100s/OZ(EMI)CD

B0006M197U.09.MZZZZZZZ
http://www.five-d.co.jp/nakamura/

彼に対して音楽界の救世主のように扱うのには未だに違和感を覚えるのだけれど、それでも中村君に関しては初期から好意的に聴いていたので期待していたのですが。一応ソロからバンド名義になってからの初作。なんだけど前作と面子変わってないんだから実質セカンドですね。
それでその前作も私には結構微妙な作品だったんだけど、今回もちょっと・・・、って感じですね。前作の『100s』って中村君が自身のバンドという仲間を得た喜びが前面に出ていたのが逆に裏目に出て、聴きたくもない恋人とののろけ話を聞かされているようなうざったさがあったんだけど、今作ではさすがにそのはしゃぎっぷりは影を潜めていますね。
それでねぇ、今回は逆に落ち着きすぎなんじゃないのかと思えるんですよ。そしてそれに伴ってなのかは分からないけど以前のようなドキドキ感がないんだよね、曲に。今までの中村君って、感性のおもむくままに創った音楽と生への喜びに満ちた歌が合わさって、こちらに何かを期待させるようなドキドキ感や心を軽くさせるワクワク感を与えてくれていたのが、今作ではそれがあまりないんですよ。そしてそのドキドキ感がなくなっちゃうと個人的には音楽性もさして面白いものとは思えないし、曲はさすがにいいんだけど、聴いていて自分との接点が見つからないのでひどく散漫に聴こえてしまいます。”Honeycom.Ware”からの後半はドキドキ感のある曲が何曲かあって好きなんだけど。
あとこの人って作品を重ねるごとに歌詞がつまらなくなっている気がするのは私だけでしょうか。

OZ
100s

東芝EMI 2005-01-13
売り上げランキング : 510
おすすめ平均

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