Hey! Say! JUMP / JUMP NO.1 (J Storm) CD

Hey!Say!JUMP / JUMP NO.1 (J Storm)
http://www.j-storm.co.jp/hsj/

デビューから約2年8ヶ月たってようやく発表された Hey! Say! JUMP のファースト・アルバム。

シングルでデビューしてからそれほど間をおかずアルバムを出す事が多いように思えるジャニーズのグループにあって、2年8ヶ月というのはずいぶん時間をかけたなという感じなのだが、それが大事に育てられたというよりは、事務所に放置されていたという方がしっくりくる状況だったのは、このグループの未来に不安を感じずに入られないが、この作品に関してもちょっと心配になる出来だ。

SMAP 以降のジャニーズ、特に KinKi Kids 以降のグループに関しては、常に時代に合わせて音楽を洗練させる(洗練という言葉が適当かちょっと分からないけど)形で、自分たちの音楽的特徴を磨いてきたわけですが、その中にあって、正統派アイドル的な要素が強かった NEWS をさらにレイドバックさせたのが Hey! Say! JUMP という印象で、それこそ曲によっては光GENJI の時代に逆戻りしたのではないか、と錯覚させられるほど。

じゃぁ今作はただ古臭いだけの作品なのか、といえば、まぁ基本的な部分においては王道的なジャニーズ歌謡が基本になっているのは間違いないのだが、ヒップホップを取り入れた “Your Seed” などに顕著なように、それなりに時代性に対する目配せもされている。

しかしそれらを含めても今作は今までのジャニーズの遺産だけで出来上がっていて、つまりは Hey! Say! JUMP らしさが全くといっていいほど感じられない。
まぁまだファースト・アルバムという事と、全員平成生まれであるという若さを考えれば仕方のない部分もあるかと思うが、だったらその若さをもっと前面に出して弾けた内容にしても良かったのではないかと思うし、「僕らは平成Only! 昭和でShowは無理!」というとんでもないパンチラインを引っさげてデビューしたグループが前身になっているわりに、この小ぢんまりとした内容はいかにももったいない。

あと今作のレイドバックした内容は、あまりにも音楽的になり過ぎたジャニーズの音楽性を、いったんアイドルらしいものに戻すためなのかと思ったんだけど、今作には作詞はもとより、作曲や編曲にまでメンバーが関わっているらしくて、ということは今作の方向性はメンバー主導によるものなのだろうか。だとしたらますますよく分からないグループだ。

ちなみにこの盤を貸してくれたもりたさん激推しの “Time” はねぇ、ごめんなさい、よく分かんなかったです。

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中山優馬 w/B.I.Shadow / 悪魔な恋 (Johnny’s Entertainment) CD

中山優馬 w/B.I.Shadow / 悪魔な恋 (Johnny's Entertainment)
http://www.johnnys-net.jp/j/artists/j_jr/

こちらもよく槍玉に挙げられますね、ということで某アグネスさんが見たら児童ポルノだと騒ぎ出しそうなジャケットの、中山優馬と愉快な仲間達のデビューシングル。

でまぁこの曲に関しては、主題歌になっているドラマ「恋して悪魔」が低視聴率なのに、20万以上売れていることで色々いわれておりますが、やっぱり世間的には20万という数字は大きいんですかね。個人的にはこれだけ?、って思ったんだけど。
そもそもこのシングルって 中山くんの曲(面倒なのでこう書く)は1曲しか入ってなくて、残り2曲は Hey! Say! JUMP の山田くんと知念くんが加わった NYCboys 名義の曲なわけですよ。ということは Hey! Say! JUMP のファンで買う人も多いんだろうし、またデビュー作ということでご祝儀代わりに買う人も多いだろうし。実際ジャニーズのグループで一番売れてる曲って大抵デビュー曲なんだし。ということはあとは下降線なわけで、ちょっときびしいとおもうんだけど。
しかも3曲中2曲が別ユニットの曲って、デビューの形としてはどうなんですかね。

まぁ前途ある若者に対して、私みたいなおっさんがグダグダ書いてもしょうがないので、曲のこと書きましょうか。

まず中山くんの “悪魔な恋” は、この前の KAT-TUN のコンサートで聴いたらしいんだけど、全く印象に残っていなくて(まぁあのコンサートではキスマイなんとかの首振りが強烈過ぎた)、実際CDで改めて聴いてみてもあんまり印象に残らない、ものすごく薄味のアコースティック・バラード。
でもこの曲がよくないのか、というとそんなこともなくて、回数聴くとじわりじわりと染み込んでくるようなメロディの良さがあるし、全体的に歌謡曲の色がかなり濃いのも個人的に嬉しい。それに中山くんの歌も、取り立てて個性のあるものではないものの、この曲に関してはその色の無さと、 B.I.Shadow 含めて高音の透明感も曲に合っている。
まぁデビュー曲でこんなに地味なのはどうかなとは思うんだけど(だってライブで盛り上がらないでしょ、これ)、歌謡曲としてのジャニーズとして良質なものかと。

残りの NYCboys による2曲は、まさにジャニーズによるバレーボールのイメージ・ソング、としか表現しようがないようなダンサブルな曲。もうこの手の曲に関しては私は逆らえないです。すげぇ好き。