Hidaddy / 火種 (IFK) CD

Hidaddy / 火種 (IFK)
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私は韻踏合組合の歴代メンバーで一番好きなのはだるまさん、現在のメンバーだと Erone という人間で、特別 Hidaddy が好きというわけではないんだけど、なぜかソロ・アルバム持っているのって(現在のメンバーの中だと) Hidaddy だけなんだよね。なんでだろ(そういえば Hida はミックスCDも持ってるんだよな)。

ということで Hidaddy が2008年に発表した初のソロ・アルバム。

彼に関してはまだ韻踏合組合の各メンバーの名前も分からない頃に聴いた Head Bangerz の初アルバム『Head Bang』の “薔薇か?” での意味性を放棄したユーモアの印象が強すぎて、それ以降の絡みつくようなフロウはあまり好きになれなかったのだが、本作での彼のラップは以前のユーモアがかなり復活していて予想以上に良い。

中でも跳ねたビートに言葉遊びを絡める “マザファキライフ” や、 EVISBEATS とのさすがのコンビネーションを聴かせる “GOGYOU” などはかなり好き。

反面ありがちにラップへのこだわりや前向きさをラップにした曲に関してはあまり好きになれないのだが、それでも総体では十分魅力的なアルバムだ。

またソロ・アルバムが出たら聴いてみたい(その前に韻踏合組合聴けって話だろうけど)。

火種 - HIDADDY
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YOUTH/王韻~Da KINGS RHYME~(KEEP SURE)CD

YOUTH/王韻~Da KINGS RHYME~
http://www.keep-sure.com/

この YOUTH というラッパーの名前は、例えば韻踏合組合MSC 周辺のアルバムに客演していることから、何度もその名前は見てきているのだけれど、どうも肝心のラップの方は全くといっていいほど印象に残ってないんですよね。それはこのアルバムでもあまり変わりません。

彼は岡山出身なんだけど、西日本のヒップ・ホップの人って EVIS BEATS の影響なのか、どうも和モノのトラックを好む印象があります。でもここに収められたトラック郡は、そういったところを取り入れつつも適度に距離を置いていて、さらに総じてレベルが高い。私は正直ここに参加したトラック・メーカの名前はほとんど知らないんだけど、一人毛色の違う DJ JIN の曲が邪魔に思えるくらい。

でもやっぱり通して聴くとあまり印象に残らないんですよね。ラップとかすごい上手いと思うし、歌詞カードで韻の踏んでる部分を色違いで書いてるくらいだから押韻には相当自信があるんだと思います。しかし彼の細い声にはこのハード・コアなスタイルがイマイチ合ってないというか、太いトラックの中に彼の声が埋もれてしまってる感じがします。だから技巧的な流れるようなフロウも、文字通り流れてしまうとゆうか。
まぁその印象というのも、個人的にこの人の声があまり好きなタイプではない、というところに拠る部分が大きいのが正直なところなのですが・・・。

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