2018年上半期ベスト

kZm / DIMENSION
BAD HOP / Bad Hop House
Quentin Chei / LRV
Ru Pilly de B / bandcamp
Microlab / Capriciu
宇多田ヒカル / 初恋
KAT-TUN / Ask Yourself
NEWS / EPCOTIA
Ryan Porter / The Optimist
Fumiya Tanaka / BEAUTIFUL DAYS
漢 a.k.a GAMI / ON THE WAY -Mixed By DJ Gattem-
Barac / bandcamp
Sly & Robbie meets Nils Petter Molvær feat Eivind Aarset and Vladislav Delay / Nordub
Tinashe / Joyride
Eomac / Reconnect
NF Zessho / CURE
V.A. / Minimal Selection 001
ILL CONSIDERED / ILL CONSIDERED 3
Sango / In the Comfort Of
Tohji / 9.97
呂布カルマ / SUPERSALT

今年は私もとうとう Spotify を導入しまして、聴ける音楽が一気に広がったものの、やはり聴く時間が必要なのは変わりなく、また気分的な落ち込みで音楽をあまり聞く気になれなかったりと、例年に比べると音楽に接する機会の少ない半年間であったかなと。
そんな中、比較的聴いた盤を21枚。全部CDかデータで買ったもの。ストリーミングはどうしても流し聞きになってしまうのと、アナログも買ってはいるものの、あんまりちゃんと聴けなかったです。
あと旧譜では KAT-TUN と B’z をよく聴いておりました(『The 7th Blues』が良いなぁと)。

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Shisa & Choongum / Hearts (Self Released) mp3

Shisa & Choongum / Hearts (Self Released)

ネタのストックが尽きてきたのでフリーの音源で適当にお茶濁し。

アメリカのプロデューサー Shisa と Choongum が今年の夏に出したコラボ盤。

まぁコラボといってもオリジナルは表題曲だけなんですが(あとはリミックス)、これがなかなかの聞き物。基本的にはダブステップっぽいヒップホップという趣きながら、全体的にエレクトリックな質感の音作りと、”Passion” からサンプリングした宇多田ヒカルのヴォーカル、浮遊感のあるシンセでアンビエントっぽさを出しながら、それでいてしっかりと刻まれるビートは力強く、重すぎず軽すぎずバランスが絶妙。

一方リミックスに関しては玉石混合といった感じながら、パーカッションとクラップでゆらゆらとリズムを刻む Kelle のリミックスや、原曲の雰囲気ぶち壊しで重たいビートとノイズを使った Le Sphinxx のリミックスとか面白い。あとダブ・テクノっぽい GH もなかなか。

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BEST ALBUM of 2008

  1. Bruno Pronsato / Why Can't We Be Like Us
  2. FUMIYA TANAKA / Unknown 3
  3. 宇多田ヒカル / HEART STATION
  4. KAT-TUN III -QUEEN OF PIRATES-
  5. OUTLET BLUES
  6. RYTHEM / 23
  7. Pom Pom / Pom Pom CD 001
  8. Metawuffmischfelge
  9. Ufomammut / Idolum
  10. SND / 4, 5, 6
  1. Bruno Pronsato / Why Can’t We Be Like Us
  2. FUMIYA TANAKA / Unknown 3
  3. 宇多田ヒカル / HEART STATION
  4. KAT-TUN / KAT-TUN III -QUEEN OF PIRATES-
  5. NORIKIYO / OUTLET BLUES
  6. RYTHEM / 23
  7. Pom Pom / Pom Pom CD 001
  8. Wighnomy Brothers / Metawuffmischfelge
  9. Ufomammut / Idolum
  10. SND / 4, 5, 6
  11. BES from Swanky Swipe / REBUILD
  12. Jun Yamabe & Enitokwa / Bisai
  13. Mr. BEATS a.k.a. DJ CELORY / BEAUTIFUL TOMORROW
  14. 2562 / aerial
  15. BUTANE / Becoming
  16. MADTEO / MEMORIA
  17. 244 ENDLI-x / I AND 愛
  18. NEWS / color
  19. BUN / BUUUUULL SHHHHHIT
  20. Perfume / GAME

みなさんあけましておめでとうございます、 shooter です。
昨年は小室哲哉が逮捕されたり、飯島愛が他界したり、自分の中である時代が終わったことを強烈に感じた年だったんですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。私はといえば、正月だろうがいつもの休日と変わらず、怠惰に時間を浪費しております。今年こそはもう少し時間の使い方が上手くなりたいものです。

ということで、昨日のシングルに引き続き、私が2008年によく聴いたアルバムです。

今年は全体的に良作が多かったので、1位はけっこう迷ったんですが、やはりミニマルの音楽的進化の可能性を鮮やかに提示してみせた Bruno Pronsato 。個人的にはここ数年のテクノ/ミニマルの中でも最重要作の一つだと思ってるんだけど、他のベストとか見ると、どうやらそう思っているのは私だけみたいですね。がっくし。因みに私が海外のアーティストの作品を1位に選ぶのは、なんと96年の Nirvana 以来。以外に邦楽志向の人間なようです。

そして、6位までのものはどれも1位と入れ替わってもおかしくない傑作揃い。他のものに関しても、順位はほとんど便宜上のもので、非常に充実した作品ばかりでした。あと基本的に、メジャーなものよりアンダーグラウンドなものを優先させています。

あとは例年通り、紹介した作品の少なさに反省しきりなのですが、とりあえずここに挙げた作品くらいは、後追いで徐々に紹介していきたいとは思っています。あと今年も ecrn award の方にも投稿してますので、お暇な方はそちらも見てみてください。

今年の5月でこのブログをはじめて丸5年になるので、そろそろこのブログの有り様も変化させたいなと思っているんだけど、まだどうなるか全然分かりません。とりあえず相変わらずマイペースに、ぼちぼちと更新していきたいとは思っています。それでは今年もよろしくお願いいたします。

宇多田ヒカル / Beautiful World (EMI)CD

Beautiful World
http://www.emimusic.jp/hikki/

世間では前作の『Flavor Of Life』を復活作と捉えている人が多いようだけど、それは売り上げ的な部分だけの話であって、音楽的には『DEEP RIVER』以降の売上不振期のほうが興味深いを思っています。それは時代と歩を同じにするかのように悲しみの色合いを増していった『誰かの願いが叶うころ』と『Be My Last』、そして「超憂鬱」といいながらも、その悲しみを軽やかに鳴らしてみせた『ULTRA BLUE』と、非常に自分の音世界を深化させた表現を聴かせてくれているからです。
しかしポップスとしての訴求力に今一つ欠けたのも事実なわけで、そこら辺踏まえてまたポップな方にいってみたのが前作でした。

そして今作はといいますと、今までの宇多田ヒカルのシングルが、彼女の音楽的変換を如実に表した刺激的なものだと思っている者からしてみれば、前作のヒットを受けてよりポップな側面を打ち出した、という以上の意味を見出せないなぁ。
まぁそれと出来不出来は別の話で、2曲とも物凄くいいんだけど、 “Beautiful World” が “This Is Love” の焼き直しっぽいのがどうもなぁ。その分はっちゃけた “Kiss & Cry” は非常に好きで、適度にタメの効いたビートといい、言葉遊びの部分だったり、よくある歌モノヒップ・ホップの100倍イイ。 “Fly Me To The Moon ” のニューミックスはオリジナルとの違いがよく分からん。

ということでこのシングル自体は好きなんだけど、やっぱり彼女にはそれ以上を求めてしまうし、結局この2曲でも、昔のような大サビがドカ~ンとくるような曲に比べればポップスとしては弱いんだよね。そこら辺も含めて今後どういった方向性をみせてくれるのか楽しみにしております。

宇多田ヒカル - Beautiful World / Kiss & Cry - EP
amazon.co.jp

[あとブログ・パーツはってみた]

宇多田ヒカル/Flavor Of Life(東芝EMI)CD

宇多田ヒカル/Flavor Of Life
http://www.toshiba-emi.co.jp/hikki/

このブログを今まで知らなかった人ははじめまして、このブログを見捨てずにまた来てくれた方はありがとう、そしてもうブックマークから削除してしまったという人はさようなら。
ということで、データベースの事なんか何にも分からないくせに、下手にいじってしまったせいでデータが全部消えてしまった shooter です。去年までの分はまた seesaa からインポートすればいいんだけど、今年からの分はバックアップも取ってなかったんで完全消滅。コメント等をくれた方には本当に申し訳ないです。当然デザインとかも一からやり直し。まぁそれは過去記事のインポート共々のんびりやろうかと思います。

なんか久しぶりに好調な売り上げだという宇多田ヒカルのニュー・シングル。
個人的に前作の『Ultra Blue』は2006年のベストだったんだけど(他のはこちら見てください)、その好調ぶりは続いているというか、前作でみせた憂いを軽やかに表現する方法を完全に会得した感じですね。テーマの方は “誰かの願いが叶うころ” を思わせる恋愛のどうしようもならない部分を歌ったものなんだけど、切々と訴えかけるようだった “誰かの願いが叶うころ” に比べると、いい意味で聞き流せるような感覚がある。そういった意味ではドラマで使われているバラード・ヴァージョンよりはこのシングルのオリジナル・ヴァージョンの方が好き。とはいってもリミックスを含めた3ヴァージョンとも宇多田ヒカルの様々な顔を見せてくれて、いやいやいいシングルです。

宇多田ヒカル - Flavor Of Life - EP
@TOWER JP

utada / EXODUS(ISLAND)CD

EXODUS
http://www.utada.jp/

まぁ、なんだかんだ言って気になるのが正直な所なので時間をみつけては聴いているのだけれど(それでも2回くらい)、ん~、とりあえずの感想を。

まだあどけなさを残しながらもデビューしてからもう6年になるのかな?それから時が経つにつれ、まるで時代の空気と呼応するかのように彼女の表現は重さを増してきて、前作に当たる『誰かの願いが叶うころ』は彼女の作品の中でも最も重い曲になったと思うんですね。確かに地味な曲ではあるのであまり受けはよろしくなかったようだけど、私は彼女の祈りにも似た真摯な気持ちが伝わってきてこの人の中でも最も好きな曲なんだけど、同時にこれから先がない感じもしたんですよね。だから心機一転、てな感じで新しい宇多田ヒカルがこの盤では聴けると思ったんですよ。

でもねぇ~、どうなんでしょう。とりあえず路線としてはもう完全に米メインストリームのR&Bかアイドル・ポップってな感じ。変拍子のリズムとかオリエンタルな上ものとかも聴けるけど、そんなもの今どきそこら中に溢れてるからねぇ。はっきりいって正に「全米デビュー作」って感じ。こんなもの今さら聴かされても面白くもなんともないですわ。今までのアルバムって彼女の雑多な音楽性が結構でてたと思うんだけど、このアルバムってそれがないんだよねぇ。英語で歌われると彼女の歌もそう感情に訴えかけてくるものでもないし。こうなってくると今まで彼女の何が好きだったのかもよく分からなくなってくるなぁ。
ってまだ2,3回しか聴いてないのに辛口に書きすぎたかな?何ヶ月か後に手のひら返してたらごめん。

[Tracklist]

宇羅々ヒカル/LOVER(elegant disc)CDR

lover 
 
なんだかAV女優かはたまた声優アイドルか、って感じのジャケに釣られて。一応プロデューサーのイトウヒデノブに渋谷でスカウトされた15歳の女の子らしいんだけど、架空アイドルという話もあって、表題曲のヴォーカルから感じられる色気からすると後者な感じはしますけど。その表題曲はエレクトロニカ風味のトラックとウィスパー・ヴォイスがクールなポップチューンでクオリティは高し。でも一番面白いのは3曲目の”UTADA/MEDLEY”で、宇多田ヒカルの曲をBGMに男三人がくだらねぇ話をしているんだけど、やばくてラジオとかでは掛けられないですね。