A/T/O/S / A Taste Of Struggle (Deep Medi) mp3

A/T/O/S / A Taste Of Struggle (Deep Medi)
http://deepmedi.com/

これが初のリリースと思われる A/T/O/S が2013年3月に Deep Medi から発表したシングル。

以前書いたように、昨年の後半はダブステップがあまり面白く感じられなくて遠ざかっていたのですが、今年になってから色々と面白いと思える盤が増えたので、自然と聴く回数が増えています。これもそんな盤。

とはいっても今作はダブステップと呼ぶには躊躇がいる作品で、タメの効いたスネアなどはそれっぽいものの、全編女性ヴォーカルを中心に据えられていて、むしろ R&B といった趣。トラック自体は重量感があるものの、こんな歌ものを Deep Medi が出したというのはかなり意外ながら、 Weeknd 以降、エレクトリックな音が増えてきている R&B とどう交わっていくのか、とか考えるとわくわくするし、曲自体も地味ながら良い。

残りの2曲はリミックスで、自身もポップな作風が増えている Skream は、この手のリミックスはお手の物という感じで、ヴォーカルを残しつつ、それを盛り上げるようなシンセを足す事で曲の印象をガラッと変えていて良い。また Commodo によるリミックスは、ヴォーカルを遅回しにし、さらにトラック自体も引きずるような重さの、それでいて洗練された R&B に作り変えていて面白い。

まぁ A/T/O/S というアーティストに関しては情報が少なすぎてよく分からない部分が多いのだけれど、これからも期待できそうなアーティストだ。

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Skream / DIAM/MOOD TO FUNK (Digital Soundboy) mp3

Skream / DIAM/MOOD TO FUNK (Digital Soundboy)
http://www.digitalsoundboy.com/

Shy FX のレーベル Digital Soundboy から2013年5月に発表された Skream の2曲入りシングル。

ネットに上がっている Skream の最近のミックスを聴くと、妙に四つ打ちづいてる感じがするんですが、今作の “DAIM” もその流れなのか、完全に四つ打ち。キックではなくてベースがグルーヴを作り出しているところなんかは彼らしいっちゃぁ彼らしいのかもしれないけど、全体的に音が軽くて消化不良。上モノのレイブっぽい感じとか嫌いじゃないんだけど。

もう1曲の “Mood To Funk” は Skream らしいへヴィなダブステップ。でもサブベースじゃなくて低音を震わせてほしかった・・・。

Skream / Skreamizm Vol. 7 (Tempa) mp3

Skream / Skreamizm Vol. 7 (Tempa)
http://www.tempa.co.uk/

Skream こと Oliver Dene Jones が2013年1月に出した、毎度おなじみ「Skreamizm」シリーズの7枚目。

最近ポップな作風が目立つ Skream さん。でもこの「Skreamizm」シリーズではあくまでフロア向けのトラックをリリースする、という印象がなんとなくありました。しかし今作からのリード曲であり、1曲目に収録されている Kelis が参加した “Copy Cat” は、弾むような上モノとゆったりとしたビートのポップなもの。
また Skream 流のアシッド・ハウスともいえそうな “Sticky” なんて曲もあったりして、今までの「Skreamizm」シリーズとは少し違う印象を受ける。

ただ一方でベースがうなる “Vacillate” や “Scrooge’s Revenge” 、ディストーションかかったベースがほとんどメタルのギターのようになっている “Inhumane” 、絶妙なタイミングで入るベースの揺れ方が気持ちいい “Junkyard Dispute” と、ハードな曲も多いので、これをもってして「Skreamizm」シリーズもポップかが進む、と決めるのは時期尚早か。

まぁそれを抜きにしても『Skreamizm Vol. 5』(関連記事)や『Skreamizm Vol.6』(関連記事)に比べると、目立った曲がないので地味なんだけど。

Skreamizm, Vol. 7 - Skream

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Skream / Skreamizm Vol.6 (Tempa) 3LP

Skream / Skreamizm Vol.6 (Tempa)
http://www.tempa.co.uk/

ついでなんで Skream が昨年末に出した EP シリーズの第6弾。

最近はポップな面ばかりが目立ってどうにも物足りないと思える事の多い Skream さんなんですが、今作はかなり硬質に攻めていて素晴らしい。

震えるベースラインに呼応するかのようなラップを Trim が聴かせる “Tweedle Dee, Tweedle Dumb!” 、地を這うようなベースと音響で深い音世界を作り出している “Abstruse” 、最後を軽やかなリズムと憂いをもったメロディの対比で締める “FNKONOMIKA” など聴き所が多いのだけれど、中でも扇情的なシンセと女性ヴォーカルなどの上モノやリズムの抜き差しで8分近い曲を盛り上げる “Indistinct” はある意味ミニマル・テクノのようでもあり、今まで聴いた彼の曲の中では一番好き。

作品単位での充実度に関しても、彼の作品の中でも上位に入るんじゃないかしら。

Skreamizm, Vol. 6 - ITM Edition - Skream

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Skream / 100K Freeizm

Skream / 100K Freeizm
http://www.skreamizm.com/

Skream こと Olly Jones さんが、 Twitter のフォロワー10万人突破を記念して配布した未発表音源集。

制作時期としては2006年から2009年までのものが纏められていて、それはつまりファースト・アルバムの『Skream!』(過去記事)からセカンドの『OUTSIDE THE BOX』(過去記事)が出るまでの期間と重なるわけでだけど、その時期に聴かせていた高揚させるような派手さを持った路線ではなく、セカンドに近い分かりやすさを持った曲が多く収録されていて興味深い。

まぁちょっとポップな曲が多すぎてだれそうになる瞬間もあるんですが、要所要所で硬質な曲をもってきてしめてくれるので、なんだかんだで楽しんで聴ける。
やはり彼のフリーの作品集にははずれがない。

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(落とし方分からない方は適当にぐぐって他のとこで落としてください)

Skream, Benga, Rusko, Funkystepz

ベースものでフリーの作品をいくつか。

Skream & Benga / Scion A/V Presents - Skream & Benga
『Skream & Benga / Scion A/V Presents – Skream & Benga』
アメリカの音楽サイト「Scion Audio Visual」で12月初旬に発表された、タイトルどおり Skream と Skream のスプリット盤(共作はなし)。
Skream って何だかんだでフリーの曲をしょっちゅうネットで見かける気がするんですが、 Benga に関してはリリース自体少なくなっているのでありがたい。
んでその Benga さん、ギターリフっぽいサブベースと、ギターソロのようにうなる “Any Steppers ” の方はロックっぽい珍妙な曲、 “Electro West ” は跳ねまくるドラムと扇情的なシンセが印象的な曲で、両方とも個性的。
一方 Skream の3曲はベースがうなるフロアトラックで、どれもかっこいいんだけど、彼のレベルからするとまぁ普通という感じかしら。
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『Skream / FREEIZM HISTORY』
んでこちらは Skream が昨年のクリスマスに発表した音源(ジャケットなし)。
タイトルから察するに昔の音源を含めた網羅的なものではないかと思うんだけど、実際以前を髣髴とさせるどっしりとしたベースラインの曲が多く、最近のベースがやたらとブリブリいうものより私はこういうものの方がやはり好き。時折入ってくるドラムンベースもいいアクセントになっている。
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Rusko / 2006 - 2010 remix collection
『Rusko / 2006 – 2010 remix collection』
Rusko が今まで手がけたリミックスをまとめた作品(発売したものとはミックスが違うみたい)。
Rusko ってダブステップ黎明期から活動しているプロデューサーの中でも露骨にポップに振れた人、ということであまり良い印象がなかったんだけど、今作は原曲のポップな要素を上手くダブステップに取り込んでいて、思ったよりもずっと楽しめた。思ったほどブロステップっぽくもなかったし。今年アルバム出るみたいなんで、今度はちゃんと聴いてみようかしら。
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Funkystepz / The ReFix EP
『Funkystepz / The ReFix EP』
ロンドンの3人組 Funkystepz が昨年末に出した EP 。
彼らについては赤西くんの盤(過去記事)にリミキサーとして参加していた以外は、 Hyperdub からリリースしていることくらいしか知らないので、てっきりダブステップなのかと思ったら、 UK Funky とか BassLine と呼ばれるタイプの曲がほとんど。なので軽快なダンスミュージックとして全然悪くないんだけど、私はこの手の曲ならもうちょっと BPM 早めの方がいいかしら。1曲だけやたらとベースがでかい “Bounce ReFix” とか好きだけど。
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KATY B / ON A MISSION (COLUMBIA) CD

KATY B / ON A MISSION (COLUMBIA)
http://katyonamission.com/

イギリスはペッカム出身のシンガー・ソングライター KATY B さんのデビュー・アルバム。

私が彼女の名前を知ったのは昨年 のデビュー曲、”Katy On A Mission” でなんですが、そのトラック作っていたのが Benga だったので、所謂ダブステップの歌姫的なものを想像していたんだけど、アルバム通して聴いてみるとちょっと違う印象ですかね。

まずアルバムの1曲目の “Power On Me” がいきなり四つ打ちなので、ダブステップの印象が強いと、あれ、ってなってしまうのですが、それ以降もドラムンベースだったりハウスだったりファンキーっぽかったりと、様々なクラブ・ミュージックのスタイルのトラックの上で歌っていて、何か一つのシーンを代表する、っていう感じではない。

またそのトラックにしても、上に挙げた Benga 以外にも、 Skream や Zinc など知っている人が製作しているのだけれど、彼らがソロで作っているようなクラブ・トラックというわけではなく、あくまで KATY B のヴォーカルが中心になるように作られていて、ようは今作って使っているビートが多少新しいだけで、本質的には普通のポップ・アルバムなんですよね。

そうなってくると KATY B の歌にしろ曲にしろ、別段悪いものではないものの、かといって特筆すべき点があるわけでもなくて、これだったらクラブ・ミュージック的に振り切れた方が面白かったんじゃないのかなぁ、と思ってしまう。

まぁそれでも聴きやすい作品なのは間違いないので、ダブステップなんかの入り口としてはいいのかなと。

On a Mission - Katy B

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V.A. / OUR SOUND 2 (Destructive) 2CD

V.A. / OUR SOUND 2 (Destructive)
http://www.myspace.com/destructiverecordings

イギリスのダブステップ系レーベルが2005年と2008年にアナログで出したレーベルコンピを纏めた2枚組みCD。

このレーベルに関してはリリースも少ない上に情報もあまり見つからないので、正直どんなレーベルなのかよく分からないんだけど、2008年盤の方は基本的にどの曲もベースラインよりも跳ねたドラムの方が前面に出ていて、ダブよりもブレイクビーツの要素が強いトラックが多い。その分重さに関しては希薄なものの、それがちゃんと聴きやすさにつながっているし、また Funk Ethics の “Blues Is Now” なんて逆に軽さを前面に出しているような曲もあったりと面白い。

一方2005年盤の方は時期が時期だけにあまりダブステップのスタイルが確立されていなかったのか、ダブステップとドラムンベースの中間にいるような曲が多い。しかし今はそのあたりの曲をドラムステップなんて呼んでいたりするわけで、やはり時代はめぐるということなんですかね。
でも実際ここに収録された曲たちはドラムステップといわれてもほとんど違和感のないものばかりで(若干軽さは目立つけど)、むしろ2008年盤よりも面白い。
中でもこれが Distance とは信じられないくらい軽やかでパーカッシブなブレイクビーツを聴かせる “Swarm” は特に面白い。

Our Sound 1 & 2 - Various Artists
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MAGNETIC MAN / MAGNETIC MAN (COLUMBIA) CD

MAGNETIC MAN / MAGNETIC MAN (COLUMBIA)
http://www.magneticman.net/

Skream と Benga 、そして Artwork の3人によるユニット Magnetic Man が昨年10月に発表したデビュー・アルバム。

ダブステップ・シーンの古参3人が集まったユニットという事で、一体どんな音になるのかと思ったが、メジャーであるコロンビアからのリリースという時点である程度方向性は決まっていたのだろう。今作は Skream のアルバム『OUTSIDE THE BOX』(過去記事)よりも明確にダブステップのポップ化が志向された作品になっている。

ではどういった方法でポップ化がなされているのかというと、それはほとんどの曲でヴォーカリストを招くことであり、曲のリードとなる明確なメロディを乗せることであり、上モノを中心とした音を聴きやすい華やかな音にする事であり、つまりは手垢にまみれた手法である。

しかしダブステップのフォーマットそのものを崩してポップに取り込もうとした印象さえあった『OUTSIDE THE BOX』に比べ、あまりリズムに手の入れなかった今作は、どうしても予定調和な印象はするものの、それでもダブステップのポップ化という事では成功しているし、実際よく出来たアルバムだと思う。

それでも今作を私が持て囃す気にならないのは、結局ダブステップも他の様々なスタイルが通った道と同じ道を行くのかとうんざりさせられるからで、少なくとも今作から私はダブステップの未来を感じ取る事は出来ない。

Magnetic Man - Magnetic Man

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SKREAM / OUTSIDE THE BOX (Tempa) 2CD, 4LP

SKREAM / OUTSIDE THE BOX (Tempa)
http://www.tempa.co.uk/

昨年は何のかんのでダブステップを色々聴いたんですが、特に印象に残った事といいますと、まぁありきたりなんですがダブステップのメインストリーム化になるかと。
中でも Diplo がダブステップに飛びついたというのと、 Magnetic Man がメジャーからリリースしたというのは大きかったのかなとは思うんですが、これも基本的にはその流れに位置する作品ですかね。
っていうことで前作『Skream!』(過去記事)から4年ぶりとなる Skream のセカンド・アルバム。

まぁこれは大体どのジャンルにおいてもそうだと思うんだけど、ジャンルの知名度が上がるにつれ、そのシーンの内側からより一般的な曲の定義に近い体裁を整えた作品、彼らの言葉を借りるのであれば「音楽的」な作品が出てきますが、今作もそういった作品で、多くのヴォーカリストを招いたりメロディを際立たせたりと、端的に書けばポップな作品になっています。

しかしこの手の作品が「音楽的であること」に意識を奪われた結果、そのジャンルが持っていた魅力を見失いがちになるのと同様、今作もそれが作品の良さにつながっているとはいい難く、確かに聴き易くはなったものの、バックのトラックは「マスタリング間違えたの?」っていうくらいベースの低音もスネアのアタックも控えめな迫力のないもので、ダブステップとしては非常に物足りない。

っていうかここまで物足りない音だと、そもそもダブステップである必要性さえもよく分からなくて、これだったらむしろダブステップにこだわらない方が良かったのではなかろうか(この辺のバランス感覚については、 Skream も参加している Magnetic Man の方が上手くやってた気がする。まだあんまり聴いてないけど)。

でまぁここまでなら Skream がポップに行こうとしてこけた作品、っていうことでいいんだけど、それだけともいえないのがアナログ盤の存在で、こちらに関しては基本的な収録曲は同じながらも、クラブ用にマスタリングがしなおしてあるのか音の迫力が段違いで、中でもアナログにしか収録されていない “8 BIT BABY” のインスト版などはまるで違う曲のよう。

さらに彼は今作が発売される少し前に『Freeizm』という、これまたクラブ・トラックばかりを集めたような音源をフリーで配布していて、つまりはメイン層に向けたものとクラブ層に向けたものと、作品の色を明確に分けたわけですね。
でこれってやり方としては賢い方法なんだとは思うんだけど、ある意味両方の層に対する諦めにもなるわけで、そこに物足りなさを感じる。

SKREAM / Skream Presents Freeizm

ちなみに Skream は昨年末にも『The Freeizm Album』というフリーのアルバムを発表していて、これが『OUTSIDE THE BOX』をクラブ・トラックで構成し直したような作品になっていて、興味深いというか深読みしたくなるというか・・・。

Outside
Freeizm Volume 1
Freeizm Volume 2
Freeizm Volume 3
The Freeizm Album

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V.A. / Tempa Allstars Vol:05 (TEMPA) 2LP

V.A. / Tempa Allstars Vol:05 (TEMPA)
http://www.tempa.co.uk/

ちょっといっぱいというほどの数にはならないなぁ、と言い訳してみたり。

その名の通り TEMPA のコンピレーションの第5弾。

ダブステップが今すごい速さで進化、拡散しているというのは、私が今更書くことでもないんですが、今作もレーベル・コンピという枠に収まらずに、様々なタイプのダブ・ステップが納められている。

中でも一番面白かったのは、 Pinch の “Motion Sickness” で、比較的オーソドックスなダブ・トラックの上で、パルス音のような上モノが痙攣でもするかのように細かになる曲で、その上モノが生み出す浮遊感が非常に中毒度が高い。さらにその上モノがだんだんピアニカみたいに聴こえてくるのも面白い。

他にもタイトなリズムと扇情的なシンセで盛り上げる Seven 、今回も2ステップっぽいダブ・ステップながら非常にダンサブルな TRG 、最近のレイブっぽいノリとは違い、シンプルなトラックながら、ゆえに彼の音作りの上手さが感じられる Skream 、洗練された音使いでポップに仕上げた Luke.Envoy 、どんどんと沈み込んでいくようなディープなダブステップの Ramadanman と、どれも方向性はバラバラながら水準はきわめて高い。

冒頭の繰り返しになるけれど、現在のダブステップを俯瞰してみれるという意味でも、非常に秀逸なコンピです。

Skream / Watch The Ride (Harmless) mp3

Skream / Watch The Ride (Harmless)
http://www.harmlessrecordings.co.uk/

この Harmless というレーベルははじめて聴くんですけれども、そこのミックス・シリーズである『Watch The Ride』を Skream が担当した盤。

ダブ・ステップのミックスの流儀って、どんなものが主流なのかまだよく分からないんだけど、今作でもカットイン、もしくは曲のケツと頭を少し繋ぐだけみたいなミックスが多いので、ミニマルのロング・ミックスに慣れている身としては、多少物足りなさを感じるのも事実。しかし今作での、固いドラムを中心にグイグイと引っ張っていく構成は非常に力強く、弥が上にもこちらの体が動いてしまう。中でも光っているのが自身の『Skreamizm Vol. 5』(過去記事)からの曲で、また、単体ではそれほど良いと思わなかった Benga の『BENGA』(過去記事)からの曲も、ここでは見事に違った魅力を放っていて、DJミックスの魅力を改めて感じる。

今まで聴いたことのあるダブ・ステップのミックスでは、一番肌に合う盤ですね。

試聴
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Skream / Skreamizm Vol. 5 (TEMPA) mp3

Skream / Skreamizm Vol. 5 (TEMPA)
http://www.tempa.co.uk/

Skream のシングルというかミニ・アルバムというかアルバムというか、まぁそんな感じのシリーズの第5弾。なぜかいつものイラストジャケットじゃなくピースサイン。それだけ自信作ということでしょうか。さらにアナログでは、6曲入りなのに3枚組み。つまり片面1曲ずつ(曲長くても6分なのに)。もうこういうアホは大好きです。

そしてそんな仕様に負けず劣らず中身も充実している。2006年に出たデビューアルバムに関しては(過去記事)、ちょっとルーツ・レゲエ寄りすぎてそれほど良いとは思わなかったんだけど、今作は様々なタイプの曲が収められていながらも、どれもが素晴らしくダンサブル。中でも失踪感を持ったままドラムが跳ね回る “If You Know” と “One For The Heads Who Remember” 、まるで2ステップのような “Rimz” などは、自分の中の Skream の印象からするとかなり意外ながらも、体が動かずにはいられないカッコよさだし、残りの曲も、それほど意外性はなかったものの、完成度は文句なし。

この調子で、そろそろアルバムなんかも聴かせてほしいところです。

試聴

Skream / Skream! (Tempa)3LP

Skream!
http://www.tempa.co.uk/

みなさん明けましておめでとうございます。
なんか昨年はなんか何もしないうちに過ぎていってしまったというのが実感で、今年は何か成長したいものですが、どうでしょう。

あと2007年はダブ・ステップを多く聴こうとした年でもあったんですが、結局たいした枚数を聴けなくて、これまた残念な結果に。今年はもうちょっと流れくらいはつかめるようになりたいものです。
ということで、 burial と共にダブ・ステップの名を知らしめた一人でもある skream の、06年に出たデビュー・アルバム。とはいっても、この人って凄い勢いでダブルパックの EP とか出してるから、作品数はけっこうな数なはず。

そもそもダブ・ステップっといわれて思い浮かぶのは、跳ねたスネアと引きずるようなベースラインなんだけど、最近思ってきたのは、私が思っているほどスタイル的に狭くもなければ、固まってもいないのかなと。その中でも Skream は他のダブ・ステップのアーティストが持つ暗さが、良くも悪くも希薄。そして音楽スタイル的にも、よりルーツ・レゲエに近い印象で、その為かダンス・ミュージックとしての機能性は高い。でもダブ・ステップに、裏路地を思わせる暗さと湿り気を求めている身からすると、ちょっと物足りないかしら。
しかし少し前のインタビューで、最近ミニマルにはまっているというような事を言っていたので、最近盛んなミニマルとダブ・ステップの交配の中で、どのような動きを見せるのか楽しみにしたいところです。

Skream - Skream!
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