いつの間にか Guns N’ Roses が来日したんですってね。ライヴの出来の方はどうだったんでしょうか。
ということで、2008年発売された Guns N’ Roses 17年ぶりのアルバム。
このアルバムに関しては、世間的にはひたすら期待値だけが上がっているような状態だったので、その中きちんと作品を出したことはある意味えらいと思うんだけど(まぁ原因は完全に自分達だけどね)、内容的には凡庸なアメリカン・ハードロック。
私は衝動を重視した『Appetite For Destruction』よりも、完成度を重視した『Use Your Illusion』の方が好きな人間なのでまだ聴けるが、未だにこのバンドにロックン・ロールを期待している人からすれば辛い内容だろうし、このアルバムを Guns N’ Roses の作品たらしめているのは、良くも悪くも Axl Rose の声だけだということを痛感する。
しかもこれで世紀の駄盤だというのなら笑いのネタにでも出来るのだが、これが意外に聴ける作品というのも困りもので、それゆえにやはり凡庸な作品だといわざるを得ない。