NAMIE AMURO / Queen of Hip Pop (avex)CD

B0009QX4T4 Queen of Hip-Pop
安室奈美恵


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http://www.avexnet.or.jp/amuro/

個人的にはアムロちゃんが、SUITE CHIC以降どんどん本格的なヒップ・ホップやR&Bに進んでいくのはあんまり面白くなかったんだけど、このアルバムは久しぶりにいい感じです。
まぁ、小室時代のようなパチもん感覚がよみがえったということはないんだけど、前作よりもよりヒップ・ホップやR&Bに傾倒しながらも、前作に足りなかった華やかさが戻ってきているんですよね。それにトラックも今作のがカッコイイ気がする(正直前作はCCCDだったからあんまり聴いてないのよ)。
でも一番大きいのは彼女のヴォーカリストとしての成長振り。いつの間にこんな堂に入った声を出すようになったんでしょうか。特に”WANT ME, WANT ME”の冒頭の「あ~、はっ」なんてカッコよすぎて身もだえしそう。まぁ、この曲自体ははっきりとしたスネアが入ってこないんで、やたらと長いイントロ聴かされてるみたいであんまり好きじゃないんだけど。
それにしてもこんな死んだ魚みたいな目した写真をジャケにしなくてもいいと思うのだが。

KanYe West/late registration(Roc-A-Fella)CD

B0009WPKY0 Late Registration
Kanye West


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http://www.kanyewest.com/

カニエさんってラップ、リリック、トラックと一人三役でこなしちゃうわけなんだけど、その中で私が一番惹かれるのって彼のラップなんですよね。前作の『The College Dropout』は個人的にはさっぱりだったものの、数多くの客演で聴けた彼の飄々としたラップは結構好きでした。
でもこの新作はあんまり面白くないです。この人のサンプリング・センスのすごさが一向に理解できないというのもあるんだけど、肝心のラップの方がもっと良くない。前作ではうなだれていたジャケのクマちゃんが、今作では一転堂々としたたたずまいを見せているように、今までの成功でつけた自信がストレートに出てる感じ。これじゃ今作に参加してるJay-Zと変わらん気がします。

あと関係ないけど前作に続いてイントロでしゃべってる人って、北朝鮮の国営放送のアナウンサーそっくりですよね。

andreas heiszenberger/drum and bass(normoton.)CD

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http://www.normoton.de/

クリック/ミニマル・ハウスってまだまだ現場主導というか、一般的な認知度が低いような気がするんですがどうなんでしょうか。従来のテクノなんかよりも入り口としては入りやすい作品は多い気がするんだけど、そういうのは大抵知名度が低くて手が出しにくかったりするんですよね。
以前紹介したことのあるandreas heiszenbergerのこのアルバムなど、最初に聴くには最適な一枚だと思うのだけれど、全く話題になっていないようで残念な感じがします。

彼のスタイルを一言で説明すると「柔らかなミニマル・ハウス」ということになるのだけれど、その言葉から想像されるようなお洒落なものとは一線を画しています。基本的には元論四つ打ちなんだけど、そこにブレイク・ビーツを重ねることでリズムが非常にヴァリエーション豊かなんですよね。特に変則的なブレイク・ビーツが徐々に四つ打ちのキックと混ざり合っていく曲のスリルなどは、他ではなかなか味わえないものではないかと。しかもリズム一辺倒ではなく、そこに幻想的な上ものとヴォーカル(歌物というわけではないです)を重ねることで、あくまでポップに仕上げているのが素敵過ぎます。
個人的には今年のエレクトロニック・ミュージックではmarc leclairと並んでベスト。

B0007LYRDI Drum and Bass
Andrea” ”Heiszenberger


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sleeparchive/infrared glow(sleeparchive)12″

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http://www.sleeparchive.de/

今月のremix誌のジェフ君のインタビューにおいて、「若い世代において目を見張る才能」として唯一名前が挙げられていたのがこのsleeparchive。彼が若い世代で唯一才能のある人物なのかは置いといて、最近注目されている人物であるのは確かです。
彼の名前が聞かれるようになったのは今年の初めあたりからだと思うんだけど、極端に情報が少ないのでよく分かりません。でもまだ大学生という噂があるくらいなのでまだハタチそこそこでしょう(関係ないけどborder communityの連中も同じくらいの歳ですよね。やっぱ新世代なのかなぁ)。しかし流通をHARDWAXがやっているというだけでマニアックな感じがするのは私だけでしょうか。
音の方はジェフ君よりはリッチー和尚直系といった感じのドープなミニマル・テクノ。でもプラスティックマンみたいな陰鬱さはなく、きっちりグルーヴがあるところがミソでしょうか。でも相当愛想のない音なので好き嫌いが分かれそう。個人的にはもっとミニマルでもいいくらいなんだけど、それでも最近のお気に入りです。

FENIN/GROUNDED(shitkatapult)CD

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http://www.shitkatapult.com/
http://www.fenin.net/
 
テクノとダブの融合って色んなアーティストが試みているけれど、そんなに魅力的なテーマなんですかね。最近その手のが増えすぎて少し食傷気味。ってそんなのばっか買っている自分が悪いんですが。
このFeninことLars Feninは、その筋では以前紹介したJay Hazeと並んで注目されているお方。そんな彼の待望のファースト・アルバムがこれです。
しかしこの手のサウンドを聴くときに、こちらとしてはどうしてもベーチャンが基準になってしまうのがツライところで、そうするとこの人がルーツ・レゲエ寄りのサウンドを選んだのは良かったんじゃないかと思います。でも言い方かえると、ただルーツ・レゲエをデジタルにしただけなんじゃないかとも思えて、まだまだ今後に期待といった感じでしょうか。

B0008G2FY0 Grounded
Fenin


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V.A./Cocoon Compilation E(Cocoon)CD

compilation_e.gif
http://www.cocoon.net/

昨年のborder communityの成功の余波って色々あるんだろうけど、元々ジャーマン・トランスなSVEN VATHにとっては明らかに活動がしやすくなったと思うんですよね。
そんな中リリースされる毎年恒例のレーベルコンピ。内容の方もトランスっぽいのから、アシッドやエレクトロなど旬のサウンド。しかも参加アーティストもかなり豪華。
でもこのアルバムあんまり面白くないです。これを聴いていても、ここから何かが動き出しそうな予感というものが全くないんですよね。しかも曲の方も、この参加アーティストからすれば並の出来といったものが多いし。だからショウケースとしても少し物足りません。
それでもDominik EulbergJames Holdenの仕事振りは流石ですが。