EXILE / EXILE PRIDE ~こんな世界を愛するため~ (rhythm zone) CD

EXILE / EXILE PRIDE ~こんな世界を愛するため~ (rhythm zone)
http://exile.jp/

リーダーの HIRO が年内でパフォーマーを引退する事で話題になった EXILE が2013年4月に発表した41枚目のシングル。
なんでももうすぐ始まる5大ドームツアーのテーマソングなんだそうですが、そのツアーチケットにこの CD が付いているおかげで、自身のシングルの初動売上の最高記録更新になる56万枚以上を売ったんだそうで。別にチケットに CD を付けるという商法自体を批判する気は全然ないんだけど、オリコン・チャートの形骸化を端的に表した話題のひとつだとは思うんですが、どうなんですかね。

んで、じゃぁ楽曲の方も EXILE の最高傑作を更新するような内容なのかというと、まぁそんな事はなく、いかにも EXILE といった感じのダンス・ナンバー。
ただ今作は冒頭の軽快なシンセを筆頭に、全体の音作りが若干薄め。それが新鮮さをもたらしている部分があるものの、一方でいつもは重厚なトラックの影に隠れてそれほど気にならなかった ATSUSHI と TAKAHIRO のヴォーカルの線の細さが露になっているので、高揚感よりも寂しさの方を強く感じてしまうという、なんとも微妙な出来。

せっかくでかい話題をぶち上げたんだから、曲の方もそれに見合った力作を期待したいんだけどねぇ・・・。

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DJ KAORI / DJ KAORI’S JMIX IV (UNIVERSAL) CD

DJ KAORI / DJ KAORI'S JMIX IV (UNIVERSAL)
http://www.universal-music.co.jp/um3/djkaori/

DJ ケオリ姉さんが J-POP だけ使ったミックスの第4弾。

以前はミックスCDというとコアな音楽ファンだけが聴いているような印象でしたが、彼女がミックスCDというものの認知度を上げたおかげで、今では名前もよく知らないギャルみたいな女の子でもけっこうミックスCD出したりしてるし、以前不満を書いた(過去記事)「ディ~ジェ~ケオ~リィ~」のシャウトもお家芸として定着した感があり、まことにもってケオリ姉さんは偉大であります。

んで今作ではそんなケオリ姉さんが J-POP を滑らかにミックスしているわけですが、どうも選ばれた曲のほとんどが洗練を単なる灰汁抜きと勘違いしたようなものばかりで、聞き流しているぶんには悪くはないけど、1曲1曲が印象に残らないものが多い。

そんな中にあって今人気の、所謂 K-POP と呼ばれている人たちの曲(最初なんで J-POP のミックスに K-POP が?、って思ったんだけど、日本語のポップスのミックス、っていう括りなんですかね)はさすがに楽曲の力が違うな、と思わせられるんだけど、こちらはこちらで雑味のあるヴァースからサビにきたら思いっきり甘いメロディをぶつける、みたいなパターンの曲が多くて、ちょっと類型的に思える。

ということで、私もそろそろ韓国のポップス聴いてみようかな、くらいは思ったものの、それ以上に耳に引っかかったものはなく、ちょっとここから個別に掘っていこう、とはなりそうにない。

まぁ今の J-POP の感じをなんとなくつかむには非常に便利な盤だとは思うけど。

あとこの盤を聴いたきっかけって山下くんの曲が入ってるからなんだけど、逆に違和感があまりなくて面白くなかったです。

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EXILE / 愛すべき未来へ (rhythm ZONE) CD

EXILE / 愛すべき未来へ (rhythm ZONE)
http://exile.jp/

一応今月は頑張って更新頻度上げてみたんですが(本当はもっと更新頻度上げる予定だったんだけど)、ちょっと緊張の糸が切れてしまったので、また簡単な記事でいこうかと思います。ということで、昨年に発表された EXILE の7枚目のアルバム。

基本的に私の EXILE に対するスタンスというのは、ハードな曲は好きだけどポップなのや甘いだけのバラードは退屈、というものなんだけど、それは今作についても同様。そしてそのお目当てのハードな曲が、結局シングルに収録されていた “THE NEXT DOOR” と “FIREWORKS” しかないという、なんとも寂しい状況で、つまり今作は私にとってけっこうつらい出来。

まぁ1曲1曲取り出せば、 “SHOOTING STAR” や “ふたつの唇” みたいなハウスっぽいのも悪くはないんだけど、メインでヴォーカルをとる ATSUSHI と TAKAHIRO が、世間で歌が上手いといわれているわりに、ヴォーカルの幅というものが狭くて、どうも一本調子な印象を受けてしまうんですよね。
そういった意味では元 J Soul Brothers の NESMITH と SHOKICHI も一緒にヴォーカルをとる “GENERATION” が一番聴きやすいんだけど、まぁこれはこれでファンの事とか考えると難しいんですかね。

愛すべき未来へ

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EXILE / FANTASY (rhythm ZONE) CD

EXILE / FANTASY (rhythm ZONE)
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あまり実感のない、とかくフワフワとした人気を集めている事から馬鹿にされがちな EXILE なんですが、基本足し算の音楽とされる J-POP の中にあって、ひたすら拡大路線を続ける EXILE はそれだけで評価できると私なんかは思っていて、彼らには「テニスの王子様」に近い面白さを感じるんですよね。

そして今作も、9曲入りとアルバムサイズにもかかわらず、「ダブルマキシシングル」とシングルであると言い放つ辺り、どこかの誰かさんと違ってブレがないなぁ、とは思いつつも、それが音楽的な面白さにもつながっているかというのは別の話で、ほとんどが爽やかなダンス・ポップか甘いバラードで、その手の曲は総じて退屈。

しかし先のワールドカップ日本代表サポートソングである “VICTORY” は、音楽性度外視で勇壮な男声コーラスやラテン・パーカッションなど如何にもな記号をちりばめた、分かり易過ぎるくらい分かりやすいさすがの出来だし、自身の代表曲の改作である “24karats STAY GOLD” はド派手なヒップホップ・トラックが彼らによく合っているし、ほとんどのラッパーの売り上げが下がる一方のこのご時世では、ブリンブリンな雰囲気を纏える唯一のアーティストではないか、なんて事まで思ってしまう。またいつも通り意味性を一切排し、ヒップホップ的な空気のみを撒き散らす DOBERMAN INC の仕事も素晴らしい。

あと Bach Logic が1曲インストを任されていて EXILE からの信頼の厚さがうかがえるが、これが10年遅れのデジタル・ロックみたいなトラックで何ともかんとも。まぁ興味のある方はどうぞ。

FANTASY

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EXILE / THE HURRICANE ~FIREWORKS~ (avex) CD

EXILE / THE HURRICANE ~FIREWORKS~ (avex)
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J Soul Brothers から始まり足して足してでいつの間にか14人になった EXILE の、現体制になってからは2枚目のシングル。

メインとなる FIREWORKS” はCMで流れてたビデオ見ると和の要素をふんだんに盛り込んでいて、何とも奇妙な世界観になっていたけど、曲のほうも全編三味線が鳴っていたり、最後に花火の音が挿入されていたりと、こちらもやっぱり和の要素が感じられるものの、他の部分に関しては打ち込みのダンス・ポップなので、ちょっと聴いただけだと、どうにもちぐはぐな印象を受ける。
しかし慣れてくると、三味線の乾いた音色が実に心地良く、また曲のほうも常に足し算の美学さえ感じられる重厚さで圧倒される。途中で入る、ヒップ・ホップという雰囲気だけを強烈に振りまくラップもいいアクセントになっているし(DOBERMAN INC らしいです)、今まで聴いたことのある EXILE の曲では断トツで好きな曲です。

で、次の “優しい光” は甘ったるいバラードでどうでもいいんだけど、3曲目の FLO RIDA が参加した “THE NEXT DOOR -INDESTRUCTIBLE-” も、ギターが大胆に導入された派手なトラックでかっこいい。 FLO RIDA はもちろんのこと EXILE も英語で歌っているんだけど、いい意味で J-POP らしい胡散臭さが満載で実に楽しい。

しかし EXILE ってアルバムどんな感じなんですかねぇ。もしこの2曲みたいなのが多いんなら、ちょっとファンになってしまいそうだ。

EXILE - THE HURRICANE ~FIREWORKS~
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EXILE / The Birthday ~Ti Amo~ (avex) CD

EXILE / The Birthday ~Ti Amo~
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何気に EXILE ってまともに聴くの初めてなんだけど、なんでも彼らの28枚目のシングルなんだそうで。

どうも EXILE って、頭剃り上げたいかつい兄ちゃんが甘い声出してるのが気持ち悪くて、イマイチ好きになれないんですが、 CD だと当然音だけで映像がないので、そうやって聴くと意外に悪くないですね。

まず1曲目の “Ti Amo” は、いかにもといった感じの甘いラブ・バラード。歌詞では不倫という関係の中で、葛藤する主人公が描かれてるんだけど、惜しいのは女性視点の歌なんだよね。これで男が妻と恋人の間でウジウジとしまくるような歌詞だったら、私の好きなダメ男 R&B なんだけどなぁ。でも悪くないです。

2曲目はベスト・アルバムからのカットらしくて、それに VERBAL のラップを乗せたもの。シャンプーの CM で使われてる曲ですね。でもこの曲はどうでもいい感じ。

そして問題なのが3曲目の “24karats” 。以前 SoweluDOBERMAN INC と組んで出した曲のヴァージン違い。
私は韻踏合組合、中でも OHYA が好きだった人間なんで、 DOBERMAN INC ってずっと避けてきたんだけど、色んなところでラップが上手いという文章を見ていたし、最近の Bach Logic の出世ぶりもあるので、けっこう楽しみにしてたんだけど、う~ん、これって上手いっていうのかなぁ。私には単なる没個性にしか思えないんだけど。まぁ華やかなこの曲には合ってるかな。

4曲目は何故かデビュー曲 “Your eyes only ~曖昧なぼくの輪郭~” の再録。昔からこの曲ってどこがいいのか分からないんだけど、それは今回の再録でも変わらず。っていうか昔のヴァージョンとどこが違うのか分からん。

なんか文章にしてみるとけなしてばかりになってしまいましたが、これでも楽しめた方なんですよ。まぁ期待値が相当低かったしね。さすがにこれがアルバムとかになるとキツイけど。

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