JAY BLISS / The Art Of Doing Nothing EP (Initials) mp3

JAY BLISS / The Art Of Doing Nothing EP (Initials)
http://www.facebook.com/jay.bliss.music

一応前回、前々回とデジタルで買えるルーマニアン・ミニマルを紹介したんですが、今回ので最後です(本当はシリーズ化してみたかったんだけど数が足らなかった)。

っつうことで、2003年ごろから活動しているらしい Jay Bliss さんがイギリスの新興レーベル Initials から出したシングル。

この人は色々なレーベルから作品を出していて良い作品も多いのですが、今作はあまり特徴のないミニマル・ハウスで、まぁ良くもないけど悪くもないという感じ。
なので作品としてはかなり微妙なんですが、例外なのが14分にも及ぶ Petre Inspirescu のリミックス。
Petre Inspirescu は細かい部分まで作りこんだ印象のトラックが多い人ですが、今回のリミックスも細かい音の抜き差しでじっくりと展開し、何か起こりそうな予感を引っ張りつつも、結局何も起こらないという素晴らしいもの(褒めてます)。

ということで、 Petre Inspirescu のリミックスのためだけに買っても十分元取れるシングルかと(デジタルで1曲ずつ買ってもいいんだけど)。
ちなみにデジタルの方がアナログより1曲多いです。

The Art of Doing Nothing - EP - Jay Bliss

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VID / Rebirth (Memoria) mp3

VID / Rebirth (Memoria)
http://memoriamusicgroup.nl/

この前紹介したコンピにも参加していたルーマニアのプロデューサー Vid がオランダのレーベル Memoria Music Group から出したシングル。

今回の曲はコンピの曲に比べるとキックが強めで、踊りやすいものにはなっているものの、繊細な上モノの美しさは変わらず。

うっすらと入るシンセと滴り落ちるようなピアノの調べにとろけそうになる “Rebirth” 、柔らかなシンセでゆるやかに上げていく “Etime” 、デトロイトっぽい疾走感のあるシンセとエフェクトが絶妙な緊張感を作り出している “Poem” と、どれも完成度が高い。

ただ難をいえばどの曲もリズムが直線的すぎるので、そういった意味ではベースで緩急付けている “3729” が一番よかったかしら。

まぁ作品全体でいっても十分傑作かと。

Rebirth - EP - Vid

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V.A. / 3 Years Do Easy (Do Easy) mp3

V.A. / 3 Years Do Easy (Do Easy)
http://www.doeasyrec.com/

最近人に「どんなの聴いてるの?」と聞かれると「ルーマニアのミニマル」と答える事が多いのですが、大抵なんじゃそりゃ、って顔をされるので、いくつか盤紹介してみたいと思います。

とはいっても私も特に詳しいというわけではなくて、なんとなく意識しだしたのが Petre Inspirescu の『Intr-o seara organica…』(過去記事)を聴いてから、段々と盛り上がってきているのを感じて、ちゃんと意識しだしたのは今年でしょうか。

なので実態とかは全然つかめていないのですが、とりあえずシーンの中心としてよく語られるのが Rhadoo と、先に名前が出た Petre Inspirescu 。この二人の共通点というと、 Cadenza からのリリースというのがありますが、ルーマニアン・ミニマルも大別すれば Cadenza 系のパーカッシブなものがほとんど。しかしルーマニアのものは対して展開のない地味なものが多く、また1曲1曲が長い(上の二人も Cadenza からのは片面1曲のダブルパックだもんねぇ)。

なのでそういった意味では聴く人を選ぶ感じはあるんだけど、さらに厄介なのはレコードのみのリリースというのが非常に多く、また人気レーベルになると、日本に入ってくる前に売り切れちゃうということ(3、400枚くらいは刷っているみたいだから、極端にプレス数が少ないわけはないんだけど・・・)。

とはいってもデジタル・リリースが全くないわけでもないので、今回は手に入りやすいデジタルでも出ている作品を(アナログでも出てるけど)。

ということで前置きが長くなりましたが、オーストリアのレーベル Do Easy の3周年記念コンピ。

なんでルーマニアの話してたのに、オーストリアのレーベルなんだ、って感じですが、参加してる3人中2人がルーマニアの人なので。

まず1曲目の Matthias MeyerLiebe*Detail などからもリリースしていて、過去にこのレーベルからもリリースしているドイツ出身の人。曲の方はシンプルなリズムにうっすらとした上モノが乗るミニマル・ハウスで、悪くはないんだけど、ちょっと個性が足らんかな。けっこう前面に出ているベース・ラインがもうちょっと面白いと、印象も違うと思うんだけど。

2曲目はルーマニア出身の Matei Tulbure と Traian Chereches による2人組み TC Studio
この人たちの SoundCloud の曲を聴くと実験的なものが多いんだけど、今作も負けず劣らず不思議な曲。ボツボツと鳴るキックと引きずるようなベース、うっすらと不安を煽るような上モノに鐘の音と、とてもクラブ向けとは思えない暗い曲ながら、この独特の雰囲気は癖になる。とは書きつつも、ルーマニアン・ミニマルっていう感じは希薄なんだけど。

っつうことで、自分の中のルーマニアン・ミニマルの印象に一番近いのが、次の Vid こと Sorin Rastoaca の “Simfonic 03” 。
前半部分は乾いたリズムと動きのあるベースラインの素っ気ないミニマル・ハウスながら、中盤から入ってくる淡い色彩のシンセがとにかく美しい。しかもそのシンセも、押し出しの強いものではなく、触れれば壊れてしまいそうな繊細さを持ちながら、きちんと曲に明確な色を与えていて、ここら辺の濃淡のバランスの妙が、他のルーマニアン・ミニマルにも共通していて、そこに私は魅力を感じる。
地味にハイハットで緩急付けているのもいい。

なんか最後の曲以外微妙な書き方になってしまいましたが、とりあえずルーマニアン・ミニマルの入り口として、どうでしょう。

3 Years Do Easy - Single - Matthias Meyer, T.C. Studio & Vid

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CD8枚、CDS1枚、LP2枚、12インチ10枚、ファイル6

@trinitytiny1 / log!cmushroomMM/KM / MM/KM坂本真綾 / モアザンワーズ山下智久 / エロShed / The KillerJay Bliss / Pandorum E.P.SIT / MORFOZA EPmelchior productions ltd. / coded spirituals vol. 1pepe bradock / IMBROGLIOS PART 2/4Luca Bertelli / Impro In D MinorBES from SWANKY SWIPE / BLACKSWAN 3DEEPCHORD PRESENTS ECHOSPACE / Silent World (Original Motion Picture Soundtrack)Void of Reveries / Solitary AwakeningOur Love Will Destroy The World / Thousands Raised To The SixthJoy Orbison / EllipsisJAY BLISS / The Art Of Doing Nothing EPMOODY / Why Do U Feel EPSwarms / Old Raves EndCristi Cons / Duette EPANDI & CALLY / ASAGO epPetre Inspirescu / Un Livret De Duminicapredia / InvitationDemdike Stare / Live At Golden Pudel ClubNORIKIYO & OJIBAH / OJIKIYO X NORIBAHKANGDING RAY / Monad XIBES from SWANKY SWIPE / BES ILL LOUNGEJoy Orbison, Pearson Sound & Boddika / SUNKLOFREE

@trinitytiny1 / log!cmushroom
MM/KM / MM/KM
坂本真綾 / モアザンワーズ
山下智久 / エロ
Shed / The Killer
Jay Bliss / Pandorum E.P.
SIT / MORFOZA EP
EVISBEATS / ひとつになるとき
melchior productions ltd. / coded spirituals vol. 1
pepe bradock / IMBROGLIOS PART 2/4
Luca Bertelli / Impro In D Minor
BES from SWANKY SWIPE / BLACKSWAN 3
DEEPCHORD PRESENTS ECHOSPACE / Silent World (Original Motion Picture Soundtrack)
Void of Reveries / Solitary Awakening
Our Love Will Destroy The World / Thousands Raised To The Sixth
Joy Orbison / Ellipsis
JAY BLISS / The Art Of Doing Nothing EP
MOODY / Why Do U Feel EP
Swarms / Old Raves End
Cristi Cons / Duette EP
ANDI & CALLY / ASAGO ep
Petre Inspirescu / Un Livret De Duminica
predia / Invitation
Demdike Stare / Live At Golden Pudel Club
NORIKIYO & OJIBAH / OJIKIYO X NORIBAH
KANGDING RAY / Monad XI
BES from SWANKY SWIPE / BES ILL LOUNGE
Joy Orbison, Pearson Sound & Boddika / SUNKLOFREE

例によってこの前の更新以降に買ったやつ。さすがに買い過ぎた。
あと Discogs のマーケット・プレイスを初めて利用したんですが、あれはなかなか危険ですね。

A Made Up Sound / Malfunctions (50 Weapons) mp3

A Made Up Sound / Malfunctions (50 Weapons)
http://50weapons.com/

さすがに更新しなさ過ぎな気がするので、とりあえずなんか書いてみる。

ということで、 2562 こと Dave Huismans さんの別名義、 A Made Up Sound のシングル。

この人は一応ダブステップのときは 2562 、テクノっぽいのは A Made Up Sound と名義を分けているみたいなんだけど、そもそもがテクノっぽいダブステップを作る人として注目を集めた人なので、明確な線引きというのはよく分からん。
でも面白いのは、今作なんかもリズムは四つ打ちなんだけど、使われている音に関してはいかにもテクノといったものではなく、あくまで 2562 のときにも聴ける抜けのいいドラム中心というところで、複雑なリズムだけではなく、音そのものの記名性で個性を主張できているアーティストだという事を改めて実感する。

曲としては、ブリープっぽい上モノが乗る比較的直球のダンス・トラックの “Malfunction (Adjust)” よりは、引きずるようなリズムの “Malfunction (Despair)” の方が好みかしら。

Malfunctions - Single - A Made Up Sound

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