repeat orchestra / red dark shed ep (a TOUCH OF CLASS) 12″

repeat orchestra/red dark shed ep
http://www.background-records.de/

オーケストラ、っていわれるとだいたいの人がクラシックを思い浮かべると思うんだけど、インナーゾーン・オーケストラ、インディヴィデゥアル・オーケストラ、シネマティック・オーケストラ、パッション・ダンス・オーケストラ、とみんなジャズからの影響が濃厚なのはなぜなんでしょうか?
ではこのリピート・オーケストラもジャズっぽいのかというとそんな事はなくて、上の話はまったく関係ありません。

バック・グラウンド傘下のレーベル(過去にシザー・シスターズやアクフェンもリリースしてる)の新作ということでDBとポータブルがリミキサーとして参加してる。A面の表題曲はダビーなトラックの上に、盛り上がりも盛り下がりもしないストリングスが乗るという不思議な雰囲気の曲。B面はわりと普通のディープ・テック・ハウス。で、ちょっとこの2曲だけだとなんとも言いづらいかなぁ。なのでやはりメインは2人のリミックスでしょう。DBは個人的にルチアーノと共に今最も注目してる人なんだけど、ここでの仕事も最高です。オリジナルのトラックをさらにベーチャン寄りにして、上ものをぶつ切りにして乗っける事で何ともいえないグルーヴを作り出してる。つまりアクフェン以降の人なんだけど、上ものだけ聴くとオウテカみたいなエレクトロニカにも聴こえるし、この人の作る音は飛びぬけてディープ。ポータブルのは四つ打ちのキックに絡むパーカッションの隙間から霧のようなエレクトロニクスが立ち上るいつもどうりの出来。この2曲のために買いましょう。

試聴

サイプレス上野とロベルト吉野 / ヨコハマジョーカーEP (ZZ PRODUCTION) CD

サイプレス上野とロベルト吉野/ヨコハマジョーカーEP
http://www.sauetoroyoshi.com/

日本語ラップって昔(今も?)笑いの対象になりやすかったからか、いまだにハードコアが主流だけど、別段メイク・マネーにもビィャッチにも興味のない私としては、こういう人たちに肩入れしたくなってしまう。
まずネタ感を前面にだしたメロウなトラック、そしてラップ共々とてもユーモラス。はっきりいってラップなんて女の事か、あとはくだらない事しか言ってないんだけど、そこから漂うダメ人間感が猛烈に好み。でも音楽的にはしっかりしてるし、そのダメさが暗さにならずにむしろ前向きにさえ感じられる。単純にとても面白い人たちなので、普段この手のを聴かない人たちにはかえって引っかかりが多いと思うけど。
韻踏、降神、MSCなどを輩出した『ホーム・ブリューワーズ』にも参加していた二人組のデビュー作。

@TOWER JP