GROOVETUNE/FACTS AND INVENTIONS(Mind Circus)CD

otr01.jpg
http://otaku-record.com/

大阪のトラック・メーカー、Groovetune のファースト・アルバム。

この人については髄泉で紹介されているのを見て始めて知ったんだけど、ちょっと想像してたハード・ミニマルとは違うかなぁ。
どんな音楽かと問われればハードなテクノという事になるんだろうけど、それはハード・ハウスと同じような意味合いで、比較的トランスなんかと親和性の高いものになっています。
とはいってもシンセビュンビュンな曲ばかりなわけではなく、ほとんどの曲がトライバルなハード・テクノ。でもそれもあまり作りこんだ感じはなく(実際はどうだか知らないけど)、ほとんどがネタ感を前面に押し出した曲ばかりになっています。だからその分よくいうとノリの良い、悪くいうと大味な部分は否めないんだけど、このネタ感まるだしのトラックがフロアで流れたら盛り上がるんだろうなぁとは思います。

でもやっぱり、最近のハード・テクノを聴いて感じるのは、スタイルが90年代後半辺りから停滞してほとんど進んでいないように思うということで、それはこのアルバムにも当てはまる。
このミニマル全盛の時代に、こういうネタ感のあるハード・ミニマルを追求するというのはある意味ストイックなんだと思うし、安易にミニマルに乗っかるような輩よりはよっぽど支持したいのだけれど、ちょっとこの音には時代性が欠如しているように感じます。かといってそういった時代性を超えたところでの説得力があるのかというと、そうも思えなくて、やっぱりこの音の鳴りは古臭く感じてしまいます。

まぁ基本的に全然嫌いではないし、以前紹介した Herzt (過去記事)なんかよりはよっぽど好きなんで、逆にこのスタイルのままトラックを量産していったらどうのような地平に至るのか、そっちの方を見てみたい気もします。
“GROOVETUNE/FACTS AND INVENTIONS(Mind Circus)CD” の続きを読む