background

bg000
V.A.
futuristic experiments chapter one
bg001
TERRENCE DIXON
BIONIC MAN EP
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STEWART WALKER
NORTH EP
bg004
SUBMANIA EKMOAH
ZYLACANTH EP
bg005
SUBMANIA EKMOAH
LOW VOLTAGE
bg007
SUBMANIA
Proceed EP
bg008
V.A.
futuristic experiments chapter Ⅱ
bg011
TERRENCE DIXON
MINIMALISM Ⅱ
bg012
SUBMANIA
CUT EP
bg013
V.A.
futuristic experiments chapter Ⅲ
bg014
RHYTHM MAKER
METAL PATIENCE EP
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DEADBEAT
TINKERTRONIX EP
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DADA
bg018
SUBMANIA EKMOAH
TENDRA EP
bg019
SMYGLYSSNA
SIGHT IS SOMETHING MORE THAN ALL THINGS SEEN EP
bg020
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ALLES MAINSTREAM EP
bg021
rhythm_maker
landing
bg023
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WERKBUND EP
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V.A.
FUTURISTIC EXPERIMENTS #004
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OLIVER HACKE
LICHTUNG EP
bg026
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FUTURISTIC EXPERIMENTS #005
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GREY SUMMER EP
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CRANKKONGESTION EP
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DAVE MILLER
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bg31
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40 INCH EP
bg032
PORTABLE
ONE SECOND AGO OR LESS EP
bg034
microbox
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bg035
V.A.
FUTURISTIC EXPERIMENTS #006
bg036
jeff milligan
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PORTABLE
CYCLING
bg038
OLIVER HACKE
COUNTRY GRAMMAR
bg039
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bg040
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PORTABLE
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JAMES DIN A4
KOMMUNE 1
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MICROHATE
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bg045
Dave Miller
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bg048
TERRENCE DIXON
MINIMALISM Ⅲ
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GEOFF WHITE
NEVERTHLESS
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V.A.
BACKGROUND RECORDS 50

Terrence Dixon / Train of thought (yore)2LP

Train of thought
http://www.yore-records.com/

昨年カタ番50を記念したコンピをリリースして以降、ほとんど動きのない background なんですが、なんかもうこれで打ち止めっぽいですね。というのも、そもそも background というのは Terrence Dixon の作品をリリースするために立ち上げられたレーベルなんですが、その Terrence Dixon が、 Andy Vaz の立ち上げた新レーベルである yore からこのアルバムを出したから。まぁまだ何ともいえないんですけどね。

というわけで、 tresor から出てた前作『from the far future』からなんと7年振りとなるアルバム。その『from the far future』は個人的に線が細すぎてあまり好きにはなれなかったんだけど、今作はなかなかの良作。
世間一般での Terrence Dixon のイメージがどういったものなのか分からないんだけど(そもそも名前が知られてないからイメージないか)、私としては彼こそが現在最も正統派のデトロイト・テクノを鳴らしているという思いがあって、今作などは正にそう。重さはないながらもやたらと性急な感じのリズムとハイハットに、叙情的なメロディをもった上モノ。そしてそこから立ち上るのはベタベタとした感情ではなく、むしろ緊張感で、そこがたまらなくカッコいい。
まぁこの作品に新しさがあるかというと、そんなものは全くといっていいほど無いんだけど、様式的なデトロイトの手法を用いつつも、ミニマリズムも強く感じさせる今作は、ミニマル以降の伝統的なデトロイトテクノの鳴らし方としては、ほぼ完璧に近いものではないかしら。温故知新な傑作。

Terrence Dixon - Train of Thought

GEOFF WHITE / Live: TokyoTokkyoKyokaKyoku (REALJO{K}E)CDR

Live: TokyoTokkyoKyokaKyoku
http://realjoker.or.tp/

このブログでは何度か紹介している RealJo{k}e のライヴCDRシリーズの新作。 Geoff White は昨年 background から『NEVERTHELESS』(関連記事)出した後に来日して、六本木の Colors Studio でライヴしてるんだけど、そのときの音源なのかな。私はその日行きたかったんだけど結局行けなかったので非常にありがたいリリースです。

で、まずほとんどの人がこの『東京特許許可局』というふざけたタイトルが気になると思うんだけど、なんてことはない、ライヴ中にこのフレーズが使われてるんですね。しかも発音が「トキヨゥトキヨキョカキョク」になってるから、微妙に早口言葉になっていないという。さらに冒頭でもコンピュータ処理した声で「ミナサンコンバンワ~(この後良く聞き取れない)」なんて言っておりまして、私テクノのライヴ盤でこんな挨拶聞くの、それこそ電気グルーヴ以来ですよ。まぁそんなことはいいですね。

このライヴ盤では最初と最後こそアルバムの “Otto” で挟み込んだ構成になっているものの、ダビーなクリック・ハウスだった『NEVERTHELESS』とは少々趣が異なる。その “Otto” はアルバムの中でも最もポップな曲だったので、ここでも軽快に始まりはするんだけど、徐々に曲がノイズにまみれていき、次第にビートも激しくなったかと思うと “Opposing Platforms” に流れていく展開がめちゃくちゃかっこいい。しかし『NEVERTHELESS』に近いのはここまでで、以降は期待しようなダビーな音響構築ではなく、四つ打ちのビートにノイズを中心とした様々な音を絡ませる、わりとエレクトロニカに近い印象のスタイル。しかしハードということはないにしろ、きちんとダンス・グルーヴは感じられて、さらに Geoff White らしい音使いのセンスが冴え渡っていて、これはこれで刺激的。
RealJo{k}e のこのシリーズって、普段の音源とは違う印象のライヴを出すことが多いけど、これもそんな感じ。これで1000円というんだからありがたい限りです。

視聴

frivolous/midnight black indulgence(scape)CD

frivolous/midnight black indulgence
http://www.scape-music.de/

今まで karloffbackground というレーベルから精力的にシングルを出していた frivolous の2枚目のアルバムは、なぜかあまり接点のなさそうな scape から。
frivolous といえば前作の『somewhere in the suburbs…』(過去記事)が、どこか奇妙でありながらも美しさをたたえたミニマル・ハウスで個人的には非常に魅力的だったのだけれど、そのアルバム以降は Herbert のような、その場で物を叩いたり割ったりする音をサンプリングするライヴの評判のせいか、 Herbert のフォロアー的な見方がされることが多くて、まぁこの新作はそうしう流れにすっぽりと収まった感じ。
というのも今作で目立つのはやはりジャズからの影響で、形式こそはミニマル・ハウスに違いないんだけど、音だけ聴くとジャズを思わせるものがかなり多い。それでもありきたりな感じにならないのは彼のサンプリング・センスのなせる業でしょうか。さらに今作は多くの曲にヴォーカルを配すことでポップさが増したし、リズムも適度なグルーヴを持っていて飽きさせない。
つまりは良く出来たいいアルバムなんだけど、それでもやはり frivolous の作品としては没個性な気がして物足りなさを感じてしまう。まぁ逆に言えば最近の Herbert に物足りなさを覚える人にはいいのかなという気もするけど。

視聴
@TOWER JP

[Tracklist]

GEOFF WHITE/NEVERTHELESS(background)CD

GEOFF WHITE/NEVERTHELESS
http://www.background-records.de/

どうも日本語で解説してあるサイトが見つからないんだけど、多分このアルバムが何かの理由でお蔵入りになっていたのが、新たに発表されたもの。 Geoff White 自身にとってもこの作品の発表だったのは待望だったのか、未完成だったこの作品の発表の場を作ってくれた Andy Vaz に対する謝辞がサンクス欄に書かれています。ということで前作の『Questions And Comments』から5年ぶりとなる2作目。

Geoff White といえば音の粒子が見えるような繊細な上モノとダビーな音響処理が特徴な人ですが、Aeroc と Jackstone という別名義での作品や、様々なレーベルからの発表を経ていながらも基本路線は前作と変わらず。しかしその技は一層の冴えをみせ、上モノはクリスタルの破片が舞い上がるかのような美しさと切れ味を感じさせ、それでいて以前はその線の細さも目立ったリズムは、それが嘘のように太く鳴り響く。特にアナログだと1曲目になる “OPPOSING PLATFORM” の繊細な美しさと、それを全てなぎ払うかのような凶暴な低音の対比は素晴らしいの一言。そして CD の方はミックス仕様になっているんだけど、その流れも文句なし。 background の長い歴史の中でも屈指の一枚。

試聴
@TOWER.JP

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[Tracklist]