Cobblestone Jazz / Before That EP (Wagon Repair) mp3

Cobblestone Jazz / Before That EP (Wagon Repair)
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個人的に2010年の『The Modern Deep Left Quartet』(過去記事)以降追いかけてなかったのでご無沙汰感あるんですが、そのアルバム以降では4枚目となるシングル(2012年作)。
いつの間にか Wagon Repair Ltd. なんてサブレーベルが出来ていたようで、リリースはそこから。

アルバム以降のシングルを軽く聞いてみた感じだと、どれもジャジーなテック・ミニマルなようだけど、それは今作も同様。軽快なパーカッションとキックに導かれ入ってくる、弾むようなベースラインと、踊るようなフェンダー・ローズの響きが描く有機的な色合いは、まさに Cobblestone Jazz ならではのもので、流石の完成度。

ただ以前より洗練はされているものの、進化や変化というものがイマイチ感じられず、以前の彼らにあった得体の知れない期待感が希薄なのが難かしら。

ちなみに今作に収録された2曲は基本一緒で、 “Before This” よりも “Before That” の方が曲が長く、若干リズムも太いのでクラブ向き。

Before That EP - Cobblestone Jazz

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Dinky / Anemik (WAGON REPAIR) 2LP

Dinky / Anemik (WAGON REPAIR)
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そういえば昔 Wagon repair 特集なんてやっているブログがあった気がするんですが、あれはどうなったんでしょうねぇ・・・。

などという誰も覚えていないであろう自虐ギャグは置いておいて、チリ出身の Dinky ちゃんが2009年に発表した4枚目のアルバム。

前作の『May Be Later』(過去記事)はほの暗い感じがあんまり彼女に合ってないような気がしたんだけど、一転今作は彼女らしい、というよりいつもより更に華やかに陽性なアルバムになっている。

甲高いパーカッションが気持ち良い1曲目の “Romaniks” こそ抑え目なものの、幻想的にゆらめく上モノとパーカッションの絡みが素晴らしい “Childish” 、女性の声ネタを使ってうまく柔らかさを表現した “Anemik” など、どの曲にも耳をひくキャッチーさがあり、それでいてどの曲にも定型にとらわれない自由度の高さと機能性を有していて非常に完成度が高い。

それでいて過度に盛り上がり過ぎない上品さがあるのもいいし、そんな中にあって唯一扇情的に盛り上げる “Epilepsia” も良いアクセントになっている。
正に彼女の代表作と呼べるような傑作だろう。

Anemik - Dinky
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Cobblestone Jazz / The Modern Deep Left Quartet (!K7) CD

Cobblestone Jazz / The Modern Deep Left Quartet (!K7)
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前作『23 Seconds』(過去記事)から約2年半ぶりとなる Cobblestone Jazz のセカンド・アルバム。

今作で特筆すべき事はやはりメンバーが Mathew Jonson 、 Danuel Tate 、 Tyger Dhula の3人だけではなく、 Mole が参加しているという事で、つまりは The Modern Deep Left Quartet の初のアルバム、という事だと思います。
以前 the modern deep left quartet 名義で『babyfoot ep』(過去記事)が出たときは、てっきり Cobblestone Jazz に Mole が加わったのが The Modern Deep Left Quartet だと思っていたのですが、実際には逆で、元々4人で The Modern Deep Left Quartet でやっていたのが地理的条件で Mole が抜けたのが Cobblestone Jazz らしく、要はこのグループがやっとあるべき姿に戻ったともいえるわけで、さらに前述の『babyfoot ep』は Wagon Repair のカタログの中でもかなりの怪作だったこともあり、前作からの相当な変化を予想していたんですが、実際には前作の延長線上のじゃジーなテック・ミニマルに。

ではこれは前作を上回るような作品化というとそれも微妙で、前半と後半に配置されたテック・ミニマル路線の曲はさすがの出来だが、中盤のファンクを意識したような曲郡が明らかに魅力不足で、どうしてもそこで流れがだれる。かといって私が期待していたような土着的なサイケデリアが感じられる曲もなく、これだったら機能性に重きを置いたような前作の方がいっそ潔かったように思う。

先行シングルに収録されていた “Traffic Jam” がサイケデリアとバンドの演奏感を両立させた素晴らしい出来だっただけに(先行シングルの中ではこの曲だけ今作に入ってないのよね)余計に残念。
次作はもっとドロドロなのを期待したい。

The

[Tracklist]

ADAM BEYER & MATHEW JONSON / THE BIG DIPPER (wagon repair) 12″

ADAM BEYER & MATHEW JONSON / THE BIG DIPPER
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最近しっかりと音楽聴く時間が取れなくて、それがなかなかにストレスだったりするのでです、みなさんどうされてるんですかねぇ。そのくせ音盤は相変わらずのペースで買っちゃうから、当然のように聴いてない盤が溜まる一方だし。12インチなんかほとんど聴いてないもんなぁ。さらにアナログは基本PCに取り込んで聴くんだけど(いや、タンテでも聴くけどね)、その時間もないし。
昔に比べて特別仕事が忙しいとも思わないので、やっぱり時間の使い方が下手になったっていうことなのかしら(眠気に弱くなったのもある)。なんとかしないとね。はぁ。愚痴終わり。

っつうことで地味に続けている wagon repair 特集。37番は何がどうなってこうなったのか全く分かりませんが、御代 Adam Beyer と Mathew Jonson の共作。

最初この二人の名前を見たときは、ちょっと合わねぇんじゃねぇのかなぁ、とか思ったんですが、これがなかなかどうして、非常にいい結果を生んでいます。というのも、 Mathew Jonson って上モノに懲りすぎるせいなのか、どうもリズムが淡白になりすぎる場合が少なくないのですが、 Adam Beyer の効果なのか非常に躍動感のあるものになっていて(実際の作業分担は知りませんが)、 Mathew Jonson 関連のものでは珍しく直球のダンストラックに仕上がっていて、それでいて Mathew Jonson らしいサイケデリックな上モノの活きているんだから、もうこれは文句なしです。

しかし裏の “MARIONETTE” の Adam Beyer によるリミックスはまた別で、リズムが太くなったのは良いものの、コレでは上モノの繊細さが台無しな気がする。まぁこれは原曲に思い入れがある人間だから思うのかもしれませんが。

Mathew Jonson & Adam Beyer - Big Dipper - EP

HRDVSION / PLAYING FOR KEEPS (wagon repair) 12″

HRDVSION / PLAYING FOR KEEPS
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このサイトって、ブログのくせして画像をわざわざ ftp で上げてたりするんですが、今日は ffftp の調子が悪いのか、サーバに繋がらないので、画像が上げられません。なので画像は後日ということで。悪しからず。

Mathew Jonson の兄貴である Nathan Jonson のプロジェクト、 HRDVSION の wagon repair から2枚目のシングル。

前作の『gary white』(過去記事)は、ちょっと手広くやりすぎて全てが中途半端な印象の作品という感じでしたが、今作は逆に同じ曲のヴァリエーションを3パターン。

まずオリジナルの “PLAYING FOR KEEPS (DADDY’S ANGEL)” は、少し smith’n’hack を思わせる、つんのめり気味のエレクトロ・ディスコ・ファンク。 wagon repair のカタログの中ではけっこう異色の部類に入る曲だとは思うんだけど、ギラついたシンセの音とカットアップされたサンプルが、共に過剰さを演出していて、これはなかなか盛り上がる曲なんじゃないでしょうか。

そしてこの曲のエレクトロ的な要素を少し強くした “PLAYING FOR DADDY’S GIRL” は、DJ用にやや使い勝手を良くしたような印象で、ニュー・エレクトロ(ってまだいうの?)なんかにも合わせやすい感じ。

最後の The Mole によるリミックスは、彼の今までの方向性からすると、この作品のディスコ的な側面を強くしそうなもんなんだけど、そこをあえてなのかどうなのか、ギラついたシンセを前面に押し出したテック・ミニマルに。でも曲のグルーヴ自体は紛れもなく The Mole のものになっていて、そこがすごく面白い。

Hrdvsion - Playing for Keeps - EP