新年最初の音盤紹介は唐突に旧譜から。基本的にこのブログでは新譜のみを紹介するつもりだったんだけど、それだけだと幅が狭まるのでね。まぁ、本当は大掃除してたら懐かしくなっただけなのですが。
っていうかね、今年はやっぱりメタルですよ、メタル。何か昨日テスタメント聴いてそう思いました。ということで今までテクノを中心に紹介していた当ブログですが、これからはメタルの紹介も増やしていきたいなと。
とか何とか書いておきながら、いきなりメタルじゃありません。ベルギーのグループの93年作。この前まで母国語でアルバムを発表していたらしいんだけど、これが英語アルバムの第2弾、ってここに書いてあった。で、新年一発目なんだからどれだけ凄い名盤かというとそんな事なくて、箸にも棒にも引っかからないといいますか、中庸という言葉が最もしっくりくるアルバムなんですね。音楽性は落ち着いた感じのポップ・ロックといいますか、ハードAORといいますか。しかしこのアルバムは長く聴けそうな中々の好盤なんですね。いきなり中庸とか書いたんでなんなんだけど、私中庸なのって全然嫌じゃないんですね。音のほうもヨーロッパっぽい湿り気とアメリカっぽい乾いた感じが上手い具合に溶け合っていてとても心地いいし、何よりメロディが全部良い。まぁ、その代わりこれといった特徴がなく、音楽にエッジを求める人には合わないと思うんだけど、普段ここで紹介しているようなのに比べればずっと聴きやすいと思うし、ロビン・ザンダーのソロとか好きだった人なら気に入るんじゃないかなと。
まぁ、ロビン・ザンダーを好きな人なんて今どきどのくらいいるのか知りませんが・・・・・・。
一応今でもバンドは地味に活動しているようですが(右のグラサンの人は抜けたのかな?)、オフィシャル・サイトのディスコグラフィのジャケを見るとカラーが違いすぎて今の音楽性かどんなものかさっぱり分かりません。まぁ、全曲試聴できるから問題ないんだけど。
因みにアマゾンでバンド名検索しても一件もヒットしませんでした(泣)。