BRAHMAN / ANTINOMY

ANTINOMY
http://www.tc-tc.com/

こちらも90年代後半のミクスチャーロックの盛り上がりから見事生き残った Brahman のアルバム。パンクやハードコアを基調としながらも、様々な音楽要素を盛り込んでいて、という部分では Back Drop Bomb と同じなんだけど、ものすごくすっきりしていた Back Drop Bomb に比べると、こちらのアルバムの方が様々な感情が渦巻いていて、演奏者の人間性、言い換えると熱が感じられて、はるかに好み。
以前よりはワールド・ミュージックっぽい感じは薄まったけど、それでもその音楽性は変わらず他のパンク・バンドとは一線を画したもので、演奏も激情をぶちまける感じのものながら、ポップさを置き去りにしていないので非常に聴きやすい。
バンドの堅実な進歩が感じられる良いアルバムだと思います。

BACK DROP BOMB / VENOMETEORIC

VENOMETEORIC
http://backdropbomb.jp/

なんか言及している文章を全く見ないので、もしかしたらこう思っているのは私だけなのかもしれないけど、このジャケットってめちゃくちゃ Judas Priest っぽくないですか?やっぱりそう思うのは私だけでしょうか。まぁいいです。ということで、ジャケットからメタルっぽいのを期待して聴いてみた、 Back Drop Bomb の4枚目のアルバム。

90年代後半の盛り上がりからすると、すっかりさびしい現状のミックスチャー系ですが、このバンドはずっと第一線で活躍しているわけで、その理由はやっぱりポップさにあるのかな。曲展開こそ複雑なものが多いんだけど、メロディ自体はどれも明快で分かりやすく、演奏もヘヴィ・ロックのような沈み込むようなものではなく、とにかくすっきりしていて健康的。それでいて様々な音楽要素が曲中にさらりと忍ばせてあって、完成度も高い。

とまぁ特に文句もない作品なのですが、積極的に聴く気になるかというと、正直あまり趣味じゃない。というのも、この作品はイマイチ熱量が低いのよね。だからどうも盛り上がらないのですよ。若いときに聴いたらもう少し違う感想だったかもしれないけど。

因みにメタルっぽさはほとんどないです。

BACK DROP BOMB - VENOMETEORIC