Ramadanman / Ramadanman EP (Hessle Audio) mp3

Ramadanman / Ramadanman EP (Hessle Audio)
http://www.myspace.com/hessleaudio

イギリス出身のダブステップ・プロデューサー Ramadanman が今年の春に出したEP。

先日の来日公演はずいぶんと評判が良かったようだけれど、今作を聴く限りではその魅力がちょっとよく分からない、というのが正直なところで、そのガラージ回帰的なリズムは確かに特徴的だとは思うけど、かといってそれ以上に感じるものがあるかというとそんな事もなく、またどの音も軽いのも私には辛い。

また次にめぐり合うときに期待、って感じでしょうか。

Ramadanman EP - EP - Ramadanman

Ufomammut / Idolum (SUPERNATURAL CAT) LP+CD

Ufomammut / Idolum (SUPERNATURAL CAT)
http://www.supernaturalcat.com/

イタリアのドゥーム・メタル・バンドの4枚目のアルバム(2008年作)。

このバンドに関しては全然知らなかったんですが、杜塚秋人さんがブログで紹介していて新ブログになって更新止まっちゃいましたね・・・)、こりゃやばいやばいと思って買ったもの。因みに気合入れてレーベルから400セット限定のアナログとCD、ポスターがセットになったボックス買いました。

自分のメタルの知識は基本古いので、もしかしたら今ではあれなのかもしれませんが、基本デス・メタルってギターの弦を緩める事によって低い音を出しているバンドが多いわけですが、それがドゥームなんかになるとそれをさらに緩めているのは想像に難くなく、つまりはギターの音が低い代わりに、どうしても間延びした感じになっちゃうんですね。

それが苦手で私はドゥーム系って避けていたところがあるんですが(まぁそれだけが理由じゃないけど)、今作が素晴らしいのはそのギターの音が、ドゥームらしい重さをもちながらも、ゴツゴツとした硬い質感も失っていないからで、また演奏の方も重心低めながらダイナミズム溢れるもので、もうひたすらかっこよい。

またそういった動の部分と、サイケデリックな静な部分を活かした構成も素晴らしく、これを傑作と呼ばずに何を傑作と呼ぶのか、ってくらいの傑作。

レーベルのサイト見るともう新しいアルバムが出ているようなので、これも早々に手に入れねばな。

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GLAY / LOVE IS BEAUTIFUL (EMI) CD+DVD

GLAY / LOVE IS BEAUTIFUL (EMI)
http://www.glay.co.jp/

2007年リリースの GLAY の9枚目のアルバム。

この人たちは『pure soul』『HEAVY GAUGE』という傑作をモノにして以降、長い間迷走しているな期間が続いていたけれど、今作は久し振りに、全てを吹っ切ったかのように GLAY らしい曲が並んでいる傑作になっている。

まぁその分意外性というものに乏しいのは事実なんだけど、それゆえにシングルの時点ではやや突飛に思えた EXILE との共作である “SCREAM” が存在感を放っていて、全体を引きしめたものにしている。

後はこのまま以前のようなペースで活動できていればよかったんだろうけれど、事務所とのゴタゴタが原因なのかまた停滞してしまった印象で、つい先日出た10枚目のアルバムが、今作同様快作ならば良いのだけれど、まだ聴いてないのでそこは何とも書けないっす(中途半端ですいません)。

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KK NULL + DANIEL MENCHE / 雷神 (asphodel) CD

KK NULL + DANIEL MENCHE / 雷神 (asphodel)
http://asphodel.com/

これって記憶によれば wenod で買ったと思うんだけど、なぜ私はこんなものを買ったのか、っていうかそもそもなんで wenod にこんなものが置いてあったのか、というような作品です。

ということで、ZENI GEVA のリーダーである KK NULL と、実験音楽方面のアーティストらしい Daniel Menche のコラボ作。

基本的な構成としては Daniel Menche の高速パーカッションと KK NULL のノイズやエレクトロニクスが螺旋状に絡み合って、どんどんエネルギーを高めあう、みたいなものが多く、その曲から発せられる力には圧倒されるんだけど、代わりにいつでも気軽に聴けるという類の音楽でもないのも事実で、私も好きな作品ではあるけれど、そんなに何度も聴きたいアルバムではないかなぁ。

DARTRIIX / DARTRIIX (op.disc) CD

DARTRIIX / DARTRIIX (op.disc)
http://www.opdisc.com/

田中フミヤと半野喜弘によるユニット、 DARTRIIX の2007年発表の1枚目のアルバム。

このアルバムに関しては、以前書いたように、自分の中での評価はそれほど高くなくて、田中フミヤのミニマルな部分や硬質さと、半野喜弘の有機的な部分が融合している、というのは分かるんだけど、かといってそれが化学反応を起こしてより面白味が増しているか、というと、それはあまり感じないかな、というのが正直なところで、それは久し振りに聴いてみても変わらなかったかなと。

まぁそれだけにこれ一回こっきりでユニットが継続していないのは残念。っていうかそもそもこの二人の絡みが最近少ない気がするんだけど、どうなんだろう。ケンカとかしてなきゃいいけど。

DARTRIIX - DARTRIIX

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RYTHEM / 23 (SONY) CD+DVD

RYTHEM / 23 (SONY)
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/RYTHEM/

先ごろ解散を発表した RYTHEM の2008年発表の3枚目のアルバム。

そもそもデビュー時には二人は一心同体、みたいなことを言っていたのに、今作では二人の共作曲が1曲もない、という時点で、まぁこれはある程度予想された事なのかなとは思うけど、それにしても残念ですね。

今作にしても、デビュー作(過去記事)の幼さに比べると、ずいぶんと大人っぽいたたずまいになっていて驚くのだが、落ち着いた中にも彼女たちらしいポップセンスと、変わらずに美しいヴォーカル・ハーモニーがあって、非常に良い作品だったんだけどなぁ。

まぁ二人ともソロになったとしても変わらず良質な音楽を作ってくれる事を願うばかりだが、私の中で声の力だけで聴かせられる数少ないアーティストだっただけに、重ね重ね残念です。

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Basic Channel / BCD-2 (basic channel) CD

Basic Channel / BCD-2 (basic channel)
http://www.basicchannel.com/

紹介するタイミング逃していたのを簡単にいくつか。

っつうことで2008年に突如リリースされたベーチャンの曲を纏めたCD。
この時期ベーチャンがまた活動するんじゃないか、みたいな噂が出たのも今となっては懐かしい感じですね。

1995年に出た最初のCDは彼らのダブ的な側面に焦点を当てた内容だったそうなんだけど(実は聴いたことない)、今作はテクノ的な側面に焦点を当てていて、特に最初の2曲なんか攻撃的なハード・ミニマルで(もちろんダブの要素もあるんだけど)なんで、今からすると少々意外な感じ。
そして残り4つの長尺曲が前述の2曲よりもややトーンを抑えたミニマル・ダブで、こちらの方が今のベーチャンのイメージに近いのかなと思うけど、いずれの曲にしてもミニマルであるがゆえに古さを感じさせないもので、やはりこの時点でミニマル・ダブというスタイルは完成したのだという思いを強くする。

まぁそれゆえに未だに影響力が強すぎるのはどうかとは思うんだけど、ミニマル・ダブの領域で彼らのスタイルを上塗りするような人たちはいつ現れるのか・・・。

BCD-2 - Basic Channel

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Perfume LIVE @ TOKYO DOME 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

Perfume LIVE @ TOKYO DOME 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

今回のコンサート・チケットの写真が良かったので、画像がいつもより大きめです。悪しからず(これ後ろの東京ドームの感じからして早朝に撮ったんだろうね。ご苦労様です)。

という事で、以前書いたようにパフュームのドーム公演に行ってきたんですが、ここ数日この公演見て思ったことをまとめようと苦心したんだけど、上手く書けなかったので、ざっくりと簡単に書きたいと思います(はいすいません、言い訳です)。

まず、彼女たちを先鋭的なアーティスト集団と捉えるか、もしくは下世話なアイドル・グループとして捉えるか、っていうのがあるとするならば、私は間違いなく後者な人間なんですが、そんな私からするとクールでキメキメな感じの前半、特に4曲目までは、正直微妙な感じでありました。

というのも、パフュームのコンサートの魅力って、けっこうダンスに拠るところが大きいと思うんだけど、彼女たちの統制の取れたダンスというのは3人が一箇所に集まっていなくては意味がないわけで、そうなってくるとさすがにドームは会場としてでか過ぎる。かといって音楽的な観点からすると、基本的に口パクの彼女たちのコンサートはCD鳴らしてるのと変わらないわけで、そうなってくるとこちらとしてはどういう対応をしたらいいものか、正直よく分からない感じ。

しかもその後のMCでは、ふんわりとしたお嬢さん方がひたすらふわふわとした会話を繰り広げるという(パフュームしゃべってるところってテレビでもあんまり見たことないのよ)、曲とのギャップがすごい上に、これまたこちらがどう反応していいものか困る感じで(内心ひたすらパフューム怖い、って思ってたんだけど、詳細は面倒なんで割愛)、パフュームってよく分かんねぇなぁ、と思いながら見てました。

それが変わってきたのが中盤のMCが増えだした辺りからで、この辺から内容的にはグダグダなんだけど、その代わり3人のキャラクターを前面に出すような感じになってきていて、これにより3人がステージ上でバラけてもそれほど気にならなくなったし、それと同時にステージと客席の距離もずっと近づいたような気がした。

つまり書き方を変えると後半はよりアイドルらしいステージだったという事で、私としてはこちらの方がずっとしっくりきたし、そうなると一転して全てを好意的にとることが出来て(えぇ、どうせ私はいい加減ですよ)、初めてのドーム公演らしい初々しさも、良くも悪くもドーム公演に慣れきったジャニーズに比べ微笑ましかったし、ステージが近くに感じられるようになった分、彼女たちがステージを楽しんでいるさまも伝わってきて、前半のもやもやが嘘のように楽しめました。

でもそうなるとどうしても気になるのが歌が口パクだという部分で(それでもこの日は生歌多かった方らしいけどね)、多少音程外れてもちゃんと歌った方が伝わると思うし、彼女たちのダンスにそれほど魅力を感じない私には、同時に歌を捨ててまでダンスに注力する必然性が感じられなかった。かといって口パクにしなきゃいけないよう歌唱力じゃないという事は、あーちゃんを中心にちょいちょいはさんできていた教育テレビ系の歌を聴けば十分に分かったし(笑)。

今までパフュームの音楽が好きでも彼女たち自体にはそれほど興味がない、というスタンスだった私には、彼女たちをかなり好意的に見られるようになった、というだけでも収穫だったのだけれど、やっぱり彼女たちの微妙なスタンスに難しさを感じたのも事実。

そういう意味ではやはり複雑な心境のコンサートではあったのだけれど、この日感じた多幸感が次の日も残っているような素敵なコンサートだったのは間違いなく、こういうアーティストにとって節目となるようなコンサートが見られたのは幸運であったなと思います。

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CDS2枚、LP2枚、12インチ4枚

  • ARASHI / 果てない空 (JStorm) CD+DVD
    ARASHI / 果てない空 (JStorm) CD+DVD
  • ARASHI / 果てない空 (JStorm) CD
    ARASHI / 果てない空 (JStorm) CD
  • POM POM / POM POM 34 (POM POM) 2LP
    POM POM / POM POM 34 (POM POM) 2LP
  • MICHEL CLEIS / UN DOLCE (CADENZA) 12"
    MICHEL CLEIS / UN DOLCE (CADENZA) 12"
  • DIGITALINE / OKOUBAKA (CADENZA) 12"
    DIGITALINE / OKOUBAKA (CADENZA) 12"
  • Public Lover / Musique D' Hiver Pour L' Été (thesongsays) 12"
    Public Lover / Musique D’ Hiver Pour L’ Été (thesongsays) 12"
  • schermate / schermate10 (schermate) 12"
    schermate / schermate10 (schermate) 12"
  • V.A. / Tempa Allstars Vol:06 (Tempa) 2LP
    V.A. / Tempa Allstars Vol:06 (Tempa) 2LP

先月末に買ったのも合わせて。こんなのばかりですいません。

quantec / cauldron subsidence (Echocord) mp3

quantec / cauldron subsidence (Echocord)
http://www.echocord.com/

下の DFRNT のアルバム(過去記事)にもリミキサーとして参加している Quantec の2009年のアルバム。

この人の作品はミニマル・ダブ系の中でも、特にディレイを利かせたダブダブな音、という印象が強かったんだけど、今作はエフェクト類はどちらかというと控えめで、基本フォーマットはミニマル・ダブながらも、それでも軽快さを感じさせるものもあって、非常に聴きやすいミニマル・ハウスの作品になっている。

まぁその聴きやすさ意外に本作の変化により獲得したものがあるかというと微妙なのだが、金太郎飴的に作品を重ねるアーティストの多いミニマル・ダブ系の中でも、きちんと明確な変化を提示した点は評価したいなと。

Cauldron Subsidence - Quantec

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DFRNT / METAFICTION (ON THE EDGE) 2CD

DFRNT / METAFICTION (ON THE EDGE)
http://dfrnt.co.uk/

なんか更新空いてしまったのですが、勘を取り戻すのもかねて細かく更新してみようかと思います。

イギリス出身のダブステップ・プロデューサー DFRNT が2009年の後半に出したファースト・アルバム。

何度も書いていることなので今更なんだけど、ダブステップのスタイルも今やずいぶんと多岐に渡っているけれど、今作は 2562 以降のテクノ色の濃いものから更に踏み込んで、アンビエント色の濃いものになっている。

つまりダブステップらしいタメの利いたリズムは感じられるものの、ベースの音は非常に柔らかだし、また上モノもアンビエントらしい浮遊感のあるもので、要はダブステップというよりは、ほとんどテクノといっても差し支えない音になっているので、ほとんどダブステップという事は意識せずに聴ける。

まぁその部分を評価するかしないかは聴く人によって異なってくるとは思うけど、ここまで踏み込んだのは単純に面白いと思ったし、そんなジャンル的な部分などを越えた心地よさが本作にあるのは間違いない。

しかしリズムや曲調の変化はあるものの、音色の部分での変化に乏しいため、どの曲も同じような印象を受けるのも事実で、それで2枚組みだとさすがに少々飽きる。
どうせなら最後に収録されている Quantec や Ital Tek 、 Scuba のリミックスをもっとバラけて配置すれば、もう少し全体の印象も変わったと思うんだが。

Metafiction - DFRNT

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