フランス出身のアーティストの、おそらく3枚目となるEP。
今作は大まかに書けば Flying Lotus 以降を感じさせる、引きずるようなビートが特徴的なインスト・ヒップホップなのだが、この人の場合ジャケットにも表れているようにどこか人懐っこく、またワールド・ミュージック的な要素がそこかしこに現れていて、この手の音楽にありがちな神妙な雰囲気を感じさせない彩の豊かさがある。
中でも “K.O. Debout” と “149 Dalston Airline” の2曲はヴォーカル・サンプルを多用している事もあり非常に聴きやすい。
この人は多分アルバム・サイズでも面白いもの作ってくれるんじゃないですかね。