V2 / 背徳の瞳 ~Eyes of Venus ~ (Epic) CD

V2 / 背徳の瞳 ~Eyes of Venus ~ (Epic)

Ajico の『波動』(過去記事)を iTunes に入れたら、次の曲がコレだったのでなんとなく流れで聴いている、 Yoshiki と小室哲哉によるユニットの唯一のシングル。

Yoshiki の音楽的特長といえば過剰さであり、また小室哲哉といえば誇大妄想気味な拡大路線に行きがちな人なわけですが、この曲ではその二つがものの見事に融合し、相変わらず阿呆のように手数の多い Yoshiki のドラム、扇情的を通り越して狂騒的な小室哲哉のシンセが、高速2ビートの上でぶつかるという、これだけでも結構無茶だと思うんだけど、そこにさらに壮大さだけを煽るようなストリングスがかぶさってきて、はっきりいって音楽的には破綻してしまっている。

しかし 歌謡曲や J-POP が基本足し算の音楽であることを考えれば、この方向性は全くもって正しいし、ならば最近のちまちましたものよりも、この V2 のように大掛かりな方がはるかに面白いし、また曲もアーティストも、よく分からないけれど何かすごい、と聴き手に思わせるだけの力を持っている。

結局 V2 はこのシングルだけで(ビデオはあるけど)終わってしまうのだが、 globe のトランス路線でコレと同じようなことすれば相当面白いだろうなと思っていたところに、 Yoshiki が globe に加入したので期待していたのだが、特に化学反応も起きずに彼はすぐに抜けてしまった。果たしてこの二人の3度目の邂逅はあるのだろうか。

[続きを読む]

Chris Liebing / techno division Vol.4 (V2 records) 2CD

Chris Liebing / techno division Vol.4 (V2 records)

先頃ワイアーで来日したばかりのクリス・リービングの最新ミックスCD。昨年出た『evolution』は個人的にハード・ミニマルではサージョンの『Force+Form』以来の傑作だと思っていたので期待していたのですが。
最近パスカル.F.E.O.Sファンク・ド・ヴォイドなどテクノ畑の人たちがミニマル・ハウスを取り入れたミックスCDを出す事が増えてきたけど、これはもう一歩踏み込んでほとんどの曲がミニマル/クリック・ハウスから選ばれてる。しかしそこは流石というか聴いた印象はまったくもってハード・ミニマルで激ハードです。クリック系は地味でどうも・・、という人にもお勧め。もう一方のCD2はわりとアッパーなハード・ミニマル。これ持ってるだけで地味なの聴きたい時も派手なの聴きたい時もOKなのでいい感じです。

試聴
『evolution』を iTunes Music Store で購入する→ Evolution CD01 Album