T++ / Wireless (Honest Jons) 2LP

T++ / Wireless (Honest Jons)
http://www.honestjons.com/

こちらは現在 Monolake のメンバーでもある T++ こと Torsten Profrock さんが2010年に出したダブルパック。

なんでも今作は東アフリカの SSEKINOMU なるアーティストの音源をサンプリングしたものなんだそうで、つんのめったブレイクビーツにパーカッション、ヴォイスサンプルなどによって形作られるグルーヴは、非常にファンキーながらもダブステップともドラムンベースとも似て非なるもの。
しかしそれでいてベース・ミュージックらいい猥雑さも備えていて、音楽性と機能性を高い次元で融合させている素晴らしい作品。

まぁこの後に出た Shackleton のリミックスしたやつ聴くと意外に引き出し少ない人なのかな、という感じもするんだけど、それでも今作に関しては文句なしかと。傑作です。

Wireless - EP - T++

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V.A. / SOUNDBOYS GRAVESTONE GETS DESECRATED (Skull Disco) 2LP

V.A. / SOUNDBOYS GRAVESTONE GETS DESECRATED (Skull Disco)
http://www.skulldisco.com/

昨年出たダブ・ステップ・レーベル、 Skull Disco の第2弾コンピから、アナログで出ていなかったリミックスをカットした2枚組み。
一応 Skull Disco って昨年で閉鎖になったって方々で書いてありますが、これって本当なんですかね。レーベルのサイトを見ると「1~2週間店をお休みします」しか書いていないんだけど、どうなんでがしょ。案外忘れた頃にひょっこりリリースしてくれると嬉しいんだけど。

まぁそんなことは置いといて。

Skull Disco といえば、数あるダブ・ステップのレーベルの中でもその独特なアート・フォームで注目を集めたわけですが、その独自性はこのリミックス盤でも全く変わってあらず、ビートが徐々に沈殿していくような感覚が貫かれている。
重苦しいブレイクビーツとそれを切り裂くようなひんやりとしたシンセが印象的な T++ (Monolake)、非常にシンプルなドラムン・ベースながら見事にグルーヴのある Bass Clef 、 Skull Disco らしくパーカッションとベース音で怪しい世界を現出させている Geiom 、神経症的に鳴るノイジーなギターが素晴らしい DJ Rupture と、どのリミックスも聴き応えのあるものなんだけど、個人的に圧巻だったのは Badawi のリミックス。ニューヨークのアンダーグラウンドで活動している Raz Mesinai が独自のダブ・サウンドを追求するときの名義らしいんだけど、ここでは低音蠢く暗黒ダブ・ミニマルにリミックスしていて、生暖かい底なし沼に沈み込んでいくような感覚が素晴らしく、またミニマル一辺倒の人ではあまり聴かれない、極端に低音に集中した音作りもとても良い。

正にレーベル最後を飾るに相応しい傑作ではないかと。

試聴

Shackleton / Death is Not Final (SKULL DISCO)mp3

Death is Not Final
http://www.skulldisco.com/

今日も眠いので穴埋め的に、さっき拾ってきたやつ。多分日本にはまだ入ってきてないっぽい Skull Disco の最新作。
多分ダブ・ステップに馴染みのない人は、 Shackleton はおろか、 Skull Disco も知らないと思うんだけど、今日は眠いので端折ります(ゴメンなさい、今度ちゃんと書きます)。まぁ興味のある方は、手始めにレーベルサイトから落とせるミックスでも聴いてください。
んで、 Shackleton のオリジナルとしては久々となるシングルなんですが、意外といいますか予想通りといいますか、ディープなミニマル・テクノ。でも細かく刻まれるパーカッションと、呪術的な雰囲気は変わってなくて、それほど違和感はない。
裏は Monolake の T++ による同曲のリミックス。こちらもダブ・ステップじゃなくて、変則的なブレイク・ビーツ。重苦しい雰囲気の中ドラムだけが跳ねていて、こういう浮かぶのか沈むのかよく分からない気持ち悪さがある曲は大好きです。
とりあえず12インチ入ってきたら買わねばなるまい。