Via App / RA Breaking Through: Via App

Via App / RA Breaking Through: Via App

Via App / RA Breaking Through: Via App
https://soundcloud.com/dylanscheer

1080p 関連でもう1枚。

今年に入ってから RAWeTransfer と組んで、記事の配信と共に音源もフリーで公開しているんですが、今作もその一つ。

この Via App という人はボストン出身の Dylan Scheer さんのプロジェクトで、1080p からも何作か発表しており、今作に収録されている “7 Headed” も、1080p からのシングルの抜粋。

音の方はというと、エレクトロニカ経由の四つ打ちというか、もうちょっと洗練されたグルーヴが欲しい感じ。
まぁ今後に期待でしょうか。

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Love At First Sound, LUUUL, dj_amps, Liquorish Records, Marvel Alexander, Vermin Womb, White Ward

A U D R ALove At First Sound / Nothings Changed
bandcamp、soundcloud、twitter それぞれで出身地が異なっているので、何処の人だかよく分からないシンガー/ラッパーさん。前半は沈み込むような重いビートに囁くようなヴォーカルが乗り、女性のナレーションを挟んでの後半は情緒的な R&B と2部構成になっている不思議な曲。他に上がっている曲と纏めて『A U D R A 』というアルバムになるもよう。
Listen To The SeaLUUUL / Listen To The Sea
いつも参考にさせてもらっているブログ「Nobody Loves Me」で紹介されていたんで聴いてみた、ベルギーのプロデューサー Romain Bauthier さんのプロジェクト LUUUL の3曲入り EP。ゆったりとした4つ打ちのビートに柔らかなギターが乗る、という構成は3曲とも同じなんだけど、ギターの音色の心地よさと、メロディの素晴らしさだけで全然 OK な感じ。
DownloadCiara / Body Party (Amps Footwork Re-mix)
群馬在住のトラックメイカーが Ciara の曲をリミックスしたもの。奇抜さはないが、原曲の雰囲気を損なわずにジュークにした好リミックス。
XMAS LP - Vol.3V.A. / XMAS LP – Vol.3
オランダのレーベル Liquorish Records が2014年末に出したクリスマス・コンピ(今更紹介かよって感じですが)。
基本的にジュークがほとんどなんだけど、中にはムード歌謡みたいな曲があったりと、ごった煮感覚が楽しい。日本人アーティストも多数。
Dont Die YetMarvel Alexander / Dont Die Yet
L.A. のラッパーさんがアルバム『Don’t Die Yet』からフリーで配信した曲。Sango のプロデュースの割には地味な曲で、抑揚が大きいラップは可もなく不可もなく。
PermanenceVermin Womb / Permanence
アメリカのデスメタル・バンドが2014年9月に発表した、多分初のアルバム。最近ブラック・メタルばかりでデス・メタルはほとんど聴かないんだけど、これは超突猛進という感じがひたすらカッコいい。
RiptideWhite Ward / Riptide
ウクライナのブラックメタル・バンドが昨年出した EP 。激しさよりも情緒性が前面に出ているので、この手のものとしては比較的聴きやすい(ヴォーカルはもちろんアレですが)。

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F L A C O, Chester Watson, ichiro_, Villain Park, PONY×KURABEATS, SUB SELECTOR

IKWYDLS _)F L A C O / IKWYDLS 🙂
インディアナのラッパーさんのミックステープ。最初インドの人かと思って落としたら違ったっていう。
鼻歌っぽい感じのラップが多くて、まぁ今どきな感じ。素っ頓狂な感じとかかなり好きなんだけど、もうちょい個性が欲しいか。
DownloadChester Watson / Nü
フロリダの17歳のラッパーの曲(写真見ると10代に見えないけど・・・)。どっしりとしたトラックと、テンション低めのラップがあっていてカッコいい。
NERITAKA epichiro_ / NERITAKA ep
練馬出身のトラックメイカーが今年1月に出したビートテープ。いつもよりエレクトリック成分高め。
SAME OL SHIT - COMING SOONVillain Park / We Out To Get The Money
L.A のラッパー4人組の曲。写真見る限りまだ10代っぽいんだけど、曲はオールドスクールノリ。でも微妙にテンション低目な感じが面白い。「SAME OL SHIT」っていうアルバムかミックステープがもうすぐ出るみたい。
ポニーピー'TURBOPONY×KURABEATS / ポニーピー’TURBO
山梨のラッパー PONY の作品を、東京のラックメイカー KURABEATS がリミックスした作品。湿り気のあるラップといい、ドラムが前に出たトラックといい、古き良き日本語ラップという感じ。
DownloadSUB SELECTOR / TIME TRAVELLER
そもそもどっちがアーティスト名でどっちが曲名かもよく分からないんですが、疾走感のあるエレクトロでえらいカッコいい。

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variant / oceans end (echospace ) File

variant / oceans end (echospace )
http://www.echospacedetroit.com/

Rod Modell との Echospace でも活動している Stephen Hitchell のユニット、Variant が2015年1月に発表した作品。

echospace って bandcamp やっているレーベルの中でも、比較的値段設定には厳しい(要は高い)印象があるんですが、これは財布に優しい name your price 。

まぁその分レーベルのカタログの中でも番外編的というか、30分強の1曲のみという構成からして実験的ではあるんだけど、たゆたうような上モノと、ゆったりしたビートの組み合わせは非常に心地よく、完成度も高い。またあまりミニマル・ダブ的な要素が前面に出ておらず、シンセの柔らかさが強いのも良い。

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VUYVR / EISKALT (Self Released) mp3

VUYVR / EISKALT
http://www.facebook.com/vuyvr

スイスのブラック・メタル・バンドのデビュー・アルバム。フィジカルは有料だけど、デジタルはフリーで落とせる。

1曲目の “HOCH” が出だしからブラストビートの上でヴォーカルが絶叫するファスト・ナンバーで、たいそう燃えるものがあるのだけれど、それ以降も突っ走る曲がほとんどで、作品全体のテンションはかなり高い。しかし各楽器はしっかりと太い音で鳴っており、また全体の雰囲気からしてもブラック・メタル的な禍々しさは薄め。さらにメロディアスな展開もちらほらと出てくるので、普通にメタルが好きなら楽しめる作品に思える。
まぁ逆にいえば新味は薄い、という事にもなるのだけれど、ラストの長尺曲 “THE WYVERN” での展開力が伸びる事を今後は期待したい。

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Vallens (Dvvllxns) / Lxtvny (Shelter Press) mp3

Vallens (Dvvllxns) / Lxtvny (Shelter Press)
http://www.shelter-press.com/

ブリュッセルのレーベル Shelter Press から Vallens (Dvvllxns) という人の EP (2012年作)。

今作の音楽性を一言で書けばミニマル・ダブ、ということになるのだろうけれど、所謂ベーチャン系のそれとは違って、もう少しシューゲイザー的なノイズ成分の強いもの。なのでよくある紋切り型のものにならずに、現代性を持ちながらも、どっしりとしたリズムでグルーヴも作り出している、非常にバランス感覚に優れた作品になっている。
まぁ “Xochitl” の後半のとぐろを巻くように鳴るノイズを聴くと、もうちょっとノイズ成分多目でもよかったんじゃないかと思うけど、それでも十分良作かと。

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VID / Rebirth (Memoria) mp3

VID / Rebirth (Memoria)
http://memoriamusicgroup.nl/

この前紹介したコンピにも参加していたルーマニアのプロデューサー Vid がオランダのレーベル Memoria Music Group から出したシングル。

今回の曲はコンピの曲に比べるとキックが強めで、踊りやすいものにはなっているものの、繊細な上モノの美しさは変わらず。

うっすらと入るシンセと滴り落ちるようなピアノの調べにとろけそうになる “Rebirth” 、柔らかなシンセでゆるやかに上げていく “Etime” 、デトロイトっぽい疾走感のあるシンセとエフェクトが絶妙な緊張感を作り出している “Poem” と、どれも完成度が高い。

ただ難をいえばどの曲もリズムが直線的すぎるので、そういった意味ではベースで緩急付けている “3729” が一番よかったかしら。

まぁ作品全体でいっても十分傑作かと。

Rebirth - EP - Vid

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V.I.V.E.K / FEEL IT (DEEP MEDI) 12″

V.I.V.E.K / FEEL IT (DEEP MEDI)
http://www.deepmedi.com/

ダブステップの音盤紹介するとか書いておきながら、更新自体滞っていたので、まぁ暑さの中ぐだぐだいきます。

っつうことで Digital Mystikz の Mala が主催する Deep Medi から V.I.V.E.K さんの昨年出たダブルパック。

どことなくジャケットがデトロイト風である今作なんですが、中身のほうは硬くて重いベースとドラムで紡がれた、まさにダブステップといった感じのもの。
しかし曲によってパーカッションによって軽妙さを、また女性ヴォーカルによって艶やかさなどを加えていて、この手のものにありがちな全曲金太郎飴的な印象になるのを見事に回避している。
また “STARTEGY” のみ他とは質感の違うテクノ的なトラックながら、こちらも付け焼刃的なものを感じさせないすばらしい出来。

彼は今年に入って再び Deep Medi からダブルパックを出していますが(未聴)、どうせならアルバムで聴いてみたいと思わせるアーティストです。

試聴

VERBAL / VISIONAIR (rhythm zone) CD

VERBAL / VISIONAIR (rhythm zone)
http://ameblo.jp/m-flo-verbal/

ほとんど開店休業状態の m-flo のラッパー、 Verbal さんの初のソロ・アルバム。

Verbal さんっていいますと、 m-flo のときのテクニカルでありながらも胡散くらい勢い満載のラップが大好きだったんですが、やはり継続的に活動していないと技術もセンスも衰えるものなのか、今作の Verbal のラップには引っかかるものが全くといっていいほどない。

まず1曲目のありきたりな言葉ばかり並べてオレ自慢する “VISION IN THE AIR” からしてげんなりさせられるんだけど、それ以降も目立つのは Lil Wayne をはじめとするゲストの方で、エレクトロやダブステップ、トランスなどを取り込んだ派手なトラックも相まって、主役不在のまま盛り上がる豪華パーティーを見せられているようで、なんともむなしい気分になるし、はっきりいってこの作品に Verbal の華麗な交友関係を披露する以上の意味が感じられない。

けっこう期待していただけに残念。

VISIONAIR - VERBAL

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V2 / 背徳の瞳 ~Eyes of Venus ~ (Epic) CD

V2 / 背徳の瞳 ~Eyes of Venus ~ (Epic)

Ajico の『波動』(過去記事)を iTunes に入れたら、次の曲がコレだったのでなんとなく流れで聴いている、 Yoshiki と小室哲哉によるユニットの唯一のシングル。

Yoshiki の音楽的特長といえば過剰さであり、また小室哲哉といえば誇大妄想気味な拡大路線に行きがちな人なわけですが、この曲ではその二つがものの見事に融合し、相変わらず阿呆のように手数の多い Yoshiki のドラム、扇情的を通り越して狂騒的な小室哲哉のシンセが、高速2ビートの上でぶつかるという、これだけでも結構無茶だと思うんだけど、そこにさらに壮大さだけを煽るようなストリングスがかぶさってきて、はっきりいって音楽的には破綻してしまっている。

しかし 歌謡曲や J-POP が基本足し算の音楽であることを考えれば、この方向性は全くもって正しいし、ならば最近のちまちましたものよりも、この V2 のように大掛かりな方がはるかに面白いし、また曲もアーティストも、よく分からないけれど何かすごい、と聴き手に思わせるだけの力を持っている。

結局 V2 はこのシングルだけで(ビデオはあるけど)終わってしまうのだが、 globe のトランス路線でコレと同じようなことすれば相当面白いだろうなと思っていたところに、 Yoshiki が globe に加入したので期待していたのだが、特に化学反応も起きずに彼はすぐに抜けてしまった。果たしてこの二人の3度目の邂逅はあるのだろうか。

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