Metallica / Live 2006/08/13 Osaka, Japan (livemetallica.com) mp3

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http://www.livemetallica.com/

少し前に CDJournal.com のニュースを見て思わず買ってしまった、MetallicaSUMMER SONIC でのライヴ音源。

現在活動しているメタル・バンドの中でも最も古い部類に入る Metallica は、例えば Iron Maiden Judas Priest のように全盛期の自分たちのパロディを披露すれば許されてしまうバンドと違って、メタルの進化という命題を背負わされてる部分があるので、年齢との折り合いの付け方というのが非常に難しいバンドだと思います。だから「Rocktallica」とか分けわかんない事言ってた時期は、その重圧から逃げてただけとしか捉えていないんだけど、それでもその寄り道を無駄にせずモダンなメタルへと仕上げてみせた『St. Anger』は結構評価していたんですが。

その後ツアーでは昔の曲ばかりを演奏しているという話を聞いてどうにも納得できなかったんだけど、ここでのセットリストはその極みって感じ。
なんたって『Master of Puppets』を丸々完全再現ですからね。まぁアルバム発売から20年という記念みたいだし、フェスというお祭りでのセットリストに文句いってもしょうがないのは分かってるんだけど、それでも昔ほどのテンションは望むべくもないのに、完全再現なんかすることに何の意味があるのかと思ってしまいます。しかも他の曲も80年代の曲が妙に目立つし。それに輪をかけて演奏がなんともユルイ。これじゃぁちょっとファンサービス以外の意味を見出せません。
しかも1曲披露されている新曲が、跳ねたリズムと南部っぽい薫りが印象的なロックン・ロールでさらによく分からん。なんかこのバンドがどこへ向かおうとしてるのかよく分からなくなってきた。

購入→livemetallica.com
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max cavalerra/aura aero(broque)12″

max cavalerra/aura aero
http://www.broque.de/

最近レコ屋のポップに「border community 系」とか書いてあるのをよく目にするんですが、妙に当たりハズレが多い気がするのは私だけでしょうか。まぁ、それだけ border community のスタイルがオリジナルであるという事なんでしょうけど、その中でも珍しく良かったのがコレ。

この max cavalerra という人に関して私は何も知らなければ、レーベルの方もはじけて聞く名前なんだけど、サイト見るとどうやらネット・リリース中心のレーベルみたいですね。そのラインナップの中に彼の名前もあるんだけど、多分彼のヴァイナル・リリースは初めてなんじゃないでしょうか。

まぁその mp3 の方はまだ聴いてないので比較とかはできないんだけど、今作は冒頭に書いたように border community 以降の流れに近い。でもその中でも流れが比較的ゆったりしていて、ここらへんの音に多いドラッギーな感じが希薄で、それが非常に気持ちいい。特にギターを使った “aurora” が美しく、朝方にこんなのかけられた日にゃぁ感動間違いなしな感じです。

ちょっとこの人の動きは気にしておきたいところです。

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Luciano/Sci.Fi.Hi.Fi Volume2(SOMA)CD

Luciano/Sci.Fi.Hi.Fi Volume2
http://www.somarecords.com/

先頃行われた Metamorphose にDJで参加していたLuciano 。そのプレイがあまりに評判が良かったものだから、今晩渋谷で、明晩大阪でDJやるそうです。私は今日のに行きたかったんだけど、結局行けなそう・・・・。なので代わりというわけでもないんだけど、彼のミックスCDを聴いてます。

2000年に Mental Groove よりデビューして以降、様々なレーベルから作品をリリースしている彼は、今までに『Blind Behaviour』というアルバムと、『live@weetamix』というライヴ盤を出しているが、ミックスCDはこれが以外にも初。

この人のミックス音源ってあまり聴いた事がないんだけど、ここでのプレイは彼のトラックから連想されるような、非常に淡々とした温度低めなもの。多分普段ハード・ミニマルとか聴いてる人には、このスカスカ具合はかなり寂しく感じるのではないでしょうか。それでも中盤に進むにしたがって徐々に温度が上がっていって、繊細なエレクトロニクスが顔を出すのがなんとも気持ちいい。特に終盤の Villalobos からの流れの美しさは正に圧巻。ここらへんのセンスはやはり彼ならではのものだと思います。

ん~、やっぱり今夜行きたいかも。どうしよう・・・・・。

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KARAFUTO/Shift to the other time – KARAFUTO Live mix at UNIT 28.1.2006(disques corde)CD

KARAFUTO/Shift to the other time - KARAFUTO Live mix at UNIT 28.1.2006
http://www.corde.co.jp/

依然としてリリース・ペースの落ちない田中フミヤの別名義、 KARAFUTO の前作から6年ぶりとなるミックスCD。

その前作『DJ MIX 1/2』は、エレクトロニカが様々な方面へ波及していく様を捉えた素晴らしい作品だったけど、今作では殆ど本人名義のときと差がないようなミニマルが選ばれています。彼は INDIVIDUAL ORCHESTRA 名義のアルバム(過去記事)のアルバムでも四つ打ちに接近していたように、最近では名義ごとの違いをそれほど明確にはしていないようだけれど、それでもここの収められているDJは本人名義とは違うものだと思います。
本人名義のときはミニマルな漆黒のビートを紡いでいくという印象があるけれど、ここでのプレイはもっと色彩感に富んだものであり、一番違うのはグルーヴがテクノではなく明らかにハウス的なものなんですよね。そして彼にしては珍しく(最近はどうなんだかよく知らないんだけど)1曲を長めにかけるロング・ミックスで、しかし何の違和感もなくグルーヴが紡がれていくのがとても気持ちいい。

田中フミヤはこれ以降も毎月のように何かしらのリリースがある予定なんだけど、その中でも早く本人名義のミックスCD(DVD?)と聴き比べてみたいところです。

視聴→KARAFUTO - Shift to the Other Time - KARAFUTO Live Mix At UNIT 28.1.2006

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MOODYMANN/MOODYMANN COLLECTION(mahogani music)CD

MOODYMANN/MOODYMANN COLLECTION
http://www.mahoganimusic.com/

MOODYMANN の初ベスト、なんだそうだけど、わりとこの人って乱発したシングルを纏めてアルバムにしてるような人だから、このベスト盤に一体どれほどの価値があるのだろうか。まぁレア曲も満載らしいし、結局は買っちゃうんだけど。

収録曲が30曲とかなり多く、しかもミックスされているのでほとんどの曲が2、3分、短いのだと1分ちょっとでスパスパと切り替わるんだけど、そこら辺はあまり気にならないというか、逆にいうと、こうして改めて聴くとこの人って案外真っ当にハウスなんですね。
私はこの人の作品ではじめて聴いたのが『Forevernevermore』なもので、どうしてもあのアルバムの冒頭の歪などす黒さを思い浮かべてしまうんだけど、このアルバムにはそういった異物感みたいなものが希薄なんですよね。
それでもどす黒さは十分感じられるんだけど、ちょっと物足りないかなぁ。
ちょっと期待が大きすぎたかな。なんかこの人とは距離できちゃった感じです・・・・・。

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BRUCE COCKBURN/SPEECHLESS(ROUNDER)CD

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http://www.brucecockburn.com/

個人的には Neil Young と並ぶカナダの至宝だと思うんだけど、ここ日本での知名度は雲泥の差の Bruce Cockburn 。まぁ私も聴きだしたのここ3、4作なんであまりえらそうな事いえないんですが。

このアルバムは彼が昨年出した、今までのアルバムに収録されていたアコースティック・ギターでの独演(一部を除く)を集めた編集盤。
基本的にアコギ一本だからなのかフォークやカントリーの要素が強いんだけど、ギター奏者としても評価が高いだけあって、その音色は穏やかながらも非常に味わい深く、ついつい聞き惚れてしまいます。収録曲の年代も古いものは30年以上昔であるにもかかわらず、年代の差を感じさせません。
これから秋の夜長にはぴったりな一枚ではないかと。

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PHARRELL/IN MY MIND(Virgin)CD

PHARRELL/IN MY MIND
http://www.pharrellwilliams.com/

当初の予定では昨年末に出るはずだったのが、延びに延びてようやく出た、ご存知 NeptunesPharrell williams のソロ・アルバム。
なんか雑誌やネットの評判を見ると、クオリティは高いけど刺激に欠ける、という意見が多いようなのだけど、個人的にはかなり満足できるアルバムでした。

私は正直 Neptunes ってそれほど詳しいわけではないので比較とかは出来ないんだけど、例えば “Drop It Like It’s Hot” (過去記事)のような実験的なサウンドは確かにここでは聴けません。
でもここには他のヒップ・ホップのプロデューサーでは聴けないような音響的な快感が、本体ほどではないにしても確かにあって、このアルバムには流石というべき豪華な客演陣が迎えられているのだけれど、それらも楽曲、もしくは音響構築の一部に組み込まれているようで、驚くほどスムーズに耳に入ってきます。
そしてサウンドの方も、まるで地を這うようなアコースティック・ベースと転がるようなパーカッション(?)が印象的な “Can I Have It Like That” や、マーチング・バンド風のドラムと、その間を縫うように鳴るベースの絡みがカッコいい “How Does It Feel?” なんかは相当刺激的。

まぁ逆にいうとこの冒頭の2曲のせいで他の曲がイマイチ物足りないのは事実ではあるのだけれど、それでも現在の名声に恥じない質の高いトラックと、アイドル人気にも応えるかのような華のある楽曲を揃えてきたこのアルバムは魅力的です。

日本にもこういう人が出てくると面白いんだけど、誰かでてこないかなぁ・・・・。

視聴→Pharrell & Kanye West - In My Mind

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Yoshinori Sunahara/TAKE OFF AND LAMDING(Ki/oon)CD

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http://www.y-sunahara.com/

このアルバムは、一時期砂原良徳の作品を熱心に出していた bungalow からのアナログを持ってるんだけど、それがなんとも作りが適当なんですよね。このアルバムって曲間がつながってるのに盤面変わるときブツ切れになるし、ジャケットもいかにもコピーって感じだし。
だからいつかCDでも欲しいと思ってたんだけど、昨日下北のレコファンで中古で売っていて、しかも今だと200円引きセールなので迷わず買ってしまいました。因みに値引きされて税込み745円。

記憶に頼って書くので間違ってるかもしれないけど、これは電グルの活動休止中に出たソロ第2作。なんか PANAM とかいう航空会社の飛行機に乗っての世界一周だか宇宙一周だかをテーマにしたアルバム、だったと思う。

とりあえず改めて聴いて特に印象が変わったとかはないんだけど、ビートの作りにしろ、サウンドの作りにしろ、そして音色の選び方にしろ圧倒的なセンスの良さがうかがえます。あと今聴くとなんとなく marc leclair に近いものを感じなくもないですね。

視聴→CISCO
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CD4枚、CDR4枚、12インチ1枚

max cavalerra/aura aero
Yoshinori Sunahara/TAKE OFF AND LANDING
siphone code/わすれもの
Legend オブ 伝説/Dear Customer 2
V.A./GALACTIVE LIVE MIX SHOW
DJ natural/ghettt bijinesu ver.11
V.A./POST OFFICE SPECIAL AGENTINA MADNESS
stephen beaupre/foe destroyer
OUTKAST/IDLEWILD

1枚中古

KAT-TUN / SIGNAL(J-one)CD+DVD

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http://www.j-storm.co.jp/J-OneRecords/

なんか思いっきりタイミングを逸した感じなんですが、まぁそんなことはいつもの事なので気にせずに。

ジャニーズって SMAP 以降、様々な形で時代との接点を探ってきたと思うんだけど(音楽面の話ね)、それは分かりやすく挙げれば V6 のユーロ・ビートであったり、のラップの導入であったり。そしてこの KAT-TUN というグループは、そういったジャニーズなりのモダニズムというものを突き詰めたグループなんだと解釈してます。
そういった面は楽曲単位でいえばまだバラつきがあるけれど、ジャケット写真などでの徹底したクールなたたずまいや、ラッパーとヒューマン・ビートボクサーを擁しているというアイドルとしては特異な編成は、ジャニーズの本流からは大きく外れるものだと思います。
しかし、だからといってアイドルらしい端々さが失われているわけでは決してなく、「亀梨」「赤西」「田口」というジャニーズらしい端正な3人と、ラッパー「田中」に、ギターを弾き作曲までこなすという「上田」、そしてヒューマン・ビートボクサー「中丸」という、今後の音楽面での鍵を握りそうな3人というバランスも絶妙。

ってなんか真面目に書くのに疲れたので勢いで書いちゃいますけれども、つまりは私は KAT-TUN の好きな理由は、やっぱりカッコいい人のやるカッコいい音楽が聴きたいからなんですよね。
特にここで言及した事はないけれど、ミュージシャンだって矢面に立つ人間なんだから、もっとカッコとかつけてほしいわけですよ、特にテレビに出るような人は。それなのにメガネのデブが叫んでるのとかさぁ、くたびれた顔したとっつぁん坊やが「こなぁ~ゆきぃ~」なんて絶叫してるのとかさぁ(例えが微妙に古いね)、もうそれだけで興味が失せてしまいます。そういった意味でもヴィジュアル系って私は好きだったんだけど、ちょっと復活はなさそうだし、そうなるともうジャニーズに頑張ってもらうしかありません。
そして今までもジャニーズでいい音楽を作っていたグループはたくさんいたけれど、ここまで「かっこよさ」というものを前面に出したグループはそれこそ男闘呼組(?)以来だと思えるし、ジャニーズという軸足を崩すことなく歩幅を広げていく彼らに、私はただただ「カッコいい」という言葉しか浮かびません。

ん~、なんかだんだん何書いてるのか分かるなってきたので音楽について書きましょう。

デビュー作の『Real Face』は彼らの複合的な魅力を上手く封じ込めたいい作品だったけど、今作は比較的ストレートなR&B。最初聴いたときは随分と盛り上がりに欠ける曲だなと思ったんだけど、曲自体は非常にキャッチーでついつい何度も聴いてみたくなっちゃいます。そしてこういったミディアム~スローでの赤西君の歌唱にはまた格別なものがあり、その艶にもう惚れ惚れ。田中君のラップも随分タイトになってきたし、トラックも適度に今っぽさを取り入れていてカッコいい。まぁラップの前の四つ打ちになるところは別にいらなかったと思うんだけど、それでも個人的には十分な出来です。

あとはこの後、外部プロデューサやトラック・メーカを招いて色々挑戦してほしいところなんだけど、それはジャニーズの体質を考えるとちょっと難しいのかなぁ。そうすると前述の音楽面での3人の成長しだいだと思うんだけど、個人的には一番地味な上田君の爆発に期待したいところです。

HEMMANN & KADEN/Tandem EP(Freude-am-Tanzen)12″

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http://www.freude-am-tanzen.de/

最近のお気に入りをもう1枚。こちらも好調なリリースを続ける Freude-am-Tanzen から。
とはいってもこの HEMMANN & KADEN というユニットに関しては何も知らないんだけど、エレクトロ・ハウスっぽい細かく刻むベースを基調とした、このレーベルにしては重めの曲。そのリズムも適度な疾走感をまとっていてかっこいいんだけど、途中で入ってくるピアノがさらに疾走感と共に清涼感を加えていてかなり気持ちいい。特に際立った特徴とかはないんだけどよく作りこまれていて、ついつい何度も聴いてしまいます。
一転B面の方はイレギュラーに鳴るパーカッション(タブラ?)がかなりドープな曲。こちらはこちらでハマリ系です。

視聴、購入→Hemmann & Kaden - Tandem - Sinlgle

[Tracklist]

THE MOLE/IN MY SONG(WAGON REPAIR)12″

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http://www.wagonrepair.ca/

今最も注目すべきレーベルの一つである wagon repair 。前から好きでちょこちょこ買ってはいたんだけど、なんか枚数も集まってきたんで、だったら全部集めようと思いゆるりと買い集めてます。でもその時ジャケットに注意が必要で、まぁ他のレーベルもそうなんだけどプレス重ねるとジャケが簡易版になっちゃうんですよね。このレーベルに関しては独特のアートワークも魅力なのでそこはこだわりたいところ。実際レコ屋で買うときはいいんだけど、ネット・ショップだとジャケに関しては特に何も書いてないところもあるので注意が必要です。

でもって最近のこのレーベルの中でもお気に入りなのがこれ。
この The Mole という人は Akufen のレーベル Musique Risquee からのシングル『Meets Te Bacon Smugglers』で注目を集めた人で、その後も RevolverMutek からもリリースしていて、まぁつまりはカナダの人です。

このレーベルが土着的なサイケデリアを追求しているというのは前書いたけど、これも生っぽいドラムとうねるベースの作り出す濃密なグルーヴの上に、ホーンともギターともとれるよな音色の奏でる裏ノリが絡み合う、実に怪しい曲。わりとサウンドの積み上げ方なんかは一時期の dB なんかに近い気がするんだけど、こちらの方が数倍ファンキー。ちょっとサウンド的に異質なんで、普段テクノ聴いてる人よりもディスコ・ダブとか好きな人のほうが気に入るかも。B面の方もスペイシーなディスコ・ダブって感じだし。

だからもっとクロスオーヴァーなヒットとかしてもいいと思うんだけど、今んとこそんな感じは全然ないなぁ。やっぱ私のセンスが変なのかしら。

視聴→CISCO
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韻踏合組合/Trash Talk

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http://www.infumiaikumiai.com/

以前紹介した『赤盤』『青盤』『黄盤』(過去記事)の収録曲を中心に、そこに数曲の新曲を追加した4枚目。通称『茶盤』(所詮メジャーなんて茶番という意味、というのは深読みしすぎか)。つまり私はほとんど持っている曲なのでレンタルで済ませました。

まぁそんなわけで特に付け加える事もないんだけど、改めて聴いて思うのは復活した ERONE の存在感の大きさですね。ちょっと上手く説明できないんであれなんだけど、だるまさん AMIDA MINT と、高い声の人が抜けて声質的には幅が狭くなった韻踏において、彼ももっさりとした低めの声質ながら、その太い声には不思議と引き付けられてしまいます。

あとクリアランスの問題とはいえ、 “道頓堀行進曲” をサンプリングした “DBマーチ” が収録されなかったのは残念だなぁ。関西の人には是非聴いてみてほしい名曲です。

視聴→CISCO
購入→amazon
“DBマーチ” 視聴→CISCO
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CD3枚、12インチ4枚

MOODYMANN/MOODYMANN COLLECTION
COAXIAL/GSL 121
POLARLICHT 4.1/TRANSISTOR / drittklangtrager/metronom
mathew jonson/7.19 fm david ep
hrdvsion/gray white
DOUGLAS GREED/Madame C.EP
RIPPERTON & SHE DJ MASAYA/LONG DISTANCE ep

あつい、ねむい、だるい・・・・・・。

five deez/kommunicator.(rapster)CD

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http://www.rapsterrecords.com/

個人的にアンダーグラウンド・ヒップ・ホップに関心が強かった時期と、fat jon が注目を集めていた時期が同じだったので、彼のグループである five deez のデビュー・アルバム『Koolmotor』はなかなか思い入れの強い1枚なのだけれど、その後 fat jon がベルリンに移住してから制作された『Kinkynasti』は変に明るいファンキーな作りになじめず、イマイチしっくりときませんでした。
なので3年ぶりとなる今作は期待半分不安半分といった感じだったのだけど、結果からいうとこれはかなりの傑作。

まず1作目を思わせるジャケに嬉しくなってしまうのだけれど、作品の方も彼ら独特のひんやりとした空気感が戻ってきていて、それでいてヒップ・ホップが本来持っているような陽性のヴァイブをギリギリのところで保持していて、もう流石。そしてトラックの方もベルリン移住の影響か、エレクトリックな要素が強まり、驚く事にバウンスなんかやってる曲もあるんだけど、以前のジャジーな感じも依然強く、全然無理がない。そしてバックで鳴る空間的なシンセの美しさというものは、やはり他のヒップ・ホップのアーティストではなかなか味わえないもの。

一時期の fat jon の作品乱発のせいもあり彼らに対する関心って低くなってたんだけど、これはそんな評価を覆して余りある傑作!
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HERBERT/SCALE(!K7)2CD

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http://www.k7.com/

Herbert に関しては普通に『bodily functions』から聴き始めた人なんであまりえらそうな事は言えないんですが、まぁやっぱり私も昔の方が良かったなぁ、と思ってるクチです。

だからこれの評価がイマイチなのも納得って感じです。
音の方はポップなジャズ・ハウスなんだけど、以前のような艶やかさに欠けるんですよね。曲の方も特に印象に残るようなメロディのものでもないし。

思えばこの人って本格的にジャズに傾倒しだしてからつまらなくなった気がするなぁ。Radioboy 名義でのシングル(過去記事)が良かっただけに残念。
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CD3枚

Cut Chemist/The Audience’s Listening
OH NO/EXODUS INTO UNHEARD RHYTHM
SLAYER/CHRIST ILLUSION

今日はイマイチ。

JAPANESE SYNCHRO SYSTEM/JAPANESE SYNCHRO SYSTEM(LIFE LINE)12″

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http://www.synchro-system.jp/

THA BLUE HERB の ILL-BOSTINO と Calm が以前から親交があったのは知っていたので、このユニットを始動させた事に特に驚きはなかったんだけど、丸みを帯びたキックの音にパーカッション、包み込むようなシンセに高揚感溢れるキーボードのメロディという、ここまで直球デトロイト路線とは思いませんでした。

まぁ Calm は以前 K.F. 名義でデトロイト路線のアルバム出してるみたいだし(聴いた事ない)、Boss はハウスの偉人に対する尊敬の念を隠そうとしなかった人だから、予想してなかったわけではないけれど、これはちょっとどうなんでしょうかね。

以前から何回か書いてるけど、デトロイト・フォロアーの人ってデトロイト・テクノのロマンティシズムばかり拡大解釈しているみたいであまり積極的に支持できないんだけど、これも全く一緒。しかも Boss ってダンス・ミュージックについてもロマンティシズムばかりみている印象があるので、もう尚更。しかもリミキサーの Gerald Mitchell も原曲に引きずられるように拡大解釈路線で、せっかくこの2人が組んだのにこんなことやることないと思うのになぁ。
確かに ILL-BOSTINO という人はダンス・ミュージックに闇をこめる事をしない人のようなので、この路線以外にありえなかったのかもしれないけど、これではあまりにもオリジナリティが希薄。まぁ今後に期待しましょう。
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V.A./SUPERLOOOONGEVITY(PERLON)4LP

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http://www.perlon.net/

依然としてミニマルの代表レーベルとして高い人気を誇る Perlon の4枚目のコンピはアナログでは4枚組み、CDでは2枚組みという大ボリューム。

コンピにどのような役割を持たせるかというのはレーベルによって様々だと思うんだけど、このアルバムではわりとみなさん新しいスタイルというのを追求しています。そしてこのアルバムにはミニマルの有名アーティストの大半が参加しているわけで、つまりはシーンの新局面とも取れるものだと思います。

ってなんか大げさに書いてみたけど、内容の方はちょっと微妙。

とりあえず一番驚いたのが Villalobos 。彼は最近自分の新しいスタイルを色々模索しているように思えるんだけど、中でもこれはかなり実験的。ポスポスとした軽めのキックの上に、いつもの不協和音にも近い不安定なメロディが乗る曲で、これをフロアでかけるには相当な技術とセンスが要求される気がします。
他にもまぁ実験的な曲は多いんだけど、それ以外に全体的な印象として、妙にダブっぽいというかモクモクした雰囲気のものが多く、そのせいでこのレーベル特有のユーモアが殺がれちゃってる気がします。兎角シリアスになりがちなミニマルの中で、そのユーモアを保持し続ける姿勢は貴重に思えただけに、この変化はちょっと残念。
まぁ各トラックの質は高いんだけどね。
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豆芝キョウコ/cosmic panda(CACHAMAI.)CDR

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相変わらず海のものとも山のものとも分からないCDRを買うのは好きなんだけど、これもそんな1枚。まぁ買ったの結構前だけど。

っつうわけでこの人に関しては何にも知らないんだけど、レコ屋のポップによると誰かの変名らしいです。
音の方はなんとも素朴なローファイ・テクノ。基本的にローファイなのってどうも苦手なんだけど、これは飄々とした可愛らしさがなんとも良い味を出していて、かなり好き。
どうもテクノの世界って女性的な魅力がイマイチ認められてない様に思えるんだけど、これは女性的な愛らしさが滲み出ている好盤ではないでしょうか。
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ALKA_REX/HESTER FENZ(THEMA)12″

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この人って少し前に risquee から出したシングルがデビュー盤だと思ってたんだけど、その前に何気にアルバム出してるんですね。
それがどうしても気になるんだけど、どうやら日本じゃほとんど流通してないみたいね。ちぇっ。

まぁそんな話は置いといて、これは最近出た多分セカンド・シングル。前述の前作は、risquee からにしては随分地味に思えたけど、これもまぁ同路線。一聴すると少し懐かしささえ覚えてしまうようなミニマル・ハウス的グルーヴなのだけれど、良い塩梅で重さを増しているのが今っぽいっちゃぁ今っぽいかな。でもこんくらいのが一番聴いてて楽な気がします。
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倖田來未 / BEST~second session~

BEST ~second session~ special edition
http://www.rhythmzone.net/koda/

最近ツタヤが「レンタル料金5枚で1000円」というのをやっているので色々借りています。その中の一枚。

現在の avex の看板である倖田來未と大塚愛。この二人ってネットや雑誌を見るとあまり良いように言われないことが多いけど、個人的には彼女らの放つ、今では逆に貴重にも思えるJ-POP感は嫌いじゃないです。
それに元々この人ってテレビにバンバン出たかった人みたいだから、初期のいかにもR&B歌手然とした売出しよりも、今の露出の多い打ち出しの方が合ってるんだろうし。

つまり何が言いたいのかというと、音楽というものを「表現」と捉えるか「商売」と捉えるかは人それぞれだと思うんだけど(勿論それ以外だという人も沢山いるでしょうけど)、倖田來未には「商売」という面に無理なくはまれたんだろうし、それを見誤ったのが浜崎あゆみなのかなぁ、なんて思いました。
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