Loco Dice / 7 Dunham Place Remixed (DESOLAT) mp3

Loco Dice / 7 Dunham Place Remixed (DESOLAT)
http://www.desolat.com/

一体どういった人脈で連れてくるのかは分からないが、とにかく毎回豪華な Loco Dice 主催のレーベル Desolat なわけですが、昨年のアルバム『7 DUNHAM PLACE』(過去記事)からのリミックス・カットとなる本作も、非常に豪華なリミキサー陣となっています。

まずはチリ出身、現在は Hardwax で働いている(働いてただっけ?) Cassy のリミックス。彼女は非常に湿り気のある、割とぼやかしたような音像のトラックを作ることが多い人なんですが、今作では丸みを帯びながらもくっきりとした音像に仕上げていて、全然悪くはないものの、彼女特有のぬめり気がない分物足りないかしら。
そして同じくチリ出身の Luciano によるリミックスは、若干サイケデリックな色合い漂う、彼にしては珍しい感じのリミックスなんだけど、これも Cassy 同様、悪くないんだけど、いつもの Luciano の水準からするとちょっと下がるかな。

一方今作で奮闘してるのがベテラン勢で、 DJ Sneak による “Pimp Jackson Is Talkin’ Now” のリミックスは、原曲がシカゴっぽいせいもあってか、跳ねるリズムを軸にした、かなりファンキーな仕上がりで、かなり盛り上がる。また Mike Huckaby によるリミックスも、単体で聴いてあまり踊る感じになる曲ではないものの、ループするピアノが独特な雰囲気を醸し出していて、呪術的な魅力を放つミニマル・トラックになっていて面白い。

試聴

Tadeo / Cosmos remixes (Apnea) 12″

Cosmos remixes
http://www.apnearecords.com/

2007年リリースの、 Apnea の15番のリミックス盤。

最近ミニマル・ダブっていうと、 Echospace なんかの、ディレイをバリバリにかけた霧中サウンドが思い出されますが、本家ベーチャン一家の Substance による今作のリミックスは、ミニマル・ダブの代名詞ともいえるディレイは抑え目にし、残響音を最小限にしているものの、代わりにデトロイト系にも近い疾走感を手に入れていて、初期 Basic Channel に近いようで微妙に違う、地味に新鮮な好トラック。なんかこう書くとあんまり褒めてないように思われるかもしれないけど、逆にいえば、ミニマル・ダブという分野において、僅かでもいいから新鮮さを感じさせる表現がどれだけあるのかという話で、そういった意味でも素晴らしい。
一方の Cassy のリミックスは、相変わらずの低温多湿なぬめっとしたミニマルで、気持ち良いと気持ち悪いの境界線を攻め続けていて、こちらも好リミックス。いい盤です。

Tadeo - Cosmos Remixes - EP

DINKY / Get Lost 03 (Crosstown rebels)mp3

Get Lost 03
http://www.crosstownrebels.com/

チリ出身の女性アーティスト、 Dinky が昨年 Crosstown rebels から出したミックスCDが、何故か彼女のサイトからフリーで落とせるようになっているのでご紹介。
チリ出身の女性アーティストというと、彼女のほかに最近では Cassy がいますが、 Cassy が Villalobos に近い、大雑把にいえばねっとり系なのに対して、 Dinky の方は Luciano に近い爽やか系で、このミックスも、基本パーカッシブなもの中心に、しかし終始軽快さを失わずに進むので、気持ちよく聴ける。
まぁ難をいえば、あまり抑揚がなく、特に大きな盛り上がりがないまま終わってしまうので、騒ぎたい人には不向きだろうけれど、彼女は夏に自身のレーベル Horizontal のショウケース・ミックスを、秋には Vakant から3枚目のアルバムと、リリースが続く予定なので、これで予習するのもいいのではないかと。

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perlon

PERL2
DIMBIMAN
PERL3
hombre ojo
PERL4
narcottic syntax
PERL5
MARKUS NIKOLAI
PERL13
STEPHAN LAUBNER/RIC Y MARTIN
PERL16
SENSE CLUB/VILLALOBOS
PERL20
BENJAMIN WILD
PERL23CD
V.A. / SUPERLONGEVITY
PERL24
AKUFEN
PERL32
LUCIANO AND MATHEW JONSON
PERL36
V.A. / SUPERLONGEVITY
PERL38
MINIMAL MAN
PERL39
NARCOTIC SYNTAX / CALCULATED EXTRAVAGANT LICENTIOUSNESS EP
PERL40
BABY FORD / BASKING IN THE BRAKELIGHTS
PERL41
COPACABANNARK / TO BEACH OR NOT TO BEACH
PERL42
HORROR INC.
PERL43
RICARDO VILLALOBOS / THE AU HAREM D’ARCHIMEDE
PERL44
MORANE
PERL45
NARCOTIC SYNTAX / REPTILE SWEAT ACCELERATOR EP
PERL46
MELCHIOR PRODUCTIONS LTD.
PERL47CD
ARK / CALIENTE
PERL48
RICARDO VILLALOBOS
PERL49
MATT JOHN / JOKER FAMILY PARK ONE
PERL50
DANDY JACK AND THE JUNCTION SM / LOS SIETE CASTIGOS
PERL51
STEFAN GOLDMANN
PERL52
CASSY
PERL53
PANTYTEC
PERL54
MATT JOHN / JOKER FAMILY PARK TWO
PERL55
AUDIO WERNER
PERL56
V.A. / SUPERLOOOONGEVITY
PERL57
STL / THE EARLY TRACKS
PERL58
MELCHIOR PRODUCTIONS LTD.
PERL59
RICARDO VILLALOBOS
PERL60
HALF HAWAII
PERL61
BABY FORD & ZIP
PERL62
LUCIANO
PERL63
SOUL CAPSULE
PERL63.5
SOUL CAPSULE / WAITING 4 A WAY
PERL64
CASSY / NIL DESPERANDUM
PERL65
MELCHIOR PRODUCTIONS LTD.
PERL66
MELCHIOR PRODUCTIONS LTD. / NO DISCO FUTURE

V.A./THE SILVERBIRD CASINO(dnp)CD

V.A./THE SILVERBIRD CASINO
http://www.dnp-music.com/

一時期の勢いはすっかりなくなり、またぼちぼちな更新ペースになっておりますが、最近はそれ程塩化ヴィニールも合成プラスチックも買っていないはずなのに紹介してない音盤が溜まる一方。なのでここら辺で矢継ぎ早に紹介でもしようかと思うのですが、如何せんやる気が出ない・・・。
とまぁいきなり後ろ向きですが、このアルバム自体は比較的よく聴いていて、出たのは去年の末かな?とりあえず面子の豪華さに抗えず買ったコンピであります。

まず冒頭の Cassy の曲が強烈で、所謂チリアン・ミニマルの人ってぬめり気のあるトラックを作る人が多いけど、そのなかでもこの Cassy は飛びぬけてますね。いつものように自身の声を使ったトラックなんだけど、8分強ひたすら耳に生ぬるい息を吹きかけられているような気持ち悪さがあって、でもその気持ち悪さが癖になる。以降もアブストラクトな Dimbiman 、パーカッシブながら美しい Luciano 、そしていつも通り激ミニマルな Sleeparchive と、総じてトラックのレベルは高い。さらに最後の Ricardo Villalobos がまたネチネチとしたいやらしいトラックで、なんか湿度の高さが非常に印象的な一枚。ちょっと面子の豪華さのわりに内容は好事家向けな感じもするけど、いいコンピです。

試聴
@TOWER.JP

amazon
[Tracklist]

CASSY/Panoramabar 01(Ostgut Ton)CD

CASSY/Panoramabar 01
http://www.ostgut.de/ton/

ついでにもう1枚、女性によるミックスCDを。
この Cassy という人はチリ出身で、同じくチリ出身の LucianoVillalobos の作品に参加したり、自身も Perlon 等からシングルを出しています。

こちらの方は踊るというよりは、どちらかといえばリスニング向けなんだけど、選曲が幅広い。まぁそうはいっても基本四つ打ちのテクノかハウスがほとんどなんだけど、様々なムードの曲が混在していて、でもそれを実にスムーズにミックスしていて、なんかちょっとした旅気分。それでいて、後半に行くにしたがって自身の関わった曲をはさみつつ、粘着質なグルーヴで盛り上げてくとこなんかかなり最高。
ちょっとこのCDで彼女の評価が跳ね上がりそうな気がする。

視聴
[Tracklist]

villalobos / alcachofa remixes (playhous) 2LP

alcachofa remixes
www.ongaku.de
 
昨年の傑作『alcachofa』のリミックス盤。とはいいつつも6曲中5曲がヒットした”easy lee”のリミックス。原曲は重たくパーカッシブなリズムにヴォコーダー・ヴォイスが乗るという変てこりんな曲だったのでリミックスのし甲斐もあったんではないでしょうか。
でもファンキーなクリック・ハウスに仕立てたソウル・カプセル(Baby FordとThomas Melchior)と、原曲をさらにドープにしたジェイ・ヘイズは、まぁ普通。
しかし意外にもへっぽこエレ・ディスコにしちゃったスミスン・ハック、さらに予想外にヴォーカル部分を取り出して、ハーモニーの美しいポップスに変えてしまったキャシー・リー(この人だけ知らない)はとんでもなくユニーク。”dexter”をダークなサイケ・ロックにしたトゥー・ローンズ・スウォーズメンもかっちょいい。
ところでパーロンから出るというアルバムはどうなったのでしょうか?