pepe bradock / LES AVENTURES DE PEPE BRADOCK (Atavisme) 12″

pepe bradock / LES AVENTURES DE PEPE BRADOCK (Atavisme)
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2007年に『RHAPSODY IN PAIN』(過去記事)で復活して以降、わりと実験的なリリースの続いていた Pepe Bradock なんですが、ここにきて満を持してのダンス・トラック。

とはいっても、コレの前に International Pony のリミックス(過去記事)があったので(さらにその前には Pete Namlook のリミックスもあったし)、それほど衝撃はなかったんだけど、前作『Pistes Insolites Vol.2 : Intriguing Feathered Creature』(過去記事)では、上モノだけでダンス・グルーヴを作り出していたわけで、今作のようにしっかりとしたリズムが入るとさらに格別。寄せては返すような上モノも非常に美しい。
裏の “HINTS OF DELUSION” は、前3作を踏襲するような、リズムのない曲なんだけど、さらに楽曲性が高くなっていて、これまた素晴らしい。傑作。

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pepe bradock / Pistes Insolites Vol.2 : Intriguing Feathered Creature (Atavisme)12″

Pistes Insolites Vol.2 : Intriguing Feathered Creature
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復活後はいいペースでリリースを重ねている pepe bradock のシングル。とはいっても、復活後のシングルはどれも以前のような重厚なハウス・グルーヴを味わえるものではなく、どちらかといえば実験的な色合いの濃いものだったけど、今作も前作『sakura incident』同様、リズム音は最小限に抑えられていて、鳥の鳴き声をバックに、彼にしては陽気ともいえるメロディが飛び交う南国風味なハウス・チューン。そして前作がそうだったように、今作も上モノだけで見事にハウスのグルーヴを保持していて、そのグルーヴはさらに強くなっているんだから恐れ入る。
このフランスの鬼才が、一体どこに向かおうとしてるのかは、私にはさっぱり分からないけれど、それでも近々とんでもない傑作をモノにするのではないかという予感がする1枚です。

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pepe bradock / sakura incident (Atavisme)12″

sakura incident
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pepe bradock による片面プレスのシングル。
この前の『RHAPSODY IN PAIN』(過去記事)も実験的な作品だったけど、今作もよく分からん曲だねぇ。
変則的なキックの上で、断片的なメロディが重層的に配置されていて、とても踊れるような曲ではないんだけど、しかし同時にギリギリのラインでハウスのグルーズを保持しているのも事実で、その絶妙なバランスの上で成り立つたゆたうような感覚がとても気持ちいい。
前作に続いてハウスの定型を打ち壊すような作品なのは間違いないし、この実験の果てに復活があるのだとしたら、もう楽しみでしょうがない。

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PEPE BRADOCK/RHAPSODY IN PAIN(ATAVISME)12″

PEPE BRADOCK/RHAPSODY IN PAIN
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最近すっかり音沙汰のなかった Pepe Bradock の前作から4年ぶりとなるシングル。でもどうやら限定盤のようなのでこれで再始動という感じではなさそうですね。
しかも曲のほうもずいぶんと実験的で、表題曲はタイトル通り人間の叫び声や呻き声をサンプリングしたもの。リズムのほうも序盤こそは弱々しい4つ打ちのキックから始まるものの、以降はあまりはっきりとしたリズムもなく、やっぱりこれはミックスして何ぼという感じですね。それは片面に収録されたアカペラ・ヴァージョンも同様で、唯一単独で聴けるとすれば重量感のあるミニマル・トラックの “Bonus Beat” だけかなぁ。
しかし Pepe Bradock の変態性がいかんなく発揮されてるのは間違いないわけで、次回はもう少し聴き易いのお願いしたいところです。

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[Tracklist]