THE MOLE / CONVERSATIONS WITH THE PAST (wagon repair)12″

CONVERSATIONS WITH THE PAST
http://www.wagonrepair.ca/

wagon repair の20番は、 Modern Deep Left Quartet の一員でもある、 The Mole の、このレーベルからは2枚目となるシングル。
この人はデトロイトの影響が感じられるダウン・ビート・ハウスで注目を集めている人なんですが、今作の “JiNGOVER” は、彼の作品にしてはテンポの早い部類になるであろう、アフロ・トライバルなディスコ・チューン。なんでも Candido の “Jingo” と、 Sylvester の “Over & Over” という曲をサンプリングしてるらしいです。そのサンプリングの妙なのか、曲から漂う怪しい感じは好きなんだけど、反面ストレートなディスコ過ぎて、ちょっと現代性に欠ける気がするのが惜しい。
裏の “SLOW CHUGGER” は The Mole らしい煙たいダウン・ビート・ハウス。こちらは新鮮味はないものの、この気だるい感じはやっぱり好き。13分以上かけて、ズブズブとはめてく感じがたまりません。

The Mole - Conversations With the Past - EP

pantha du prince / This bliss (dial)2LP

This bliss
http://www.dial-rec.de/

前作『Diamond Daze』が一部で話題になった pantha de prince の、おそらく2枚目となるアルバム。
この作品をリリースしている dial といえば、以前 Lawrence がリリースしていたレーベルですが、 Lawrence がそうであるように、レーベル自体もどこかモノトーンを基調にしているような作品が多く、この『This bliss』もその点では変わりがない。しかしそこに bordercommunity 以降のメロディ感覚を加える事によって、結果どこかノスタルジックではありながらも、まるで夢の中でまどろんでいるような甘く美しいテック・ミニマルに仕上がっている。
特に際立った曲というのがないので、若干地味に感じるのは事実なんだけど、一回その世界に入りこんでしまえば、ずっと聴いていたいと思わせてくれる佳作。

試聴
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