Cristian Vogel / Enter The Tub (Shitkatapult) mp3

Cristian Vogel / Enter The Tub (Shitkatapult)
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90年代初頭から活動しているドイツのプロデューサー Cristian Vorgel が2012年に発表したシングル。

Cristian Vorgel っていいますと、90年代に実験的なテクノを精力的にリリースを重ねていた人なんですが、2000年代入るとリリースペースがとたんに落ちて、最近では Snork Enterprises なんていう意外なレーベルからシングル出した、っていうくらいしか印象に残っていません。
なので Super_Collider で共に活動していた Jamie Lidell がヴォーカリストとしてある一定の評価を得ているのに比べると、ずいぶん地味になっちまったなぁという感じなんですが、 Shitkatapult という、これまた Cristian Vogel とはあまり結びつかなそうなレーベルから本作はなかなかに面白い。

1曲目の “Enter The Tub” がいきなりダブステップなんでかなり意外なんですが、音自体はそれほど太くないものの、引きずるようなベースラインの存在感が大きく、また彼らしい鋭角的なノイズが散りばめられてはいるんだけど、全体としてはどことなくアシッドっぽいという、なんとも独特な曲。
続く “Lucky Connor” もダブステップを基調としているものの、 Cristian Vorgel らしいノイズが目立つ分、従来の印象に近くはあるんだけど、それでも彼がダブステップのリズムに手を出したというのはかなり意外。

そして残りの2曲 “Deconstructions” と “Voidster” は攻撃的なダブ・テクノでこれまた方向性としては意外。まぁ両方ともダブつながり、と考えればそれほど以外でもないのかもしれないけど、そもそも Cristian Vogel にダブのイメージがなかったので、この方向性は興味深いし、付け焼刃ではない完成度と個性を持っているのも良い。

この後に出たアルバムは買い逃したまんまなんだけど、これは聴いてみたほうが良さそうだ。

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Daniel Meteo / Working Class (SHITKATAPULT) mp3

Daniel Meteo / Working Class (SHITKATAPULT)
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METEOSOUND を主催する Daniel Meteo が Shitkatapult から2009年にリリースしたセカンド・アルバム。

Daniel Meteo は Scape から Bus というダブ・ユニットでアルバム出したり Thomas Fehlmann と交流があったりと、所謂ベルリン・ミニマルダブの系譜に連なる人なのだけれど、今作はそういった情報から想像されるようなディレイの効いたミニマルダブではなく、ダブやエレクトロニカがゆったりと溶け合ったような、広義の意味でのテクノになっている。

そういった意味では自身のレーベルからではなく、比較的守備範囲の広い Shitkatapult からリリースされたのも納得といった感じで、またフロアミュージックにはない取っ付きやすさも持ち合わせている。

まぁ自分の趣味からするとちょっと外れるタイプの作品なのは間違いないのだけれど、これはこれで魅力的な佳作かと。

Working Class - Daniel Meteo

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SUN ELECTRIC / TONNAS REMIXES (shitkatapult)12″

TONNAS REMIXES
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SUN ELECTRIC っていうと、個人的には nsi. の人がいたユニット、というくらいの知識しかないんだけど、未だに評価の高い方たちのようで、少し前に未発表曲集が出てたりなんかするんですが、これはそこからのリミックス・カット。

まずは相変わらず働き者の Villalobos 。昔に比べると、最近のこの人の仕事はイマイチなものが少なくないように思えるんだけど、今作のリミックスは最近の中でもベストじゃないかしら。 Villalobos らしいパーカッシブなビートを軸としながらも、『fabric』のときのような直線的なものではなく、たゆたうようなリズムで、そこに次第に様々な音が加わっていく事によって、気が付けば景色がまるで変わっている。こういう世界が徐々に変容していくような感覚って久しぶりじゃないですかね。非常にイマジネイティブで素敵過ぎます。

そしてもう一組はベテラン Thomas Fehlmann と、 meteosound を主宰する Daniel Meteo によるもの。んで、もうこの二人が組んだからには、いうまでもなくダブダブな音なんですけれども、おそらくオリジナルのものと思われるメロディと、それを包み込むように鳴らされる音響空間は、もうあまりにも美し過ぎて、そしてあまりにも気持ちよすぎる。そしてこちらも Villalobos とはまた違った形で想像力を刺激する音に仕上がっていて、負けず劣らず素晴らしい。
久しぶりに曲単位でじっくり聴きたくなるような、良いシングルではないかと。

Sun Electric - Toninas Remixes - EP

V.A./MUSICK to play in the club(Shitkatapult)CD

V.A./MUSICK to play in the club
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Shitkatapult ってどうしても T.RAUMSCHMIERE のせいかエレクトロ・パンクなイメージなんだけど、実際にはミニマル方面の PETER GRUMMICH や FENIN なんかもリリースしている少し期待してたんだけど、ん~、全編にわたってブリブリなエレクトロ・ディスコでした。
一応このコンピは「Musick」というシリーズを纏めたものなので、もしかしたらこのシリーズのコンセプト事態がそういうものなのかもしれないけど、そして今のダンスフロアでこういったものが受けるのも分かるんだけど、やっぱり個人的にブリープ形の音って好きになれません。なぜかダビーな最後の2曲はすごく好きなんだけどなぁ~。
まぁそれでもこのCDにMP3データで入ってるこの音源を使ったミックスは悪くないので、やはりミックスされてこそということでしょうか。

T.Raumschmiere vs Motor - Musick to Play In the Club
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[Tracklist]

FENIN/GROUNDED(shitkatapult)CD

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http://www.fenin.net/
 
テクノとダブの融合って色んなアーティストが試みているけれど、そんなに魅力的なテーマなんですかね。最近その手のが増えすぎて少し食傷気味。ってそんなのばっか買っている自分が悪いんですが。
このFeninことLars Feninは、その筋では以前紹介したJay Hazeと並んで注目されているお方。そんな彼の待望のファースト・アルバムがこれです。
しかしこの手のサウンドを聴くときに、こちらとしてはどうしてもベーチャンが基準になってしまうのがツライところで、そうするとこの人がルーツ・レゲエ寄りのサウンドを選んだのは良かったんじゃないかと思います。でも言い方かえると、ただルーツ・レゲエをデジタルにしただけなんじゃないかとも思えて、まだまだ今後に期待といった感じでしょうか。

B0008G2FY0 Grounded
Fenin


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