Cobblestone Jazz / Before That EP (Wagon Repair) mp3

Cobblestone Jazz / Before That EP (Wagon Repair)
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個人的に2010年の『The Modern Deep Left Quartet』(過去記事)以降追いかけてなかったのでご無沙汰感あるんですが、そのアルバム以降では4枚目となるシングル(2012年作)。
いつの間にか Wagon Repair Ltd. なんてサブレーベルが出来ていたようで、リリースはそこから。

アルバム以降のシングルを軽く聞いてみた感じだと、どれもジャジーなテック・ミニマルなようだけど、それは今作も同様。軽快なパーカッションとキックに導かれ入ってくる、弾むようなベースラインと、踊るようなフェンダー・ローズの響きが描く有機的な色合いは、まさに Cobblestone Jazz ならではのもので、流石の完成度。

ただ以前より洗練はされているものの、進化や変化というものがイマイチ感じられず、以前の彼らにあった得体の知れない期待感が希薄なのが難かしら。

ちなみに今作に収録された2曲は基本一緒で、 “Before This” よりも “Before That” の方が曲が長く、若干リズムも太いのでクラブ向き。

Before That EP - Cobblestone Jazz

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Cobblestone Jazz / The Modern Deep Left Quartet (!K7) CD

Cobblestone Jazz / The Modern Deep Left Quartet (!K7)
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前作『23 Seconds』(過去記事)から約2年半ぶりとなる Cobblestone Jazz のセカンド・アルバム。

今作で特筆すべき事はやはりメンバーが Mathew Jonson 、 Danuel Tate 、 Tyger Dhula の3人だけではなく、 Mole が参加しているという事で、つまりは The Modern Deep Left Quartet の初のアルバム、という事だと思います。
以前 the modern deep left quartet 名義で『babyfoot ep』(過去記事)が出たときは、てっきり Cobblestone Jazz に Mole が加わったのが The Modern Deep Left Quartet だと思っていたのですが、実際には逆で、元々4人で The Modern Deep Left Quartet でやっていたのが地理的条件で Mole が抜けたのが Cobblestone Jazz らしく、要はこのグループがやっとあるべき姿に戻ったともいえるわけで、さらに前述の『babyfoot ep』は Wagon Repair のカタログの中でもかなりの怪作だったこともあり、前作からの相当な変化を予想していたんですが、実際には前作の延長線上のじゃジーなテック・ミニマルに。

ではこれは前作を上回るような作品化というとそれも微妙で、前半と後半に配置されたテック・ミニマル路線の曲はさすがの出来だが、中盤のファンクを意識したような曲郡が明らかに魅力不足で、どうしてもそこで流れがだれる。かといって私が期待していたような土着的なサイケデリアが感じられる曲もなく、これだったら機能性に重きを置いたような前作の方がいっそ潔かったように思う。

先行シングルに収録されていた “Traffic Jam” がサイケデリアとバンドの演奏感を両立させた素晴らしい出来だっただけに(先行シングルの中ではこの曲だけ今作に入ってないのよね)余計に残念。
次作はもっとドロドロなのを期待したい。

The

[Tracklist]

cobblestone jazz / 23 Seconds (wagon repair) 3LP

23 Seconds
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なんとなく思いつきで wagon repair の特集を始めたのが去年の9月。そのときはこんなに時間がかかるなどとは思いませんでしたが、いやぁ~、やっと到達しました Cobblestone Jazz のアルバム。話題になったの昨年末なんで、時期を逸しているにも程があるんですが、まぁそんなのはいつもの事なんでいいです。っつうわけで。

Cobblestone Jazz というのは Mathew Jonson 、 Danuel Tate 、 Tyger Dhula の3人によるユニット。 IT IS WHAT IT IS からリリースしていた初期は、それほど注目を集める存在ではなかったものの、 “Dump Truck” 、 “India In Me” の2曲のヒットで俄然存在感を増し、絶好のタイミングで発表されたのがこのファースト・アルバム。

このアルバムに関しては、非常に高い評価がなされいているようだし、私も2007年を代表する作品だという事に異論はないんだけど、かといって個人的には大絶賛する気にはなれない作品でもあります。
先行シングルであった『Lime In Da Coconut』がそうであったように、このアルバムでもほぼジャジーなテック・ミニマルで統一されていて、それはそれで高いクオリティを持った申し分ないモノ。しかし、例えば “dmt” での緊張感の高いミニマルであったり、 “INDIA IN ME” や “DUMP TRUCK” でのサイケデリア、さらに IT IS WHAT IT IS からのシングルでみせていた自由度の高さであったり、このユニットにはもっと様々な可能性があったはずなのに、このアルバムはあまりにも一つの色でまとめすぎな気がしてならない。

そういった意味では、このアナログ盤ではなく、CDのみに付いているライブ盤の方がはるかに面白い。さすがにライブだけあって、彼らのプレイヤー的側面がよく出ていて、楽曲が非常に自由度の高いものになっているし、それでいてダンス・グルーヴも損なわれていなくて素晴らしい。
アルバム本編だけでも十二分に傑作なのは間違いないんだけど、私みたいに以前から聴いている者はそれ以上を望んでしまうわけで、本編をより発展させたライブと、本編とは違った面をみせる “INDIA IN ME” と “DUMP TRUCK” をボーナス・ディスクに収録したのは良いアイデアだと思う。

Cobblestone Jazz - 23 Seconds

danuel tate / pushcard (wagon repair) 12″

pushcard
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Cobblestone Jazz のキーボーディスとである Danuel Tate の初ソロ・シングル。
Cobblestone Jazz というユニットは、ジャズの要素を凄く洗練させた形で四つ打ちに落とし込んでいるけど、このソロ作品では、ブラスの音が中心になっていたりと、より分かりやすい形でジャズの要素が使われている。なので、これってただのジャズ・ハウスなんじゃないかという気がしなくもないんだけど、けっこうな数の音を盛り込み、しかもその各音の動きが激しいにもかかわらず、曲全体をすっきりと聴かせる手腕は見事。さらに今作では、より danuel tate のキーボード奏者としての側面が強く出ていて、ミニマルな楽曲に程よい変化をつけていて、凡百のジャス・ハウスとは一線を画したものになっている。
思えば danuel tate は、 Cobblestone Jazz のもう一人のメンバーである Tyger Dhula と、 DANTE & DHULA 名義で素晴らしいシングルを出しているわけで、 Cobblestone Jazz = mathew jonson ではないことを、証明するのに十分なシングルです。

Danuel Tate - Pushcard - EP

Cobblestone Jazz / PUT THE LIME IN DA COCONUT (wagon repair)12″

PUT THE LIME IN DA COCONUT
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wagon repair の29番は、Cobblestone Jazz のアルバム『23 Seconds』からの先行カット・シングル。
どちらかというと泥臭い音により、強烈なサイケデリアを発していた先の2枚のシングルに比べると、ここでの2曲は初期を思わせるような洗練を身にまとっていて、アルバムへの呼び水としては申し分ないもののように思えるけど、2曲ともアルバムに収録されているので、存在としては中途半端な感が否めないんですよね。一応アルバム収録ヴァージョンが “Lime In Da Coconut” なのに比べ、こちらは “PUT THE LIME IN DA COCONUT” なので、微妙にタイトルが違うんだけど、どこが違うのか私には全く分からないし。裏の “SATURDAY NIGHT” の方はロング・ヴァージョンになっているけど、それだけだとやっぱり弱いですしね。
内容的にはホント問題ないんだけど、オレはアルバムがけはしない、なんていうハードコアなDJか、私みたいにこのレーベルのリリースは全部買うという人以外は、特に買う必要がないというか、聴きたければアルバム買いましょう。

Cobblestone Jazz - Rocky Mountains - EP

cobblestone jazz / dmt (wagon repair)12″

dmt
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さっき compass 見て知ったんですが、巷で話題らしい B.I.G JOE が BOSS のことをディスったというお話。まぁ私は B.I.G JOE がなんて言ったのか知らないので、何ともいえないんですが、とりあえず BOSS がサイトに書いた「寝耳にDIS」っていうのは、ちょっとセンスなさ過ぎじゃないですかねぇ。去年のアルバムの “The Alert” で「歯に衣着せず」を「歯にころも着せず」って間違えてた事といい、ちょっとかっこ悪すぎやしませんか、 BOSS さん。

上でヒップ・ホップの事書いておきながら、紹介するのは相変わらずテクノだったりするんですが、 wagon repair の25番は Cobblestone Jazz の限定片面シングル。
この後に出る『Lime In Da Coconut』が、アルバムの先行シングルという事もあり、ジャジーなテック・ミニマルであったり、このシングルの前の『Dump Truck』や『India In Me』が、土着的なサイケデリアが香るようなトラックだったのに対して、この曲はそのどれとも違う、 Cobblestone Jazz の曲の中でも、かなり淡々とした曲。しかし8部を刻むリズムの上で、様々な要素が未整理のまま投げ出され、徐々に混沌の色を増していく様はかなり覚醒的で、このユニットのダンス・ミュージックとしての側面を見事に切り取っている。
限定な上に片面プレスなんで、なかなか手が出にくい音盤ではあるんだろうし、多分 Cobblestone Jazz の中でも異色の曲になるんだろうけど、私はコレが一番好きです。

試聴
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COBBLESTONE JAZZ / INDIA IN ME (wagon repair)12″

INDIA IN ME
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このシングルって確か一回紹介した記憶があるんだけど、データベース飛んだときに消えちゃったので、再度ご紹介。 wagon repair の18番は、このレーベルからは2枚目となる Cobblestone Jazz 。私の記憶によると、このシングルの発売前レーベルのサイトの方には、「今度の Cobblestone Jazz はすげぇテクノ・アンセムだ」みたいな事が書いてあったと思うんだけど、その言葉どおり前作に引き続きヒットした、文句なしに彼らの代表作の1枚。
Itiswhatitis からのデトロイト・テクノからの影響色濃いスタイルから一転、このレーベルらしいサイケデリックな感じを前面に出したのが前作の『Dump Truck』(過去記事)だったわけですが、今作はちょうどその中間とも思える、覚醒感の強いテック・ミニマル。一聴した感じ派手さはないものの、長尺の曲らしくじっくりと絡め取るようなグルーヴが気持ちいい。一応裏表合わせて25分くらいになるんだけど、どうせなら繋げてその尺で聴きたいと思わせるような逸品です。

Cobblestone Jazz - India In Me - EP
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the modern deep left quartet / babyfoot ep (wagon repair)12″

babyfoot ep
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Danuel Tate 、 Tyger Dhula 、 Mathew Jonson の3人、つまりは Cobblestone Jazz にThe Mole が参加したのがこの The modern deep left quartet 。私のような人間にはスーパーバンドであるこのグループの、今のところ唯一の音源がこの Wagon Repair の11番。
Cobblestone Jazz ってわりとエレクトリックな要素が強いグループだけど、こちらではより生音に近くて、聴いた誰もが「レッドスネーク、カモン」と言いたくなるようなオリエンタルなメロディが乗るディープ・ハウス。どうしてもその上もののインパクトが強いんだけど、モコモコとした質感で刻まれるリズムも、のっぺりとしていながらも微妙に跳ねていてなんか変。
かと思えば裏面では、昔の Jeff Mills を思わせる曲があったり(でも線は細め)、ダビーなアンビエントがあったりよく分からん。でも Frank という人物がベースを弾く “Staight Whiskey” は、彼のベースがとても有機的な動きを曲に与えていて、このグループの可能性を感じさせる。こういうセッションっぽい曲をもっと聴いてみたいです。

The Modern Deep Left Quartet - Babyfoot - EP

Cobblestone Jazz/Dump Truck(wagon repair)12″

WAG014.jpg
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絶好調 wagonrepair の新譜。この Cobblestone Jazz というのは、Mathew Jonson 、Tyger Dhula 、Danuel Tate の3人からなるユニットです(因みにこれに The Mole が加わると Modern Deep Left Quartet になります)。
ここ最近の Mathew Jonson って、今まで志向してたサイケデリックをもっと土着的な音で表現しているようで、なかなか興味深いのだけれど、今作もそんな音。以前の洗練された音作りと違って、ここでの生っぽいドラムに乗るエレピとオリエンタルなメロディはサイケ度10倍増し、みたいな感じ。
一転B面は浮遊感のあるデテロイトっぽいテック・ハウスで、これも微妙にねじまがってて面白い。

この人ってそれなりに作品出してるけど、いい加減アルバム出さないんですかね。そろそろ頃合だと思うんだけど。