STEWART WALKER / Concentricity Remixes (persona)12″

Concentricity Remixes
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先頃出たアルバム『Concentricity』のリミックス盤。この人ってそれなりの数の作品出してるけど、多分リミックス盤って珍しいんじゃないですかね。そして面子の方も同じレーベルの touane は置いておいて、他が Jeff Samuel と Robag Wruhme という、どちらかというと Stewart Walker と違うイメージのアーティストを起用しているのもいい感じ。
その中でも圧倒的に素晴らしいのが Robag Wruhme によるリミックスでして、最近のジャズに接近した作風で、ますます板についてきた感じのシャッフルするリズムのうえで、たゆたうようにゆったりと広がるシンセのアンビエンスが美し過ぎます。以前から彼の作るシンセは美しかったけれど、私が今まで聴いたことのある Robag Wruhme の曲ではダントツでナンバー・ワン。もう今年のベスト・リミックス決定です。
原曲を上手く跳ねたテック・ハウスにした Jeff Samuel 、ゆらめくようなミニマルの Touane と他に二人もいい仕事してるんだけど、やはり今作は圧倒的に Robag Wruhme 。この曲だけで十分おつりがくるシングルです。

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STEWART WALKER / CONCENTRICITY (Persona) CD

STEWART WALKER / CONCENTRICITY
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何故そうなったのか自分でもよく覚えてないんだけど、どうも私は Stewart Walker という人にやたらとダブを求めたがる傾向にありまして、だから前作『Grounded In Existence』から2年ぶりとなる、この『CONCENTRICITY』を聴いたときには少し拍子抜けでありました。というのも今作は一聴すると軽快なテック・ハウスなんですよね。
しかし聴き進むうちにとリズムを刻むキックの裏で、ゆったりとしたグルーヴを鳴らすダビーなベースラインが浸透してきて、コレが実に気持ち良い。しかも最初の軽快な印象はそのままで、即効性こそないものの、何度でも聴きたくなってします。そこら辺は流石ベテランというか、 Stewart Walker の職人気質を感じます。

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@TOWER JP
[Tracklist]

V.A./PERSONA’S PROGRESS(Persona)CD

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Stewart Walker のレーベルの、多分初コンピ。でも全部新録かと思ったら既発曲なんでやんの。でも内容自体はかなりいいです。

Stewart Walker って独自に消化したダブの要素を曲に忍ばせてるけど、それはこのレーベルでも同じ。基本はクールなミニマル・テクノなんだけど、所々にダブ的な音響や音使いが顔を覗かせていて、しかもそれを安易に全面に押し出したりしないのがかっこいいです。しかもこの種の音楽が陥りがちな過剰な重さというものも絶妙に回避していて、いや、ちょっとこのレーベルの印象が変わったかも。

今までの12インチのデザインにあしらわれていた人物が描かれたジャケットもいいし、やんわりとミックスされているので聴きやすいのではないかと思います。
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STEWART WALKER/SPEND THE DAY FROZEN EP(Persona)12″

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しばらくアルバム・リリースの続いていた Persona の新作はレーベル・オーナーでもある STEWART WALKER 。彼のこの前出たアルバム(未聴)ってダウン・テンポ中心の内容だったようだけど、こちらは趣をがらりと変えた強烈なダンス・トラック。
とにかく一番耳に付くのは前面に出た硬いキックの音で、最近のハード・ミニマルとクリック・ハウスの迎合を意識してのものでしょうか。その分以前の彼が持っていた独自のダブ感みたいなものが殆ど感じられないのだけれど、キックと絡む跳ねるようなスネアがかっちょいいので、まぁいいか。
一転、B面では以前の Rhythm & Sound を彷彿とさせるミニマル・ダブが収められていたりなんかして一安心。