今回も簡単に。
例によって並びは順位とかではないです。
それにしても日本のアーティスト多いな…。
2019年下半期ベスト
2015年10月のお気に入り
- 坂本真綾 / FOLLOW ME UP
彼女のアルバムにしては珍しくシングル曲が多いのだけれど、アルバム曲も負けず劣らずの個性を放っており、華やかながらも濃密な作品。 - deafheaven / New Bermuda
予想していたよりもメタルっぽかったのが意外だったんだけど、 Deafheaven らしさもきちんとあって予想以上。 - René Audiard / René Audiard
ベルリンのプロデューサーの連作シングル。アホみたいに高かったんだけど、ダークなテクノばかりで私好み。 - Suolo / Cel Cuceasul EP
ただ淡く淡々と。 - Swindle / Peace, Love & Music
ダブステップとジャズやファンクが溶け合った音楽性も素晴らしいんだけど、 Deep Medi の次に Butterz からアルバム出すという事実だけで嬉しくなってしまう。 - Octave / Augustin
bandcamp でアホみたいな数の作品を発表しているルーマニアのプロデューサーのアルバム。軽快なテック・ハウス。最初8曲入りだったのに、今見たらなぜか4曲に減ってる・・・。 - Nomine / Inside Nomine
地味渋ダブステップ。ずっと聴いてられる。 - REGIS / Manbait
編集盤。”Blood Witness” と “Blinding Horses” をこんなに入れなくてもいいんじゃないの、と思わなくはないけど、 CUB の収録がうれしい。 - Garahavi / Ready To Spit
湘南のラップ・デュオとオーストラリアのビートメイカーによるミックステープ。シンプルなトラックに絡みつくようなラップが映える。 - NF Zessho / Weekly Loads # Complete Edition
「Weekly Loads」というキャンペーンで発表してきた曲をまとめた作品。派手さはないけど、シャープなラップがかっこいい。
10月は良い作品が多かったですな。
2015年6月のお気に入り
2015年5月のお気に入り
- 坂本真綾 / LIVE 2013 “Roots of SSW”
昨年1月に発表した配信限定のライヴ盤。4月のライヴを反芻したくて買ったんですが、そんなの関係なく素晴らしい作品。 - DARTRIIX / Flying One Hand
田中フミヤとも radiq とも似て非なる素敵ミニマル。 - Kendrick Lamar / To Pimp A Butterfly
ちょっと想像してたのとは違ったんだけど、それでもこれは認めざるを得ない。 - Knxwledge. / Hud Dreems
今年は特にリリース数が多いですが、今回はかなり良い。 - OMSB / Think Good<
ガチャガチャしててかっこいい。 - Tyler, The Creator / Cherry Bomb
これもガチャガチャしててかっこいい。 - PRURIENT / Frozen Niagara Falls
思ったよりもメタルっぽくて聴きやすかったです。 - Bishop Nehru / The Nehruvian EP
若いのに渋い。 - MISOGI / PINK2
この人こんなに重かったっけ、って感じなんですが、ひたすら機能的でカッコいい。 - 嵐 / 青空の下、キミのとなり
最近の嵐はシングルの充実度が高いけど、これはその中でもかなり良い。
4月の分が月末になっちゃったんで、今度は間なく更新しようと思ったら、結局中旬になっちゃった5月のお気に入り。5月は今年一番ではないかというくらいいい作品が多かったんですが、そんな中でも一番聴いていたのは結局坂本真綾という。それで次が田中フミヤのユニットなんだから、何だかんだで趣味変わってないんだなぁと・・・。
2013年4月のお気に入り
- Daluz / Chasing the Sun
- Kis-My-Ft2 / Goodいくぜ!
- 坂本真綾 / シンガーソングライター
- Djrum / Seven Lies
- Kis-My-Ft2 / キ・ス・ウ・マ・イ ~KISS YOUR MIND~
- Vibration White Finger / BACK FROM SURGERY
- The Haxan Cloak / Excavation
- James Ferraro / Cold
- Noah x SELA. / Noah x SELA. – Split EP
- Austin Paul / Velvet
3月のまとめ記事書いたのって、ついこないだじゃなかったっけ、ってくらい4月は早く過ぎ去った気がするんですが、とりあえず4月のお気に入り。前回よりも枚数が増えてますが、これはいっぱい音楽を聴いたから、っていうよりは、広く浅くでなんとなく聴いてたのが多かったから・・・。あと相変わらず時間がなくて、曲の長いテクノとか聴く気がしなく、そのため歌もの多目。
上の3枚は、ものすごく大きな括りで云えばポップス。Daluz はメロディ、トラック共に本当に美しくてよく聴いた。坂本真綾は肩肘はってない感じですごく良い。キスマイは勢いでアルバム、シングル両方入れちゃったけど、なかなか面白いグループになってきてる。Djrum はテクノとダブステップと2ステップが融合した美しいエレクトリック・ミュージック。上記したように引き続きテクノをあまり聴けなかったんですが、その中でも Vibration White Finger はよく聴いた。テクノっていうよりハウスな気もするけど。The Haxan Cloak は仕事に疲れたときに聴くとはまる暗黒サウンド。
残りの3枚はフリーもの。フリーのやつは流し聞きすることが増えたので、実はあんまり内容把握できてないんだけど、気がつくと回数聴いてたのがこの3枚。
5月こそはテクノを聴こう・・・(アナログも溜まってるし)。
以下はフリーで落とした曲から良かったの。前回選べなかったので2か月分。
坂本真綾 / 雨が降る (JVC) CD
http://www.jvcmusic.co.jp/maaya/
ヴォーカルにエフェクトかけてたり、女の子がダンス・ミュージックやっているというだけで、 Perfume を引き合いに出すのってどうなんだろうと思う今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか、 shooter です。
すいません、眠くてグダグダなんです。
アルバム『夕凪 LOOP』(過去記事)以降では、4枚目となるシングル。
前シングル『トライアングラー』(過去記事)が久しぶりに菅野よう子の手によるものだったので、次はどんな方向性でくるのだろうと思っていたら、今作はかの香織作曲のバラード。
美しいハープのイントロから始まり、サビで一気に音の厚みが増し盛り上がる曲は全然悪くないんだけど、特に特徴的な部分があるわけでもなく、端的にいえば面白味がない。
まぁ坂本真綾が、良くいえば普遍的なポップスへの道を進むであろう事は、『夕凪 LOOP』を聴いた時点で想像できたことではあったのだけれど、実際こうも面白味のない曲を差し出されると、『夕凪 LOOP』のさりげなさを支持した身としてはなんとも複雑な気分になる。
BEST of 2001
- Fumiya Tanaka / Floor.People.Tension.EP
- V.A. / ONLY FOR THE MINDSTRONG
- 坂本真綾 / イージーリスニング
- 坂本真綾 / Lucy
- Dub Archanoid Trim / DUBARCHANOID
- DRAGON ASH / LILY OF DA VALLEY
- BOLA / FYUTI
- V.A. / TAGS OF THE TIMES:3
- Eivind Aarset’s Éléctronique Noire / Light Extracts
- 餓鬼RANGER / UPPER JAM
田中フミヤのはタイトル通りシングルなんだけど、ダブルパックなんで無理やり入れてます。あとのは、一見バランスがいいようでいて、微妙に偏っている変な並び。
BEST of 1999
- Mr.Children / DISCOVERY
- Nine Inch Nails / The Fragile
- Mr.Children / 1/42
- SPEED / Carry On my way
- 坂本真綾 / シングルコレクション プラス ハチポチ
- SILENT POETS / TO COME…
- Mos Def / Black On Both Sides
- SURGEON / FORCE & FORM
- GLAY / HEAVY GAUGE
- DJ ROLANDO / THE AZTEC MYSTIC MIX
印象の薄かった1998年に比べ、この年は豊作ですね。あとここには選んでないけど、 Company Flow のインスト盤や RUBBEROOM もこの年で、多分この辺りから私のアンダーグラウンド志向は強くなっていったのではないかと。
坂本真綾 / トライアングラー (JVC)CD
http://www.jvcmusic.co.jp/maaya/
マクロスのオープニングテーマ、そして久々の菅野よう子プロデュースという話題性のおかげなのか、かなり好調なチャート・アクションをみせている坂本真綾の新しいシングル。
でも個人的にはこれはイマイチですかねぇ。というのも、やっぱりこういう坂本真綾が声張り上げる感じの曲って、好きになれないのですよ。せっかく細やかな感情の機微も表現できる歌手なのに、曲のせいで台無しになっているように思える。まぁこういう曲でも力を発揮できない、坂本真綾の力不足、といってしまえばそれまでなんだけど、声質とか考えても、これだったら AKINO の方が明らかに合ってるし。カップリングが菅野よう子のプロデュースじゃないのも、今回組んだのはマクロスの企画の為だけ、みたいなのがあからさまに出てて、ちょっと興醒めだしさ。
やっぱり今の彼女には鈴木祥子が一番良いと思うんだけどなぁ。
菅野よう子 / CMようこ (Grand Funk)mp3
菅野よう子に関してはご多分に漏れずに「COWBOY BEBOP」で知った口で、一時期それなりに聴いてたんだけど、「攻殻機動隊」の時のロック路線がどうも好きになれなくて、以降は全然聴いてませんでした。しかし菅野よう子の CM ワーク集が配信限定ながらリリースされると聞いては無視できないわけで、さらに坂本真綾参加曲もあるということで、迷わず購入ボタンをポチっとしてしまいました。
菅野よう子がテレビのサントラ以外にも CM 音楽を数多く手がけているというのは知ってはいたんだけど、実際この作品を聴くと耳馴染みのある曲ばかりなのに驚く。
そして菅野よう子であるからして音のスタイルは多岐に渡るんだけど、 CM 音楽ということで短い時間の中にも強烈なつかみがあって、それでいてきちんとした1曲として成立しているのは凄い。中でも久しぶりにメロディの美しさだけで泣きそうになった “Seeds of Life” (コスモ石油の曲)と、ストリングスと ORIGA のの歌声のダイナミズムに圧倒される “Exaelitus” ( LEXUS の曲)は本当に素晴らしい。さらに極めつけなのは当然のように坂本真綾との “チョコと勇気” で、30秒という時間の中に溢れてしまいそうなほどの感情が張っていて、坂本真綾作品の中でも最高の部類に入る曲ではなかろうか。
23曲で30分強ということもあって、ついつい何度も聴いてしまう作品です。
坂本真綾/30minutes night flight(Victor)CD+DVD
http://www.jvcmusic.co.jp/maaya/
菅野よう子がプロデュースしていたときのカッチリした作りに比べ、前作『夕凪 LOOP』(過去記事)は幾分肩の力が抜けたような作品だったわけですが、「眠れぬ夜の30分間の夜間飛行」をテーマにしたこの『30minutes night flight』も同じかな。
最初コンセプトを聞いたときは、もっとゆったりした、所謂癒系みたいなものを想像してたんだけど、ほとんどの曲が別離をテーマにしているのが耳にのこる。しかしそれも悲壮感にまみれたものではなく、全てが過去のことであるような穏やかさが感じられて、つまりは朝という新たな一歩を踏み出す前に、夜間飛行という名のノスタルジーに浸りましょう、って事なのかしらね。その穏やかさというのは非常に心地良くはあるんだけど、最初書いたように音楽的には前作とあまり変わらないように思えて、少し物足りなさを感じるのも事実。しかし以前よりも感情の機微が感じられる坂本真綾の歌声を聴いていると、そんな事どうでもよくなってくる。
つまりは彼女の声を生かすような曲が、ってな話になるわけですが、今作のは確かにどれもいい曲なんだけど、前作に続いてもっとも相性が良い鈴木祥子全曲プロデュースの作品が聴いてみたくなります。
今年の愛聴盤でも。
なんか有休終わってから始めたバイトが忙しすぎて更新全然出来ませんでしたね。でもそれももう辞めたんで来年はどうしましょうかねぇ・・・。
で、一応今年最後の更新なんで個人的な年間ベストでも。とはいっても買い逃したもの、聴いてないものが山盛りなのでワリと適当ですが・・・。
- L’Arc~en~Ciel / awake
- B’z / THE CIRCLE
- V.A. / hub solo&collabo 2004-2005
- Fexomat / AbletonLive5mix
- Jichael Mackson / Breitling orbiter 8
- marc leclair / musique pour 3 femmes enceintes
- 坂本真綾 / 夕凪LOOP
- Andreas Heiszenberger / Drum And Bass
- ALEX UNDER / DISPOSITIVOS DE MI GRANJA LP
- Dapayk & Padberg /Close Up
それにしても何がひどいって、この10枚のうちの半分もここで紹介していないんですね。自分がいかにいい加減か分かります。
今年って豊作だった去年に比べると小粒な印象があったんだけど、いざ選んでみるとなかなかいいアルバムが多かった気がします。そのなかでも回数を比較的聴いて、それでいて評価したいという気持ちにさせられてアルバムを選びました。そんなわけでまだあまり聴き込んでいない Neil Young や中島みゆきは外しました。
んで、こうやって10枚並べてみると自分は結局テクノとJポップしか聴いていないというのがよく分かりますね。
そのテクノに関してはクリック・ハウスが中心になるんだけど、今年目立った動きとしてはジャンルの壁が溶解し始めたということでしょうか。それはハード・ミニマルにおいては nummer が、プログレッシヴ・ハウスにおいては border community という、それぞれのレーベルが垣根を低くする動きの中心になったと思うんだけど、それぞれアルバムという形では結実しなかったので何も選べず。そんななか選んだアルバムは、それらの動きとある程度の距離を置きながら自分のやりたいことをやったアルバムといった感じ。因みに Jichael Mackson のはシングルなんだけど、両面合わせると40分を越す大作なので無理やりぶち込んだ。
あと4位の Fexomat は Digiphonia さんで紹介されてたMP3音源。Ableton Live を使ったメタルのミックスなんだけど、リズムの殆どが高速ブレイク・ビーツやブレイク・コアに差し替えられていてかなり燃えます。
あと op.disc のは、内容的には1位でもよかったんだけどコンピなんでこの順位。
そんでもって上位の2枚は、ベテランともいえるキャリアを築きながらも前進しようとする意思と、自分の信念を曲げない力強さと、それを独りよがりではなくチャートのど真ん中に落とし込もうとする気概に満ちた素晴らしい作品でした。
そうはいっても昨年のような新世代を感じさせるアルバムが特に無く、期待していた人が期待通りのアルバムを出したという感じで、やっぱり少し物足りないかなぁ。でも、過ぎた事を言っても仕様が無いので来年に期待しましょう。
まぁ、人のこという前に新しい仕事探さなきゃなんでけどね。
ではでは、来年も宜しくお願いします。
坂本真綾 / 夕凪 LOOP (Victor) CD
http://www.jvcmusic.co.jp/maaya/
もりたさんに聞かれたんで坂本真綾でも。
彼女の一般的な知名度というものをよく知らないんだけど、私みたいに特別アニメに入れ込んでいるというわけではない人は、大抵菅野よう子からの流れで入ってきてると思うんですが(偏見?)。そんな人からすると今回彼女が菅野よう子の手を離れたというのは非常に残念なことなのだろうけれど、私は逆に結構期待してました。
菅野よう子の才能って私の中では小室哲哉に近い印象があって、どんなジャンルの音でもそれっぽく作れる人だと思うんですよね。そんな菅野よう子でも割りとロックは苦手なのかなぁ、というのを今までの作品、特に『甲殻機動隊』のサントラを聴いたときに思ったんですよ。そして坂本真綾は意外にも格闘技と OASIS が大好きなんだそうで、そんな彼女のロック志向と菅野よう子のサウンドが上手く嵌ってない、というのが前作の『少年アリス』
の感想だったからです。
で、今作は世間では賛否両論のようですが、私はかなり好きです。それはやはり彼女のヴォーカルに依るところが大きいでしょうか。
例えばWhitney HoustonとかMariah Careyとか、最近だと『NANA』の挿入歌のヤツとか、昔からああやって大声で歌い上げる女性歌手って人気があるけれど、そういう人たちの歌を聴いて思うのは、自分の思いってそんなに大声張り上げなきゃ伝わらないのかな、ってことなんですよね。その点坂本真綾のヴォーカルは、まるで湖をたゆたう木の葉のように、情感の波間をゆらめきながらこちらにそっと伝わってくるんですよね。
確かに作家陣を J-POP 畑の人たちに一新したことでサウンドの面白みは確実に後退したし、所謂「癒し系」というものに安易に収まってしまいそうな危険もあるけど、その分彼女の声の持つ淡い情感というものはより伝わりやすくなったのではないでしょうか。特に切なさ最大級な”NO FEAR / あいすること”からプログレみたいな(?)”ユニゾン”、そしてほっこりとした味わいのラスト”a happy ending”までの流れが最高すぎるので、私はそれだけでも十分満足です。
でも今作みたいなアルバムが何作も続いたら退屈かな、というのは思わなくはないんですよね。個人的には中谷美紀の『私生活』みたいなアルバムを期待したいんだけど、あのアルバムに参加した竹村延一や半野喜弘みたいなエッジにいる人たちのことは彼女は知らねぇだろうなぁ~。
なんか今回内容詰め込みすぎて読みにくいですね。すんません。