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Crosstown Rebels を主宰する Damian Lazarus が昨年出したファースト・アルバム。
この人は以前より DJ としては非常に評価が高かったんだけど、なぜかトラック制作はしない人で、そんな人がなぜここにきてアルバムを制作しようと思ったのかは知らないんだけど、今作は待った甲斐のある充実した作品になっている。
中でも出色なのが、イントロ的なタイトル・トラックに続く “Moment” で、美しいピアノから男声ヴォーカル、幻惑的なギター、女声ヴォーカルと音が加わるごとに空間が歪んでいく様は実にサイケデリックで、従来のテクノからあまり感じられない魅力をもっている。
他の曲に関しても、クラブ・トラックにとらわれない自由さを感じさせるものばかりで、それでいて実験にはしりすぎたりと頭でっかちな部分もなく、ある種の風通しのよさがあって聴きやすい。
ちなみに今作のクラブ・ヴァージョンなんていうものも最近出たようで、そちらも聴いてみたいところ。
- Smoke The Monster Out [ボーナストラック・日本語解説付き国内盤] (BRC-225)
 - ダミアン・ラザルス
 - DAMIAN LAZARUS & CROSSTOWN REBELS / BEAT RECORDS 2009-06-20
 
- 曲名リスト
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- Smoke The Monster Out
 - Moment
 - Memory Box
 - King of Fools
 - Come and Play
 - Diamond in the Dark
 - Cold Lizards
 - Neverending
 - Lullabies
 - Spinnin’
 - Broken Dreams [日本語解説付き]
 - Bloop Bleep
 - It’s Raining Today
 - After Rave Delight
 
 
by G-Tools , 2010/09/01
		