マイケル・ジャクソンの幼児虐待疑惑って結局どうなったのか知らないんだけど(まだ裁判中なのかな?)、今彼があんなにバッシングされるのって、マイコーのアーティスト・パワーが弱いせいもあると思うんですよね。そこをいくと同じような疑惑が持ち上がろうとも、あんまり問題ない感じですね。
前作もボーナス・ディスク付きの2枚組みだったけど、今回もまた2枚組み。といっても最近多いテーマの違う2枚のアルバムをくっつけたやつ。『HAPPY PEOPLE』の方はステッピンものらしいんだけど、この四つ打ちみたいなリズムのをステッピンて言うの?不勉強ですいません。ケリーさんってエロ大魔神って印象だったんだけど、今回そこら辺は抑え目で全編昔のソウルみたいな感じで統一されてる。しかも似たような曲が多いんで途中で飽きるかなと思ったんだけど、これはいいですね。そこはやはり曲が良いというのと、曲間に自身のナレーションを挿入した全体の流れが非常にいいんですね。しかもリズムが四つ打ちっぽいから、なんだかユルいハウスのミックスCDでも聴いてるような心地よさがあります。
それに比べると、ゴスペルがテーマの『U SAVED ME』はちょっとたるいかな。まぁ全然悪くはないけど。