V.A. / OUR SOUND 2 (Destructive) 2CD

V.A. / OUR SOUND 2 (Destructive)
http://www.myspace.com/destructiverecordings

イギリスのダブステップ系レーベルが2005年と2008年にアナログで出したレーベルコンピを纏めた2枚組みCD。

このレーベルに関してはリリースも少ない上に情報もあまり見つからないので、正直どんなレーベルなのかよく分からないんだけど、2008年盤の方は基本的にどの曲もベースラインよりも跳ねたドラムの方が前面に出ていて、ダブよりもブレイクビーツの要素が強いトラックが多い。その分重さに関しては希薄なものの、それがちゃんと聴きやすさにつながっているし、また Funk Ethics の “Blues Is Now” なんて逆に軽さを前面に出しているような曲もあったりと面白い。

一方2005年盤の方は時期が時期だけにあまりダブステップのスタイルが確立されていなかったのか、ダブステップとドラムンベースの中間にいるような曲が多い。しかし今はそのあたりの曲をドラムステップなんて呼んでいたりするわけで、やはり時代はめぐるということなんですかね。
でも実際ここに収録された曲たちはドラムステップといわれてもほとんど違和感のないものばかりで(若干軽さは目立つけど)、むしろ2008年盤よりも面白い。
中でもこれが Distance とは信じられないくらい軽やかでパーカッシブなブレイクビーツを聴かせる “Swarm” は特に面白い。

Our Sound 1 & 2 - Various Artists
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Caspa / Everybody’s Talking, Nobody’s Listening (Fabric) mp3

Caspa / Everybody's Talking, Nobody's Listening (Fabric)
http://www.fabriclondon.com/label/

Gary McCann こと Caspa のファースト・アルバム。

今までこの人の音源聴いた印象からすると、ベタなダブ・ステップが中心なのかなと思っていて、まぁ実際ベースがブリブリと唸るいかにもなダブ・ステップも多く収録されてはいるのだけれど、それ以外にもメロウなバラードや、ビートがドラムンベースっぽいものなど、ちょっと毛色の違う曲がいいアクセントになるとともに、何曲かで招かれたアクの強いMC達が非常にいい仕事をしていて(中でも Dynamite MC が最高)、単調になりがちなダブステップのアルバムの中でも、緩急を付けることに成功している。

まぁそれでも最近のテクノっぽいダブステップに慣れた耳からすると、ビートの感じが好きになれない部分があるにはあるんだけど、ダブステップがどういった音楽なのか分からない方には、分かりやすいアルバムなのではないかと。

試聴
[TrackList]

V.A. / License To Thrill (Dub Police)mp3

License To ThrillLicense To ThrillLicense To Thrill
http://www.myspace.com/dubpolice

前回紹介した『Fabriclive 37』でも結構使われてた Dub Police のコンピ・シングル×3。因みにその『Fabriclive 37』を担当した Caspa と Rusko も参加してますが、他のは全く知らん。っていうか、そもそもこの Dub Police というレーベルについても全然知識がないので、シーンの中でのこのレーベルの位置づけとか、そんな事は全く分からないんだけど、聴いた感じはわりと正統派な感じですかね。美しいアンビエンスに耳がいく “Forever” なんかは印象的だけど、他のはけっこうハードコアで、曲もかぶってるせいか『Fabriclive 37』と印象はそれほど変わらず。
なのでそれほど新鮮味もなければ驚きもないんだけど、やはりダブの語法が使われてる曲が多いので、自分にはしっくりくる。中でもあえて好きな曲を選ぶなら、激烈四つ打ちダンスホールな “Kromestar” かしら。この曲といい最近の Deadbeat といい、デジタルなダンスホールって案外面白い気がしてきた。

試聴1
試聴2
試聴3

Caspa and Rusko / Fabriclive 37 (Fabric)mp3

Fabriclive 37
http://www.fabriclondon.com/

先月号の特集が「少年ジャンプ」だったので思わず買ってしまった「スタジオボイス」なんですが(何気に買ったの始めて)、今月号の[オルタナティヴ・ミュージック]ランキング100というのを見てみたら、100枚中持ってるの『No New York』だけだった。これは私が如何にオルタナティブに興味がないか、って事の表れなんでしょうか。でも今のオルタナティブって、ノイズ・ドローン・サイケデリック、みたいな感じでしょ?私どれも聴いてないもんなぁ。しょうがないか。

今までのブログの記事を読んでいると、わりとダブ・ステップに対しては否定的だったように思えたびびんばさんが、「このミックスCD聴いてダブ・ステップの可能性に気づいた」みたいな事を書いていたので、コレは早速聴かねばと、慌てふためいて探した1枚(因みに買ってはいない)。

多分多くの人にとってのミニマルがそうであるように、私にとってダブ・ステップって、全くといっていいほど曲毎の差異が分からない音楽なんだけど、好きか嫌いかと問われれば、断然好きではある。それはやはりダブの要素が非常に強いというのが大きいんだけど、ダブ・ステップというスタイルがまだまだ流動的であるがゆえに、混沌としたエネルギーを感じさせるのも魅力的。

そしてこのミックスCDも、ダブ・ステップって以外に色んなのがあるのねぇ、ってな感じで、ドラムン・ベースっぽいのからルーツ・レゲエっぽいのまで、スタイルはなかなかに幅広く、しかしこの中で好きな曲があるかといえば、曲の区別なんかよく分からねぇんだけど、ひたすらブヒブヒいってるベース音を聴いてるだけでもすげぇ楽しい。
一度生で聴いてみたいモンですな。

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