Frivolous/somewhere in the suburbs…(KARLOFF)CD

Somewhere in the Suburbs
http://www.karloff.org/

最近のミニマル・ハウスと従来のテクノ/ハウス系の人たちの違いって色々あると思うんだけど、私が最初に思いつくのはミニマル・ハウスの人たちは結構アルバムリリースに積極的なんですよね(エレクトロニカからの影響なのかしら?)。よくクラブ・ミュージックは12インチ主体なんていわれるけど、アルバムリリースが多い分、ミニマル・ハウスって初めてでも入っていきやすいと思うんですけどね。コンピも多いし。やっぱり地味だから受けが悪いのかしらね。

で、まぁ普通ならここで一見さんでも聴きやすいポップなものを紹介するべきなのだろうが、これはちょっと違うかな。でも非常に個性的で魅力的な作品です。私の大好きなレーベルKARLOFFからの初のCDリリースは、このレーベルやバック・グラウンドからもリリースしているFrivolous。先に出た『COQUITLAN BC E.P.』と『WHONNOCK BC E.P.』の12曲に2曲足したもの。最初の数曲は非常に美しい大人なミニマル・ハウスで、掴もうとした瞬間消えていってしまうようなバイオリンが印象的な”Can’t Stop The One Two”が白眉。なのだけれど次のダブとジャズとサイケを混ぜ合わせたような”Outside The Lines”から雰囲気が変わってえらい妖しい感じになる。それが今まで聴いたことのない感じで面白い。名前とは裏腹に取るに足る音楽だと思います。でもこんなアルバムがこのレーベルから出たというのはちょっと意外。

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