PLASTIKMAN / EX (Performed live at the Guggenheim, NYC) (Mute) File

PLASTIKMAN / EX (Performed live at the Guggenheim, NYC)

PLASTIKMAN / EX (Performed live at the Guggenheim, NYC)
http://mute.com/

Richie Hawtin が Plastikman 名義で2014年7月に発表したアルバム。

前作『Closer』から11年、その間も DJ としては精力的に活動していたものの、シングルなどのリリースもほとんどなかったので、かなり待たされた感があったのだが、そんなことを知ってか知らずか、2013年11月に行われたイベントでのライブを収めたライブ盤という肩透かし。

しかもそのイベントを主催していたのが Dior のディレクターというのだから、私なんぞはそれだけでぐへぇ、となってしまうし、内容としても実験的なノンビートのものを想像していたのだが、実際には全編ほぼ四つ打ちのキックが鳴るミニマル・テクノ。

基調となるのはこのプロジェクトらしいアシッド・ミニマルなんだけど、『Closer』のように沈み込むよう感覚はなく、かといって当然のようにガンガンに上げていくなんてこともなく、つまりは淡々としているのだけれど、特に展開のないミニマル(最小)な音でもないので、すごく聴きやすくはあるんだけど、反面中庸な印象も強い。

音そのものは如何にも Plastikman らしいものだし、ハッとさせられる場面がないわけではないんだけど、今までの作品の衝撃度に比べて、普通に心地よく聴けてしまうという時点で、Plastikman の作品としては失敗作なんではないだろうか。

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DAN ANDREI / PARCUL COSMOS LP ([a:rpia:r]) 2LP

DAN ANDREI / PARCUL COSMOS LP ([a:rpia:r])

DAN ANDREI / PARCUL COSMOS LP ([a:rpia:r])
http://www.arpiar.ro/

あけましておめでとうございます。昨年はもっぱら年間ベストを掲載するくらいしか更新していなかったのですが、今年はどうでしょう。とりあえず昨年は音楽をちゃんと聴く時間は減る一方なのに、買う量は増加傾向なせいで、聴けてない盤がまだかなりあるので、今年はもうちょっと聴く枚数を絞りたいんですが、まぁ毎年同じ事思っているので、多分変わらんのでしょう。

ということで、昨年を振り返りがてら手短に。

昨年のテクノに関してはルーマニア系とうるさい系二本柱を中心に、というのは変わらなかったんですが、ルーマニア系は前半は良作が多かったものの、後半はあまり目立つものがなかった印象です。まぁそれは私がアルバム中心に追っかけているからというのもあるんでしょうが。とりあえず今年はもうすぐ SUBLEEJay Bliss のアルバムが出るので期待したいところです。

そんなルーマニア系の中心レーベル [a:rpia:r] から2015年末に出た DAN ANDREI のファースト・アルバム。

この人は同レーベルから2014年に発売された Raresh のリミックス盤でも一人イマイチなリミックスを提供していたんですが、今作もイマイチかなぁ。上モノとかは結構きれいなんだけど、どうも全体的に線が細いのよね。まぁそれは良く捉えれば繊細ともいえて、デトロイト系との親和性も感じさせたりするんだけど(エレクトロっぽい曲もあるし)、やっぱ中途半端かな。でもレコード屋から早々に無くなった印象があるので、人気はあるっぽいけど。

パスピエ / 娑婆ラバ (Warner) CD

パスピエ / 娑婆ラバ (Warner)

パスピエ / 娑婆ラバ (Warner)
http://passepied.info/

5人組のバンド、パスピエが2015年に発表した3枚目のアルバム。

このバンドに関しては、単純にアニメ声と呼んでいいのかも分からないくらいにゃんにゃんとした、ヴォーカルの大胡田なつきの声の印象があまりにも強すぎて、さらに曲の方も情報量が多いポップスやロックだったりするものだから、私にはこの世ならざるもののようにさえ思えるというか、それこそ初音ミクなんかのヴォーカロイド(を使っている音楽)に近い仮想的なものを感じてしまうので、私にはその音世界に入っていくのが難しい。

ただそれでも何回か聴いていると、どうしても声の個性が強すぎて単色には思えるものの、その中での濃淡というのはきっちりと表現されているので、思ったほど飽きずに聴ける。

まぁ私にとっては、聴くべきシチュエーションというのが想像できない音楽という事には変わらないんだけど。

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Post Scriptum / Post Scriptum 01 (Infrastructure) Flac

Post Scriptum / Post Scriptum 01 (Infrastructure)

Post Scriptum / Post Scriptum 01 (Infrastructure)
https://www.facebook.com/infrastructureny

Function のミックスCD で曲が使われて一部で話題になった Post Scriptum のデビュー・アルバム。発表は当然 Function のレーベルである Infrastructure から。

現在リリースされているのは本作と、上記のミックスに収録された1曲のみ。それ以外の本人に関する情報はほとんどないんですが、反面、ジャケットに使われているのはソ連の核実験場の写真と、メッセージ性が感じられるものながら、英語を解さない私は意味がよく分からず。

そして内容の方はというと、まぁ当然のように一貫して暗いミニマル・テクノなんですが、不穏な幕開けの “Decades To Millenia” 、疾走感のあるクラブ・トラックの “Even The Nearest” 等、どの曲もこれが初作品と思えないほど完成度が高い。
ただ一方ではみ出した部分が少ないので、この先の展開に不安を覚える部分も。

これがどっかのベテランの変名とかだったら腑に落ちるものがあるんだけど・・・。

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F L A C O, Chester Watson, ichiro_, Villain Park, PONY×KURABEATS, SUB SELECTOR

IKWYDLS _)F L A C O / IKWYDLS 🙂
インディアナのラッパーさんのミックステープ。最初インドの人かと思って落としたら違ったっていう。
鼻歌っぽい感じのラップが多くて、まぁ今どきな感じ。素っ頓狂な感じとかかなり好きなんだけど、もうちょい個性が欲しいか。
DownloadChester Watson / Nü
フロリダの17歳のラッパーの曲(写真見ると10代に見えないけど・・・)。どっしりとしたトラックと、テンション低めのラップがあっていてカッコいい。
NERITAKA epichiro_ / NERITAKA ep
練馬出身のトラックメイカーが今年1月に出したビートテープ。いつもよりエレクトリック成分高め。
SAME OL SHIT - COMING SOONVillain Park / We Out To Get The Money
L.A のラッパー4人組の曲。写真見る限りまだ10代っぽいんだけど、曲はオールドスクールノリ。でも微妙にテンション低目な感じが面白い。「SAME OL SHIT」っていうアルバムかミックステープがもうすぐ出るみたい。
ポニーピー'TURBOPONY×KURABEATS / ポニーピー’TURBO
山梨のラッパー PONY の作品を、東京のラックメイカー KURABEATS がリミックスした作品。湿り気のあるラップといい、ドラムが前に出たトラックといい、古き良き日本語ラップという感じ。
DownloadSUB SELECTOR / TIME TRAVELLER
そもそもどっちがアーティスト名でどっちが曲名かもよく分からないんですが、疾走感のあるエレクトロでえらいカッコいい。

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Petre Inspirescu / fabric 68 (fabric) CD

Petre Inspirescu / fabric 68 (fabric)
http://www.fabriclondon.com/

2013年に関しては、2012年に引き続きルーマニアのミニマルもよく聴いたのですが、その中でも目立っていたアーティストというと、やっぱり Petre Inspirescu ですかね。

Petre Inspirescu というと2012年12月に発表した『gradina onirica』(関連記事)が傑作でしたが、同時期に発表された本作も、「fabric」シリーズということで、ダンス的な側面が強くはなっているものの、それだけに留まらない音楽性の幅の広さを聴かせる作品になっている。

というのも今作は自身のレーベルである Yojik Concon から Petre Inspirescu の曲のみが選ばれているのだけれど、その Yojik Concon というのは彼の室内楽的な要素が強く出ているレーベルであり、今作にもストリングス等の音が聴こえる部分が多い。

ただそれによりリスニング向きの作品になっているのかというとそんなことはなく、じっくりとダンス・グルーヴを積み上げながら、景色を塗り替えていくようなミックスは非常に美しく、そういった意味では『gradina onirica』よりも彼の魅力が伝わりやすい作品になっている。

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Perfume / Magic of Love (UNIVERSAL) CD+DVD

Perfume / Magic of Love (UNIVERSAL)
http://www.perfume-web.jp/

先日子供が通っている小学校の運動会を見たんですが、その中の一つに小学1年生による踊りがありまして、その音楽が Perfume の “未来のミュージアム” (関連記事)だったんですね。子供に人気のあるアイドルというと今は AKB と嵐が圧倒的に強いという印象なんですが(AKB の方が人気だろうけど)、そんな中にあって Perfume の音楽が使われたというのは、ドラえもんとのタイアップはそれなりに効果があったんだなぁ、という事を実感した出来事でした。

ただ、前回のタイアップが成功したからといって、今回も子供向け、なんてことはもちろんなく、 Perfume 18枚目となる今作は、いつもの彼女たちらしいダンス・ポップ。
親しみやすい音色のシンセと、ダンス・ミュージックとしては控えめな出音のリズム(グルーヴが無いって意味ではない)、そして Perfume にしては隙間のある音作りというのは、『⊿』辺りの時期の作風を思い起こさせるもので、新味というのは薄いんだけど(控えめにウォブルベースっぽい音が入っているのは、作者である中田ヤスタカの意地なんだろうか)、弾むようなメロディと、少し夢見がちな恋心を歌った歌詞がよく合っていて、なかなかの良曲。

ただ気になる部分もありまして、それは Perfume の歌唱。基本的に3人の事は歌唱力も表現力もある歌い手さんだとは思っているんだけど、この曲での彼女たちの歌はイマイチ声にハリが無かったり、音程がよたってる部分があったりと、どうも曲を自分たちのものに出来ていない感じがしてしまう。

まぁこれが痩せすぎなヴィジュアルを見たことによる先入観からきたものなら別にいいんだけど、ちょっと心配になってしまうシングルです。

カップリングの “Handy Man” は、アジアの民謡みたいな旋律(すげぇ適当に書いてる)が耳をひくわりには、総体としてはいつもの Perfume って感じのエレポップ。

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petre inspirescu / gradina onirica ([a:rpia:r]) 3LP

petre inspirescu / gradina onirica ([a:rpia:r])
http://www.arpiar.ro/

気がつけば今年も6月に突入していて、そろそろ上半期ベストの話題も出てきている今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。なんか4月頭まで続いていた毎日更新が途切れて以降、めっきり更新頻度が落ちておりますが、このままいくとまたお気に入り盤を全然紹介していない、という事態になりそうなので、とりあえず何か書いてみようかと思います。

ということでルーマニア出身のプロデューサー Petre Inspirescu のこの名義では2枚目のアルバム。
発表自体は2012年末なんですが、日本国内に入ってきたのが2013年なので、私が聴いたのも今年に入ってから。

Petre Inspirescu が2009年に発表したファースト・アルバム(関連記事)はパーカッシブなミニマル・テクノ、2011年に πEnsemble 名義で発表したアルバム『Pădurea De Aur』は室内楽を再構築したモダン・クラシカル的な作品でしたが、今作はその両方の要素を纏め上げた傑作になっている。

まず1曲目の、不穏なベースラインが作り出す緊張感で延々と引っ張りながら、様々な音が立ち上っては消えていく “tulip en” が圧倒的。その他にも淡々と鳴るキックの上にうっすらと乗るストリングスが景色を塗り替えていく、17分を越す大作の “doar unul” 、躍動感のあるリズムの上で鳴る、滴り落ちるようなピアノの調べが美しい “ksses in plic” 、重心の低いベースラインが強靭なグルーヴを作り出している “pechiuli rose” 等、全曲素晴らしい傑作ぞろい。

さすがにフロアでの機能性という意味では前作よりも一歩(いや、二、三歩かな)劣るものの、音楽的な豊潤さではそれを上回る成長を聴かせる本作は、現在のルーマニア勢の素晴らしさが結実した、金字塔的な作品だ。

Perfume / 未来のミュージアム (UNIVERSAL) CD+DVD

Perfume / 未来のミュージアム (UNIVERSAL)
http://www.perfume-web.jp/

広島出身の3人組 Perfume が2013年2月に発表した17枚目のシングル。今作は映画『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』の主題歌なんだそう。

私は映画を1年に1本見るか見ないかの人間で、ドラえもんの映画に関しても、子供の頃に何本か見た事はあるものの、リニューアルして以降のものは1本も見たことがない。なので私には今作が劇中で一体どういったタイミングで流れるのかは分からないのだけれど、物語の佳境に迫ったときにその興奮を増幅させてくれるものでも、最後に流れて物語の余韻に浸らせてくれるものでもない。透明感のある音を多く使ったトラックや、一度聴いただけで覚えてしまいそうな親しみ易いメロディなど、子供を意識した作りにはなっているものの、曲自体は大した展開もなく進む盛り上がりに欠けるもので、映画の主題歌といわれて思い浮かべるような大上段に構えたものではなく、小品的なポップスになっている。そういった意味では商業音楽としてはやや疑問を感じずにはいられない曲ながら、作品自体はなかなか面白い。

この曲が子供を意識した曲、っていうのは上記した通りなんですが、その他に特色をあげるとすると、全編で鳴っているウォブルベースなんじゃないかと思うんですよね。これは小さい音や、テレビで流れ的なときなどはそれほど気にならないものなんだろうけれど、大きな音で聴くと曲にしっかりとしたうねりを与えているのが分かる。またドラムに関しては、一聴するとシンプルなエイトビートのようなんだけど、細かく刻むハイハットや、ブレイク部分などで微妙に変化するパターンなどによって、疾走感のある、それこそ手数の少ないドラムンベースのよう。つまりは前作の “Spending all my time” (関連記事)に続く、 Perfume 流 EDM といった内容になっていて興味深いし、 EDM の落とし込み方としては “Spending all my time” なんかよりはるかに面白い。
まぁこれを Perfume でやる必要があるのか、って気はしなくもないんだけど・・・。

カップリングの “だいじょばない” は、軽快なシンセと軽めの四つ打ちキックによるエレクトリックなディスコ・ポップ。ヴォーカルを素材の一部として扱っているような感じは初期を髣髴とさせるものので、悪い曲ではないもののグルーヴが平板すぎて面白みはイマイチ。

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PICNIC WOMEN / Ⅱ WOMEN EP (Self Released) mp3

PICNIC WOMEN / Ⅱ WOMEN EP
http://picnicwomen.bandcamp.com/

大阪のトラックメイカーらしい Picnic Women が2013年1月に出したシングル。

この人の音源は『stylus ep』と『WITCHCRAFT EP』という2012年の作品で聴いた事があって、その時点でネタ感がありながらも洗練されたジュークを聴かせていた。
しかし Mariah Carey と Boyz II Me nの “One Sweet Day” をネタにしたという本作の表題曲は(っていうかこの記事で指摘されているの見るまで全く気がつかなかったので、すげぇやられたって思いましたですよ)、さらにその洗練が進んでいて、冒頭のギターとピアノの美しさや、声ネタが多い事もあって、ほとんどポップな R&B といってもいいものになっている。ただゆったりしているようでも細かく動いているベースラインや、走るスネアがジュークである事を主張していて面白いし、スクリュー的な遅回しが多い中、声ネタのピッチを上げて使っているのにもにやりとさせられる。

2曲目の “Black Bave” は疾走感のある声ネタとシンセが気持ちいジュークで、これも魅力的なのだが、それよりも面白いのが3曲目の “African” 。タイトルから想像するアフリカ音楽的なものではなく(多分使ってる声ネタがタイトルの由来なのかな)、冒頭こそいかにもジュークといった感じなんだけど、途中から一転四つ打ちになる底抜けに楽しい曲。それでいてネタを含めた上モノの柔らかさはソウルやファンクのようでもあり、高速のキックとユーモラスな音色のシンセが絡んでひたすら上がる感じはハッピーハードコアみたいでもあり、でも総体としてはシャンガーン・エレクトロに近い感じもあったり(あそこまで早くないけど)、色々な要素が感じられるのも興味深い。

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Pom Pom / Pom Pom CD 001 (Pom Pom) CD

Pom Pom / Pom Pom CD 001 (Pom Pom)

テクノっていうのは元々匿名性の高い音楽だから、作品はよく聴くけど名前しか知らない、みたいな人がわりといたりします。でもそういった人でも、大抵名前が浸透するにしたがって色々な情報が出てくるものだし、逆にリリース自体が止まってしまう、っていうことが多いように思います。
そんな中 Pom Pom は2001年から約10年間、ほとんど素性を知られる事なくリリースを重ねた稀有なアーティストの一人ではないかと思うんだけど、そんな Pom Pom さんが2008年にだした、今のところ唯一の CD 作品。

今作に収められた曲は新曲ではなく、これ以前に発表されたアナログに収録されていたものらしいのだが、クレジットなどは一切ないので確認のしようがなく、またジャケットから CD まで全てが真っ黒という徹底ぶり。
そして音の方も当然のようにアンダーグラウンド色の濃いもので、低音蠢く1曲目にはじまり、それ以降も歪んだ低音と荒い音像による個性的なトラックがずらりと並んでいる。しかしそれらはただ実験的なだけではなく、テクノの根源的なグルーヴをしっかりと保持したものだし、独特の音の位相のミニマル・ダブの13曲目の次に、スカスカのリズムの上で、今作で唯一といっていいほど透明感のあるシンセが鳴る14曲目で閉めるという流れも、不思議な味わいがあり面白い。

この人はこれ以降、アナログを2枚出したきり名前を見なくなってしまったけど、もうリリースはないのだろうか。

PETRE INSPIRESCU / MARCEL SI FIII (Lick My Deck) 12″

PETRE INSPIRESCU / MARCEL SI FIII (Lick My Deck)
http://www.lickmydeck.com/

もう1月も半分以上が過ぎましたが、相変わらず2012年のものをぐだぐだと。

まだ日本には入ってきてないみたいだけど、昨年末にセカンドアルバムを発表し、まもなく Fabric からも未発表曲のみで構成したミックス CD を発表する Petre Inspirescu さんが2012年に発表したシングル。

彼は2011年に πEnsemble 名義でモダンクラシカルに近い方向性の作品を出していたので、 Petre Inspirescu 名義のときにも室内楽的な要素が入ってくるのかと思ったら、こちらはいつも通りの淡々としたミニマル・テクノ。
“Vrednik” は途中うっすらと入るストリングスが多少それっぽいものの、曲の基調となるのはポツポツと鳴るキックと、心臓の鼓動を思わせるベースであり、そういった意味では Petre Inspirescu のダンス的側面が表れた曲になっている。
それでいてパーカッションやクリック音などを徐々に積み重ねながら組み立てられていくグルーヴは、非常に細やかな音作りがなされていて、きちんとリスニングにも耐えうる見事な曲。

もう一方の “Vrednik” は、序盤の跳ねたリズムでクラブ・トラック的な側面を出しながらも、中盤から入ってくる硬いスネアと、クリスタルやブラスなどの上モノがゆっくり融合する美しい曲。
両曲共に Petre Inspirescu の作曲家としてのセンスが感じられる充実したシングルかと。

Production Unit / ICU Tracks (Broken20) mp3

Production Unit / ICU Tracks (Broken20)
http://www.broken20.com/

イギリスのプロデューサー Production Unit こと Dave Donnelly さんが2012年に出したミニ・アルバム。

発売レーベル名である「Broken20」の後に連番をふっただけの曲名が、いかにも無機質な印象を与えるが、実際曲の方もテクノを基調とはしているものの、展開を伴わない淡々としたものが多い。

しかしポツポツと鳴るキックの上で鋭角的な電子音がどんどん変調していく “Broken20.1” はアシッド・テクノの変種のようだし(っていうかずっと鳴ってるスネア含めて Plastikman を思わせる)、ゆったりとしたビートの上で鉄琴を思わせる電子音とストリングスが美しくなる “Broken20.4” 、偏執狂的に鳴るパーカッションとベースが奇妙なグルーヴを作り出す “Broken20.5” など面白い曲が多い。

また彼らしい歪んだ音像の荒々しいテクノにした Perc や、原曲の面影が見当たらない重々しいドローンに作り変えた Paul Purgas (Emptyset の人なんだね)などリミックスも良く、充実した内容の作品だ。

ICU Tracks - Production Unit

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Perfume / LOVE THE WORLD (TOKUMA) CD+DVD

Perfume / LOVE THE WORLD (TOKUMA)
http://www.perfume-web.jp/

Perfume が今年の9月に出したコンピレーション。
普通移籍に伴うコンピっていいますと、適当に代表曲詰め込んだベストという印象が強いですが、そこをちゃんとしたコンセプトを持った作品を作ってもらえるというというところは、このグループがレコード会社からも愛されていたからなのか、事務所の力なのか、まぁ詮索はやめておこう。

ということで、本作はただのベスト盤ではなく、現在の世界戦略を意識してダンサブルな曲を集めたという事で、基本的に四つ打ちドンドンな曲が多いのですが、 “edge (⊿-mix)” みたいな攻撃的な曲もあれば、 “love the world” のようにポップな曲もあり、曲調の幅はそれなりに広い。

ただそれはあくまで「それなり」なだけであって、彼女たちの魅力の一端でしかなく、またこの手の曲にそれほど好きなものがない私としては、特別編集盤としての面白さも感じることなく、これだったら全編ミックスでもしてほしかったなぁ、という感じ。

あとこの盤だけに入ってるリミックスがイマイチなのも、この盤の魅力を殺いでいるかと・・・。

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Perfume / Spending all my time (UNIVERSAL) CD+DVD

Perfume / Spending all my time (UNIVERSAL)
http://www.perfume-web.jp/

サボりにサボっていたら Perfume についてブログに書くの2年ぶりになっちまった。しかもこの寒い時期に夏に出したシングルについて。

気がつけば、アイドルも色んな方向性のグループが雨後の筍のようにひしめいている状況ですが、良くも悪くも個性的なグループが多い中で、女の子特有の可愛らしさを素直に出せている数少ないグループが Perfume なのかな、っていうことを “微かなカオリ” と “スパイス” を聴いた時に思いまして。

なのでそういった方向性をそのまま延ばしたようなアルバム『JPN』は非常に評価できたし、その後の移籍や世界デビューという派手な話題のときに “Spring of Life” という原点回帰的なダンス・ポップを出した事も、ファンを安心させる意味でも、グループの立ち位置を再確認する意味でも、納得できるものがありました。

しかし Perfume が8月に出した16枚目のシングルである今作は、結論から書くとちょっとよく分からない作品ですね。

今作はアメリカで今人気のある Electronic Dance Music 、所謂 EDM の影響が強く、また全編英詩という事で発売前から話題になっておりまして、私も初めて聴いた時は、確かに EDM っぽい曲だなぁ、と思いました。ただ実際 CD として発売されたものを、 EDM っぽい曲という先入観を持って聴いてみると、曲の意匠こそ多少それっぽいものの、基本的には普段の Perfume っぽい曲で、こうなってくると打ち出しとして非常に弱く感じられるし、日本向けにも海外向けにも中途半端なこの方向性をやる意味がよく分からないんですよね。カタカナ英語が悪い意味で和モノ感だしてるのもイマイチだし(彼女たちってこんな英語下手だったっけ?)。
これだったら思いっきり尖った曲を海外だけで出した方がいいと思うんだけど、まぁそれは商売的に無理って事なんでしょうか。

一方カップリングの2曲は日本向けって事なのか、非常にポップな曲ながら、 “ポイント” は彼女たちにしては珍しくドラムンベースで、私にはこちらの方が新鮮に感じられるし、ドンシャリしたリズムが『GAME』(過去記事)を思わせる “Hurly Burly” も新味はないものの良曲。

私としては「世界標準」という名の退屈なんかにわざわざ合わせる必要ないと思うんだけど、まぁメジャーだとそうもいかないんですかね・・・。

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Perc / Wicker & Steel: The Complete Remixes (perc trax) mp3

Perc / Wicker & Steel: The Complete Remixes (perc trax)
http://perctrax.bandcamp.com/

Perc こと Alistair Wells さんのリミックス・シングルを纏めたアルバム。最近12インチを細かく追えてないので、こういうのはありがたい。

2011年のアルバム『Wicker & Steel』は実験的な側面も強かった作品だったので、そのリミックスとなると原曲をクラブ・トラックにしたようなものが多いのかというとそんな事もなく、なかなかに個性的なリミックスが揃っている。

共に現在のインダストリアル・テクノの代表アーティストである Ancient Methods と Tommy Four Seven は、ほとんど自分の曲といった感じの重量感のあるインダストリアル・テクノながら、リズムは変則的で踊りやすいとは言い難いし(音の強弱とタメでうねりを作っている Ancient Methods のリミックスがすごい)、ベース系の作品の多い ASC は原曲のテンポを極端に遅くしたようなリミックスで、これまた意表をつく。
また原曲を活かしつつも浮遊感のあるディスコティックなテクノにした Walls の “Choice” のリミックスや、 “Pre-Steel” をさらに電子ノイズ的にした tengui も面白い。

それらに比べると素直にダンス的解釈を聴かせる The Black Dog と Chris Carter のリミックスは面白みに欠けるものの完成度は高いし、同じエレクトロ的なテクノながら、軽妙さと重厚さという違う方向性のリミックスを2曲提供している TVO もいいアクセントになっている。

唯一残念なのが Sigha & Truss によるふぬけたエレクトロの “You Saw Me” で、 Sigha ってオリジナルは好きなんだけど、リミックスだと毎回イマイチに思えるのは気のせいか。

Wicker & Steel (The Complete Remixes) - Perc

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PERC / WICKER & STEEL (Perc Trax) CD

PERC / WICKER & STEEL (Perc Trax)
http://perctrax.bandcamp.com/

ついでなんで Perc Trax を主催する Perc こと Alistair Wells さんが2011年に出したファースト・アルバム。
Perc って Berghain 以降のハード・ミニマル再燃の動きの中で浮上してきた人、という印象だったんですが、 Discogs 見ると活動歴10年になるベテランさんみたいですね。

ざらついた音質の女性の語りと不穏なアンビエンスで始まる “Choice” 、そしてその流れを一気に断ち切るかのような金属的なリズムが鳴る “My Head Is Slowly Exploding” という冒頭の構成は、いかにもインダストリアル・テクノといった赴きながら、比較的空間を塗りつぶすような太い音が多かった過去のそれに比べると、この作品はより隙間のある鋭角的な音作りがなされていて、それゆえノイズ的側面の目立つ実験的な印象を受ける。

それは揺らめくようなノイズが曲を導くドローンの “Pre-Steel” 、ミニマル・ダブとドローンを掛け合わせたような “Snow Chain” に顕著なのだけれど、かといってダンス的側面が置き去りにされている訳ではもちろんない。例えばくぐもったキックと歪んだドラムが曲を加速させる “Start Chopping” のようなフロアでの盛り上がりを容易に想像できるような曲もあれば、淡々としたキックの上で鳴る鐘を思わせる音が緊張感を高めていく “Gonkle” のように、地味ながらも機能性の高い曲もあり、つまりは両方の側面を備えながらも構成の考えられた、アルバムとして完成度の高いものになっている。

そして中でも圧巻なのが最終曲の “Jmurph” で、左右に振れる金属的なノイズがオーケストラのような躍動感を生み出していて、きんとアルバムの要素を汲みながらも、最後にちゃぶ台返しされたような痛快さがある見事な曲。

ただの過去の焼き直しにとどまらない、インダストリアル・テクノの進化を感じさせる傑作。

ちなみに今作は Fabric みたいなブリキ缶入り。

Wicker & Steel - Perc

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Phase / Binary Opposition Reprocessed (Token) mp3

Phase / Binary Opposition Reprocessed (Token)
http://www.tokenrecords.com/

ロンドンのアーティスト Phase こと Ashley Burchett がベルギーのレーベルから出したリミックス EP (アナログだと12インチが3枚バラで出てる)。

私はこの Phase っていう人のこと知らなかったんですが、 Discogs とか見ると活動歴10年を超えるベテランさんみたいで、今作のオリジナルの方聴く限りハード系のミニマル・テクノを作る人のよう(オリジナルはこの EP には未収録)。

なのでリミックスの方もハード系のものが多いのですが、その中でも少し毛色の違う音で目立っているのが Inigo Kennedy のりミックス。空間的な拡がりを感じさせるシンセの上モノと重たいドラムによって、縦ノリの疾走感と横ノリの躍動感が絶妙に融合している素晴らしいリミックス。また地味ながらも彼らしい無骨なミニマル・テクノに仕上げた Ben Klock もいい仕事をしている。

それに比べると Peter Van Hoesen と Sigha のリミックスは、個人的に期待していたわりには特に個性のない凡庸なもので、イマイチ残念な出来。

たいした展開もなく歪んだシンセで延々と引っ張る Planetary Assault Systems と、変則的なキックのミニマル・テクノな Ctrls のリミックスはまぁまぁ。

Binary Opposition Reprocessed (Remixes) - Phase

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PE’Z / 向日葵-Himawari-

PE'Z / 向日葵-Himawari-

1999年から活動している5人組バンド、 PE’Z が9/15~10/15まで期間限定で配信しているフリーダウンロードの作品。

日本でもフリーダウンロードがじょじょに増えてきてはいるものの、それは知名度が低いアーティストの話であって、 PE’Z のように知名度もキャリアもそれなりにあるバンドが無料配信するとなれば、それだけで十分注目に値するし、今作の配信期間が終わったすぐ後にライブ、そして今作をCDで発売と、きちんと聴いた人を「お客さん」にする流れを作っているのも興味深い。

また私は PE’Z の作品をちゃんと聴くのは初めてながら、それでも自己満足的に演奏技量をひけらかすのではなく、曲そのもに焦点を合わせているのが分かり好感が持てるし、実際今作は普段ジャズをあまり聴かないであろう人にも聴きやすいキャッチーさを持っている。

っていうところで客観的に書くとほとんど文句の付け所のない作品かなと思うんだけど、個人的にはジャズとしてもポップスとしてもあまりにも中庸というか、曲そのものに突出した個性がないから引っ掛かりがないし、流して聞く分には特段悪い気はしないものの、かといって自分で進んで聴こうとは思わん。

いかにもジャズ的な音で埋め尽くされている本作の中で、唐突にテクノ的なシンセが飛び出す “Jungle planet” はちょっと新鮮だったけど。

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Petre Inspirescu / Intr-o seara organica… ([a:rpia:r]) 3LP

Petre Inspirescu / Intr-o seara organica... ([a:rpia:r])

iPod の容量がいっぱいになりそうなのでてきとうに。

Cadenza から『Tips』というダブルパックをリリースしているルーマニア出身のプロデューサー Petre Inspirescu が、同じくルーマニアの Rhadoo と主催するレーベル [a:rpia:r] 2009年末に発表したファースト・アルバム。

Cadenza 関連のアーティストというとパーカッションを多用したミニマル・テクノと相場が決まっていますが、今作もご多分に漏れずパーカッション使ったミニマル・テクノ。

しかし陽性な雰囲気の作品の多い Cadenza に比べると、今作のトーンは終始抑え目で、なおかつあまり展開もなく非常にそっけない。
だがほとんどの曲が10分超という長尺の中で(アルバムは6曲で80分!)、じっくりとじっくりとグルーヴを体へと浸透させていくトラックは、これぞ正にテクノといったもので、一旦はまると何度でも聴きたくなる魅力をもっている。

またどの曲にも 4/4 からは外れるようなリズム感の音を忍び込ませる事によってグルーヴにふくらみを持たせているのも面白い。

ecrn award にも書いたんだけど、 Cadenza 系のアルバムでは決定打ともいえる素晴らしい作品ではないかと。

試聴

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Peverelist / Jarvik Mindstate (PUNCH DRUNK) mp3

Peverelist / Jarvik Mindstate (PUNCH DRUNK)
http://punchdrunkmusic.com/

PUNCH DRUNK を主催する Peverelist こと Tom Ford が2009年に自身のレーベルから発表したファースト・アルバム。

この人はわりとテクノ寄りのダブステップとして紹介されることの多い人だけど、今作もアンビエント・テクノに近い浮遊感が強い作品になっている。

そういった意味では Scuba の『A Mutual Antipathy』(過去記事)にも近いんだけど、今作の場合はダブステップのグルーヴも同時に保持していて、そのアンビエンスとグルーヴの妙は確かにテクノに近くて面白いし、根幹にあくまでダブがあるのが分かるのも良い。

最近のテクノの機能性だけを身に纏ったようなダブステップに比べて、はるかに有機的にテクノとダブステップの融合がなされている作品だ。

Jarvik Mindstate - Peverelist
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Perfume / VOICE (TOKUMA JAPAN) CD

Perfume / VOICE (TOKUMA JAPAN)
http://www.perfume-web.jp/

某氏よりお誘いいただきパフュームの東京ドーム公演に行ける事になっているのですが、正直今回のドーム公演に対して自分の中であまり盛り上がるものがないんですよね。てっきりジャニーズみたいに直前にアルバムリリースでもあるのかと思ったらないみたいだし、今年出たシングルは両方イマイチだし、ドーム直後に新しいシングル出すってだけじゃ燃料不足に思うんだけど、やっぱりそれは私が彼女たちのファンじゃないからなんですかねぇ。まぁそうだろうなぁ。チケット完売だもんね。ファンの方々は期待で胸がはちきれそうなんだろうなぁ。む~。

ということで今年の8月に出たシングル。

上でイマイチって書いているので、まぁ今作については特に書きたいこともないんだけど、今作も前作(過去記事)同様安全牌でいきすぎですかね。そもそも私は彼女たちに先進性を求めるタイプの聴き手ではないんだけど、それでも今作は既聴感ありすぎだと思う。まぁ悪い曲では全然ないんだけど。

カップリングの方は実際のテンポよりもゆったりした感じのミドル・バラード。曲自体はメインのよりも好きなんだけど、今更歌詞で「なう」とか使うのどうなんですかね。この親父臭さに一気に冷めたのは私だけですかね。ラップの部分は、これぞアイドルラップ、といった感じの適当さで好きな分、どうしてももったいなく思ってしまう。

う~ん、私は3日に向けてどうテンション上げていけばいいのかなぁ・・・。

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P Money / Coins To Notes

P Money / Coins To Notes

こちらも Organised Grime のメンバーだという P Money の2008年のミックステープ。

これはけっこう前のリリースだから、というのが関係あるのかどうかは分からないんですが、今作は性急感のあるグライム・ビートに早口ラップが乗るという如何にもグライムという感じのスタイルの曲が多いんだけど、グライムに関しては変化球よりも直球できた作品の方が好きなものが多く、これもそんな作品。

中でもトラックのグルーブをガッチリとつかんで、それをさらに転がす P Money のラップは本当にかっこよくて、この人が評価高いというのも頷ける。

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Pinch Ft Yolanda / Get Up (Tectonic) CD

Pinch Ft Yolanda / Get Up (Tectonic)
http://www.myspace.com/tectonicrecordings

Tectonic を主催する Pinch が2007年に出したアルバム『Underwater Dancehall』からのリミックス・シングル。

今作のオリジナルは Yolanda という女性ヴォーカリストが参加した歌物なんだけど、彼女の歌声は非常にソウルフルで、さらにビートが軽快なのも相まって印象としては 2 step に近いものを感じるんだけど、それが現在ではなく、ダブステップといえば重いという印象しかなかった2007年のものというのは非常に興味深いし、未開封のまま積んであるアルバムの方も聴かなきゃなぁ、と思ったしだい。

あとリミックスに関しては、原曲の軽快さを生かした RSD 、 Guido 、 Jack Sparrow のリミックスも悪くないんだけど、一人ガラリと空気を変えてルーツ・レゲエっぽく仕立てた L.V が一番かしら。

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