echtzeit / cl 1 – 4 (Melted) 12″

echtzeit / cl 1 - 4 (Melted)
http://gbm.mtd.dd2k.de/mtd

テクノ的だった kryptic universe による5番(過去記事)とはうって変わって、 echtzeit なるアーティスト(なんて読むんだろう…)による今作は、 “cl” という曲のヴァージョンが4つ収録されたダブ要素の強い内容。

とはいっても従来のモクモクとした上モノと重たい低音、という従来のミニマルダブとは一線を画していている。
低音が一切なくミニマルダブのエフェクトのみを抜き出したような A1 、そこに重たいベースラインとキックを加えながらもすっきりとした音像で聴かせる A2 、構成要素的にはダビーなハードミニマルといった感じなのに低音を絞る事によってまた違った雰囲気を出している B1 、 A1 をテンポダウンさせる事でドローンに近いものにしている B2 と、どれも面白いし、これが一つの曲のヴァージョンだというのも刺激的。

まぁ音のスタイルからしてとても一般受けするタイプのものではないのだが、それでもこのままリリースを重ねればアンダーグラウンドで存在感を発揮するレーベルになるのではないかしら。

“echtzeit / cl 1 – 4 (Melted) 12″” の続きを読む

kryptic universe / diffusion tracks (Melted) 10″

kryptic universe / diffusion tracks (Melted)
http://gbm.mtd.dd2k.de/mtd

最近気がつくとミニマルダブ系のレコードを買っている気がする私なのですが、これもそんな1枚。
ということでドイツの人らしい Kryptic Universe の2曲入り10インチ。

echospace のヒット以降、後期 basic channel を参照したような靄がかったミニマルダブが非常に増えたように思うのですが(前からっちゃぁ前からだけど)、今作はむしろ前期 basic channel のハード路線を意識したかのようなダブ・ミニマル。

しかも今作は比較的すっきりとした音像の中、ある種ノイズの一つとしてダブ的なエフェクトが使われている感じで、びっくりするほど新しいというわけではないが、それでも新鮮さを感じさせることに成功している。

裏の 313 によるリミックスも正にダブといった趣の秀逸なもので(echospace の人とは違うのか?)、これはなかなかの傑作ではないかと。

“kryptic universe / diffusion tracks (Melted) 10″” の続きを読む