Kontext / Dissociate (IMMERSE) 3LP

Kontext / Dissociate (IMMERSE)
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以前何度か紹介したロシアのプロデューサー Kontext が2010年に出したアルバム。

このアルバムに先んじて出されたシングル(過去記事)では、従来のスタイルからはかなり逸脱したダブステップを聴かせていたのですが、今作もそれは同様。
ダブーな音響空間の中で鳴る細かなノイズ交じりの音はエレクトロニカ的ながら、リズムには確かにダブステップの影響が感じさせるものになっていて、それらが渾然一体と蠢く感じはやはり面白い。
シングルの感じからすると、アルバム全体もうちょっと暗くなるのかと思ったけど、浮きもせず沈みもせず、一定のテンションが保たれているのも聴きやすくていいんじゃないでしょうか。

ちなみに今作はアナログと配信のみで、 CD は出ていません。

Dissociate - Kontext

Kontext / Plumes (immerse) 12″

Kontext / Plumes (immerse)
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こちらは2枚同発シングルの2枚目(パート1はこちら)。

パート1の方もかなり独特ではあったんだけど、こちらはさらに進んで表の方は四つ打ち。しかし音響処理こそダビーではあるものの、ミニマル・ダブによくある重たさがほとんどなく、むしろ浮遊感を湛えたまま飄々と進んでいく、今までありそうで、何気にほとんど聴いたことのないようなトラックになっている。

裏の “Blinkende Stjerne” は、深い音響空間と悲しげな上モノの中で、リズムが刻々と変化する、これまたダブ・ステップから大きくはみ出した曲。これは多分アンビエントとか好きならいける感じの曲じゃないかしら。

とまぁ、シングルの4曲を聴いただけなんだけど、かなり面白いアーティストなのは間違いないかと。見つけたら今のうちに唾つけておきましょう。

試聴

Kontext / Falling to Weightlessness (immerse) 12″

Kontext / Falling to Weightlessness (immerse)
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今さら買えるかどうか分からない、昨年発売の12インチを紹介することに一体どれほどの意味があるのか、などと思いつつも、これは自分の防備録的なものも兼ねてるからいいんだもんね~、と自分に言い訳ばかりしている今日この頃なのですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ということで、何気に発売してから半年近くたっている Kontext の2枚同発シングルの1枚。
昨年ミニマルからダブステップへの接近として、一番面白かったのが wax (過去記事)ならば、ダブステップからミニマルへの接近で一番面白かったのがこの人ですかね。

この KONTEXT という人はまだそれほどリリース量はないみたいなんだけど、 DISSIDENT という名義でも活動しているロシアの人(レーベルはブリストル)。
ロシアというと、どうしても scsi-9 の印象が強いので、なんとなく儚げな音を想像してしまうのですが、今作はそんな印象とは程遠い、独特の音響ブレイク・ビーツ。裏の “Aeromonarchs Attacks” こそ、多少ダブ・ステップっぽい体裁はとっているものの、表の “Falling To Weightlessness” なんかは、ダビーな音響の中で低音が蠢く、あえてジャンルに押し込めるのであれば、エレクトロニカに近いトラックで、それでいてダブステップにもミニマルにも繋がる質感を備えている。さらにはギリギリのところで新体制を保持しているのも面白い。

パート2に続く

試聴