が多かったものの、後半はあまり目立つものがなかった印象です。まぁそれは私がアルバム中心に追っかけているからというのもあるんでしょうが。とりあえず今年はもうすぐ SUBLEEJay Bliss のアルバムが出るので期待したいところです。

そんなルーマニア系の中心レーベル [a:rpia:r] から2015年末に出た DAN ANDREI のファースト・アルバム。

この人は同レーベルから2014年に発売された Raresh のリミックス盤でも一人イマイチなリミックスを提供していたんですが、今作もイマイチかなぁ。上モノとかは結構きれいなんだけど、どうも全体的に線が細いのよね。まぁそれは良く捉えれば繊細ともいえて、デトロイト系との親和性も感じさせたりするんだけど(エレクトロっぽい曲もあるし)、やっぱ中途半端かな。でもレコード屋から早々に無くなった印象があるので、人気はあるっぽいけど。

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