Minilogue / Animals RMX (Cocoon) mp3

Minilogue / Animals Remixes (Cocoon)
http://www.cocoon.net/

昨年を代表するアルバムとなった Minilogue のアルバム『Animals』(過去記事)からタイトル曲のリミックス・カット。

まず最初は Luciano 。彼は最近オリジナルのトラックはほとんどリリースしないでリミックスばかりやっているような印象があるんだけど、もうすぐ出るアルバム用に曲溜め込んでたんですかね。まぁ完成度は全く落ちてないから別にいいのですが。
ということでこのリミックスも出来は上々で、彼らしいための効いたリズムと軽やかなパーカッションが交差するミニマル・トラック。中盤から原曲で使われていた、それ自体が踊っているかのように跳ねる上モノが入ってくると、どうしてもその印象で埋め尽くされちゃう感じはあるんだけど、まぁそれは元が強烈なだけにしょうがないか。

次の Tolga Fidan という人のリミックスも、基本パーカッシブながらさわやかなテック・ミニマルになっていて、こちらもなかなかの好リミックスながら、やっぱり上モノが入ってくるとその印象に負けちゃう感じ。

残る Beat Pharmacy も原曲の上モノを使っていはいるものの、ダブの音響で飲み込んでいて、この人がある意味一番うまく料理できてますかね。まぁ原曲とダビーな音響との水と油ッぷりがすごいけど、その分面白いリミックスにはなっています。

あとデジタルだともう1曲 Beat Pharmacy のリミックスが入ってるんだけど、こちらは普通のダブ・ミニマル。

Minilogue - Animals Remixes

Minilogue / My Teenager Gang (MULE ELECTRONIC) mp3

Minilogue / My Teenager Gang (MULE ELECTRONIC)
http://www.mulemusiq.com/

Minilogue というと、元々はトランス/プログレッシブ・ハウス方面で Son Kite という名義で活動していた人たちで、ミニマルにシフトした Minilogue 名義でも、その出自から大きく外れたトラックはあまり出してこなかったように思うのだけれど、今回日本のレーベル Mule Electronic からリリースされた本作は、今の流れにあわせたパーカッシブ・ミニマル。
ほとんど上モノのないつくりは彼らにしてはずいぶん思い切ったなという印象なんだけど、溜めの効いたパーカッションと硬いベースの絡みが非常に効果的で、コレはかなり素晴らしい。どことなく気の抜けたヴォイス・サンプルもいい味出してます。

もう1曲の “Hundraelva” はちょっと wagon repair っぽいサイケデリックなテック・ミニマル。普段の Minilogue が好きな人にはこちらの方が好まれるんじゃないでしょうか。まぁ私は断然タイトル曲を支持したいけど。

試聴

Minilogue / Animals (COCOON) mp3

Minilogue / Animals (COCOON)
http://www.cocoon.net/

一応昨年のミニマルについて、それなりに記事に連続性をもたせて振り返ろうかと思っていたんですが、一個でつまづくと、それ以降が遅々として進まないので、あんまり余計なこと考えずに紹介していこうかと思います。
っていうかもう2月にもなって、昨年を振り返るというのもアレなんで(さらに今年は年頭から注目リリース多いですからね)、ちょっと駆け足で。

昨年発表されたミニマル系のアルバムの中でも、特に高い評価を受けた Minilogue の2枚組みのファースト・アルバム。

元々トランス畑のほうで Son Kite 名義で活動していた人たちで、さらに発売が COCOON からとなれば、まぁ大体内容は想像できる感じですが、プログレッシブ・ハウスっぽいテック・ミニマル。
とはいっても、殊更派手な上モノで上げていくような感じのものでもなく、楽曲にそれなりの幅を持たせながらも、浮遊感のある上モノを使った柔らかな印象のものが多く、聴いていて非常に心地よい。しかも2枚目の方にはアンビエント・トラックばかり集められているので、さらに夢心地。

まぁ同じように昨年評価された Loco Dice の『7 DUNHAM PLACE』(過去記事)同様、ちょっと優等生過ぎる気がしなくもないんだけど、みなさんが評価するのも納得の完成度なのは間違いないかなと。それでも150分はさすがに長いけど。

試聴
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Lulu Rouge / Bless You Remixes (Music For Dreams) mp3

  • Lulu Rouge / Bless You  Remixes (Music For Dreams)
  • Lulu Rouge / Bless You  Remixes (Music For Dreams)

http://www.musicfordreams.dk/

昨年のデビュー・アルバム『Bless You』(過去記事)から、タイトル曲のリミックス・カット×2。

『Bless You』というアルバムは非常に良い作品だったと思うんだけど、その中でこのタイトル曲が特別好きだったかというと、それほどでもなかったので、さすがに2枚に渡って、オリジナル含め10種類も並べられると、少々クドイ。

でもそんな中にあって出色なのが Minilogue 。自身のトランスっぽいところと、原曲のダビーな感じを上手くミックスした浮遊感が心地よい。あとは初めて聞く名前なんだけど、 MKLSMPSN という人のジャジーなリミックスが面白いかな。ちょっと昔の Tricky みたい。

んで、残りのは可もなく不可もなくという感じでしょうか。 Martinez のパーカッシブなのとか、ちょっとアシッドっぽい Trentemoller なんかは使い勝手は良さそうだけど、聴き物としてはあまり面白みがないし。

ということで、このリミックス盤聴くんなら、やっぱりオリジナルの方が良いですね。相変わらずジャケットは綺麗なんだけど。

ルル・ルージュ - Bless You Remixes, Pt. 1 (Bonus Track Version) [feat. Mikael Simpson] - EP
ルル・ルージュ - Bless You Remixes, Pt. 2 (feat. Mikael Simpson)

MINILOGUE / ELEPHANT’S PARADE (wagon repair)12″

ELEPHANT'S PARADE
http://www.wagonrepair.ca/

年明けから貯金がピンチなので、しばらくは音盤買うの抑えようと思ってたんだけど、テクニークで欲しいのカチカチクリックしてたら、あっという間に1万超えちまったよ。相変わらずのダメ人間。明日 Seeda 見た帰りにでも取り行こう。

wago repair の22番は、トランシーなテック・ミニマルで人気の、 Son Kite の別名義である Minilogue
ミニマルもイマイチ新しい一手が見つからないからなのか、どんどん折衷的なものが増えてきているように思えるんだけど、このシングルの表題曲もそんな感じで、アシッドだったりミニマルだったりプログレだったりエレクトロだったり、そんな様々な要素を曲という器に溢れそうなほど一杯に入れて、クルクルまわしてるみたいな楽しい曲。そして裏の “BIRD SONG” も、一昔前のハード・ミニマルを思わせる密室的な音空間の中で、ミニマルとダブを行ったり来たりするような曲で、つまり両面とも展開の多い曲なんだけど、曲を破綻させずに上手い事まとめ上げていて完成度は高い。特に “BIRD SONG” のユニークさは、もっとこの路線で曲を聴いてみたいと思わせるに十分ではないかと。

Minilogue - Elephant's Parade - EP

MINILOGUE / ahck remixes (WIR IN RHYTHMUS)12″

MINILOGUE / ahck remixes
http://www.wir-im-rhythmus.de/

border community 以降のプログレッシヴ・ハウスからの流れの中で頭角を現した人ってたくさんいるけど、その中でも Extrawelt と共にシーンを代表する、Sebastian Mullaert と Marcus Henriksson によるユニット Minilogue のリミックス・シングル。
正直この人たち自体にはそれほど興味はないんだけど、大好きな Jichael Mackson が参加してるとあっては見逃せません。その Jichael Mackson のリミックスは空間的な広がりを感じさせるアシッド・ミニマル。かなり終盤にならないとキックが入ってこないんで、正直じらし過ぎにも思えるんだけど、やはりこの人の音響処理は最高。もう一つの Kab という人のリミックスもトランシーなアシッド・ミニマルで、幾重にも重なる繊細な音使いが気持ちいい。自身によるダウンテンポなリミックスも美しく、非常に良いシングルかと。

Minilogue - Ahck Remixes - EP
[Tracklist]