今年は枚数聴きすぎたせいで、1枚ごとの聴いた回数が全然なので、わりとゆるめに。
順位毎ではなく、ざっくりとジャンルごとに並べてます。
OUTRAGE / OUTRAGE (Victor) CD
もうすぐ活動歴20年になるメタルバンドが昨年出した10枚目のアルバム。
私が OUTRAGE の音楽を聴くようになった時期というのは、ちょうど彼らが当時モダン・ヘビネスと呼ばれていた、ようは当時のメタルの枠に収まらないようなへヴィ・ミュージックを取り入れていた時期なんだけど、今作は97年に脱退していた橋本直樹が久しぶりに復帰してのアルバムということで、びっくりするぐらい直球のスラッシュ・メタルが多く収められている。
なので音楽的な新しさは皆無、というよりもずいぶん手垢にまみれたようなパターンも目立つのだが、当人たちがそんなこと気にせず思いっきりよく演奏しているせいか、曲自体には端々さが感じられ、それほど古臭さはない。
まぁ以前のへヴィ・ロック路線や、また橋本直樹脱退時のストーナー路線を経てこれかよ、っていうのはあるんだけど、復帰第一弾ゆえの原点回帰、と考えればこれもありなのかな。まぁ次に期待しましょう。