加藤ミリヤ/ Never let go/夜空(Sony Music Records)CCCD

Never let go / 夜空
http://www.mili-web.com/

巷じゃけっこう話題の人みたいなのでちょっと今さらな感じですが。なんてこと書くんだから、当然のように私は彼女のことよく知らないんですよね。つまり100%ブッダ目当てです。
で、そのブッダの”人間発電所”をサンプリングした”夜空”なんですけど、ん~、まぁ普通?トラックに関しては多分リズム差し替えただけで、あとはまんま”人間発電所”を使ってるんだけど、どうしてもトラックにばかり耳がいっちゃってねぇ。改めて私はヒップ・ホップの中で”人間発電所”が一番好きだなと思いましたね。
で、もう1曲、同曲のボボ・ジェイムス・リミックス。ボボ・ジェイムスというのはデヴ・ラージの変名で、このリミックスにはブッダの無敵の3本マイクが参加してるんですね。でもねぇ、これもちょっとなぁ・・。トラックはくぐもったドラムがかっこいいブレイク・ビーツ・チューンで良いんだけど、肝心のMCが・・・・・。ニップスが相変わらずリリック使いまわしてるのはご愛嬌としても、デヴ・ラージ以外の2人がイマイチ現役感が薄い感じがするんだよなぁ。って、加藤ミリヤのは一言も触れてませんね。まぁ歌は上手いと思います、としか言いようがない・・・・・・。

CD2枚

Bark Psychosis/CODENAME:dustsucker
TERRORIZER/WORLD DOWNFALL

アマゾンは確かに便利だけど、いつ商品が来るのかよく分からないのが困りものだなぁ

COMMERCIAL BREAKUP / CANDIED RADIO (Ladomat 2000)2LP

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http://www.commercial-breakup.de/

わりとニューウェイブ系に括られる人たちみたいだけど、これは結構な拾い物。たしかにニューウェイブっぽいエレポップなのだけれど、それよりなにより楽曲が超ポップ。ラジオなんかでかけても全然問題ない感じ。しかもメロディーは弾けるほどポップなのに、ヴォーカルはなぜか気だるいかんじなのもなんか良い。かといってわが国のインスタントなポップスと違ってトラックがお座なりではなく、クラブ・トラックとしても機能しそうなほどしっかるしてる。”MY GARDEN”なんか超ゴキゲンですよ。こんなにウキウキしたのはトミー・フェブラリー以来じゃないでしょうか。収録時間短いのもいいし。CDでも出てるので普段ここら辺聴かない人もぜひ。

[Tracklist]

OSBORNE / AFRIKA EP(SPECTRAL)12″

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http://www.ghostly.com/1.0/spectral/index.shtml

で、このレーベルの常連オズボーンの新作はもっとテクノ。しかもタイトルから分かるようにスンドコしたパーカッションが幾重にも鳴るトライバルもの。でも昔のハード・ミニマルばっか聴いてる頃ならともかく、今聴くにはちょっと安易な感じがしちゃうなぁ。まぁ、ヴォイス・サンプルもどこかユーモラスなのはこのレーベルっぽい。それよりはギターをサンプルした”IN GEAR”、ファンキーなシンセが乗る”GRAPHITE”が共々どこかロックっぽくて面白いかな。

GEOFF WHITE / INCE (SPECTRAL) 12″

INCE
http://www.edit-audio.com/

私はこのレーベルの音を初期から聴いていたわけではないのだけれど、最近のリリースの音を聴く限りわりとテクノなレーベルという印象。そのレーベルからジェフ・ホワイトがリリースするというのもちょっと意外な感じですね。フォース・インクからの1枚目スチュワート・ウォーカーとの共作アルバムでは、弱弱しいキックに硝子細工のような上モノが乗る端正なクリック・ハウスを披露していただけに、コミカルで逞しいこのレーベルとは合わないのではないかと思ったのですが。
でもこのシングルでは見事に太い音を鳴らしいて、ちょっとビックリ。でもどれもとってつけた感じはなくかっちょいい。それに3曲とも安易な四つ打ちじゃないのもいいですな。表題曲のメタリックな感じでもっと広げてってほしいなぁ。

 

 

BUMP OF CHICKEN / ユグドラシル (TOY’S FACTORY)CD

ユグドラシル
http://www.bumpofchicken.com/

この前ラジオからアジアン・カンフー・ジェネレーションが流れてて、そのとき気づいたのだけれど、私ってここら辺の世代の日本の新しいバンドって全然聴いてないんですよね。多分スーパーカーやくるりあたりで止まっちゃってるんじゃないでしょうか。それで何か聴いてるのは無いかと思い出してみたところ、思い浮かんだのがバンプ・オブ・チキンなんですね。っつても活動歴は結構長いのかな?その割にマイペースなので2年半ぶりの新作。
 
私にとってこの人たち一番の魅力はやはり曲の良さなのだけれど、それ以外だとやはり彼等独特のバタ臭さでしょうか。バイオを見ると千葉の出身らしいので特別田舎者というわけではないようだけど、この新作でも洗練とは無縁な音を聞かせているし、演奏も多少たくましくなったとはいえ相変わらずイマイチだし。でも彼らの曲をもっと上手い人が演ればいいのかというとそんな事なく、彼らの演奏でなければ出せない不思議な魅力があるんですよね。まぁ、それはつたなさ、青臭さってことなんだしょうけど。あと時々カントリーやトラッドの影響がちらりと見えるのも好き。

[Tracklist]

CD4枚

稲葉浩志/Peace Of Mind
MAGADETH/the system has failed
butch walker/letters
GREEN DAY/american idiot

ヨーロッパの新譜が売っているのを見つけてびっくり!

槇原敬之 / EXPLORER (東芝EMI)CD

explorer
http://www.makiharanoriyuki.com/

昨日の昼間に1時間以上かけて気合入れて文章書いたんだけどubicast Bloggerの不具合とかで全部消えちまいやがった(怒怒怒)。なんかやる気なくなっちゃったのでその時の文章を思い出しつつはしょって書こうかなと。まぁ最近タイトルに反してがんばって文章書いてる気がするのでちょうどいいかしら?

 

槇原敬之と言われて私がまず思いつくのは”世界に一つだけの花”の大ヒット、ではなくて、今ではなかった事になってそうなあの事件の事なんですよね。結果彼にどのような刑が下ったのかは覚えていないのだけれど、裁判の後に「自分の音楽でみんなをよい方向に導けたら」みたいなことを言っていたのが非常に印象に残っています。その時は「彼もこれでつまらないお説教シンガーになっちゃうのかなぁ」くらいにしか思わなかったんだけど、やはり人生の辛酸を舐めた男のお説教は違うというか、現在の彼の啓蒙的スタンスというのはちょっと無視できないものがあります。
 
で、そこら辺が分かりやすく出たのが”世界に一つだけの花”だと思うんですよ。あの曲はちょっと売れすぎた事もあり色々言われたりもしたけれど、今でも私は好きな曲です。オンリー1とナンバー1のどちらがいいかというのは人それぞれだと思うけれども、オンリー1が増える事によって世界が素晴らしいものになって欲しいという祈りにも似た槇原敬之の真摯な思いが伝わってきてとても感動的だと思うのだけれど。
 
そして世間的には何度目かの絶頂期といってもいい中発売された13枚目の作品がこれなわけだけど、基本ラインは一緒。隣人愛とか無償の愛とか家族愛とか、子供を比喩に使った純粋さとかが溢れてる。多少道徳的過ぎる気がしなくもないけど、彼の穏やかな声にこもった静かな気迫でものすごい説得力を帯びている。それに上で啓蒙的と書いたけれど、彼の歌はこちらに何かを強要(って書くと言葉が強いかな)するようなものは殆どなく、どちらかというと一度社会の底を見た自分がこうでありたいという叫びのようなものに聴こえる。じゃなきゃここまでの説得力ってでないと思うし。そしてその姿こそが私たちにとっては啓蒙的というか。
 
でも私がこのアルバムを諸手を上げて絶賛するかというとちょっと違うんですよね。なんかねぇ、ここでの槇原敬之はどうしても無理してるように感じられてしまうんですよね。だって、このアルバムにはあまりにも余裕というものが感じられないんですもん。私としてはここらで『THE DIGITAL COWBOY』のように意味を捨てて洋楽やってみるのもいいんじゃないかと思うんですけど。でもこれだけメロディー書けて歌唱力もあって、しかも編曲まで自分でやっちゃうんだから音楽家としてかなりのレベルの人だと思います。

 
 って、なんだかんだいって長い文章になっちゃったな・・・・・。

[Tracklist]

andreas heiszenberger/solokarriere(Eventuell)LP

solokarriere.jpg
http://go.to/heiszenberger 
http://www.eventuell.org/

さっき何気なく聴き返してみたら改めて良いアルバムだなぁと思ったのでご紹介。一応買ったのは今年の頭の方だけど出たのは去年っぽい。
まずすっとぼけた感じのジャケットがとても魅力的だけれども、音の方もジャケに負けず劣らずとぼけた感じで、どこかマシュー・ディアを思わせる。でも後半になるとぐっと重心が低くなり、大人なムードのミニマル・ハウスに。特に最終曲”rose”の美しさには惚れ惚れしちゃいます。

と、薦めておいてなんだけど、今ではこのアルバム入手困難かと。Googleでandreas heiszenberger検索したけど、日本語のページでは該当するものが無いって。はぁ。

視聴
[Tracklist]