antiguo autómata mexicano / ipso e.p. (Theoretical Karaoke) File

Ipso E.P.
http://theoreticalkaraoke.tumblr.com/

少し前に Farben が James DIN A4 をリミックスしたアルバムを出したり(関連記事)、Stewart Walker が7年ぶりにアルバム発表したり、挙句の果てには Twerk が4月にシングル出すなど、クリック・ハウスの時に出てきたアーティストの名前を、また最近見ることが多くなった気がするんですが、この作品も一部の人にとっては懐かしい名前なんじゃないでしょうか。

ということで、antiguo autómata mexicano が2014年11月に発表した2曲入りシングル(Free Download)。

antiguo autómata mexicano は Angel Sànchez Borges さんのソロ・プロジェクトで、background から出した『Microhate』(関連記事)がちょっと話題になったくらい。なので上記のアーティストに比べれば地味な存在なんだけど、background にかなり思い入れのある私としてはうれしいところ。

ただ今作は新曲ではなく、2004年の未発表曲なので、少々懐かしささえ覚えるようなクリック・ハウスではあるのだけれど、antiguo autómata mexicano には珍しく四つ打ちのキックが前面に出たダンス・トラックになっていてカッコいい。

リリースこそ少ないものの、今も音楽活動自体はしているようなので、またアルバムとか出してくれるとうれしいのだが。

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Antiguo Automata Mexicano/KRAUT SLUT(Static Discos)CD

Antiguo Automata Mexicano/KRAVT SLVT
http://www.staticdiscos.com/

今日お弁当に揚げ出し豆腐を持っていったんだけど、お昼に開けたら発酵しすぎたチーズのようになっていました。泣けました。

前作に当たるデビュー作『MICROHATE』(過去記事)を発表して以降、いくつかネット・レーベルから作品出す以外はたいした動きのなかった Antiguo Automata Mexicano の2枚目のアルバム。
前作の『MICROHATE』はクリックとエレクトロニカの中間に位置したような作品だったけど、今作はよりクリック・テクノ寄りで、比較的四つ打ちのキックが入った曲が多いんだけど、そのほとんどがリズムというよりは単なる音の連なりとして機能していて、全体的に非常に無機的な手触りながら、しかしそこに郷愁をさそう旋律(と呼べるほどはっきりしたものではないかもしれないけど)が響くので、非常に深い余韻を残す。それに音作りのほうも、音の粒子を感じさせるような細やかさで、基本的にこういうのには弱い。
前作同様とても地味な作品であることは否めないけど良作です。

視聴Antiguo Automata Mexicano - Kraut Slut
@TOWER JP

[Tracklist]

V.A./Various Background Rec.(minlove)

mnlv07.jpg
http://www.minlove.net/

久方ぶりにネット・リリースのご紹介。この minlove というのは寡聞にして知らないんだけど、ネット・レーベルなんですかね。そのわりにはなかなか豪華なレーベルのコンピがカタログに並んでいるんだけど、その最新作は background 。少し前にカタ番50番の記念コンピが出たばっかなんだけど、収録アーティストは Dave Miller 以外はそのコンピと一緒です。

以前もちょっと書いた気がするんだけど、レーベル・オーナーの Andy Vaz は元々はシカゴでデトロイトなオールドスクーラーなわけなんですが、いかにもラップトップな音が増える中このレーベルはさりげなくそういう匂いを保持し続けていて、しかもその中からミニマリズムを掬い上げている点なども面白く、やっぱり私はこのレーベルが一番好きです。

収録曲で一番好きなのはやっぱり dB なんだけど、 意外に良かったのが Terrence Dixon 。いつもはいかにもデトロイトなミニマル・テクノを作る人なんだけど、ここではどっしりとしたミニマルを披露していて、昔の感じと今の感じが上手い具合に融合したナイス・トラックです。

background は最近動きがあまりないだけに、これを期にまた活発に動いてほしいものです。
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ANTIGUO AUTOMATA MEXICANO/MICROHATE(background)CD

mexicano.jpg
http://www.background-records.de/

このアルバムって買ったの昨年末なんだけど、私の買った1枚以外、店でもwebでも一度も見たことがないんですが何故なんでしょう?そんなに人気無いんですかね。
タイトルが『メキシカーノ』ってくらいだからメキシコの人だと思うんですよね。だから最初チリアン・ミニマルに近いものを想像していたんだけど、私の聴く限りこのアルバムにはメキシコのメの字もないですね。ではどんな内容かと申しますと、多分このレーベル初であろうエレクトロニカです。
私は当然のようにメキシコのテクノ事情なんて知らないのですが、彼の地では一体どんな音楽が日々鳴らされているんでしょうか。というのは、イマイチこの人のルーツが分からんのですよね。基本はベーチャンの影響が強いヘヴィなグリッチ音を基調としたものが多いんだけど、かと思えば端正なミニマル・ハウスがあったり、4つ打ちのキックさえ加えれば初期のデトロイト・テクノになりそうな曲があったりと、なんだこれ?って感じ。でもアルバム1枚を通して不思議なサウダージが感じられて統一感が保たれているし、そこが物凄く魅力的。特に沈み行く夕日を思わせる最終曲”BANQUET”はハイライト。
このアルバムの登場により今後バックグラウンドがどのように進むのかますます楽しみです。

そしてそして次はデイヴ・ミラーのアルバムだぁーーーー!!!!!!!!!

B0007Q6PZ6 Antiguo Automata Mexicano
Microhate

by G-Tools