Levan Lomidze さんの一人ユニット Didactic Scalica のおそらく3枚目となるネット・リリースのEP。彼の MySpace を見ると出身がグルジア共和国になっているんだけど、地理に疎い私は一体どこなのか分からなかったのですが、調べてみるとロシアの方みたいですね(大雑把)。
そして音のほうもロシアといわれるとなんとなく納得してしまうような透明感のあるテック・ミニマル。しかし彼の作り出す音が最近のテック・ハウスの流れにあるか、というとそういう感じもなくて、むしろ少し前のクリック・ハウスと呼ばれていた、つまりはテクノとエレクトロニカが今ほど明確に分かれていなかった時代の音を思わせるもので、その細やかな電子音の連なりを追いかけるだけでも非常に楽しめる作品になっている。
まぁその分リズムのほうが物足りないというか、整然とし過ぎていて躍動感に欠けるのが気になるといえば気になるが、それも上モノの全体の心地よさを考えれば些細なこと。家聴きのテクノとしてはほぼ申し分のない素晴らしい作品だ。
早速聴いてみたんですけど、ネットレーベルは本当に良質なミニマルがたくさん眠っていますね。
正直、追いかけるのに疲れました(笑)
確かに昔クリックとかグリッチとか言われてた頃の音を思い出しました。
アートワークなんかも含めてかっこいいレーベルですね。
>びびんばさん
今のネット・レーベルはクオリティ高いですよね。
最近お金のない私は大助かりです。
でも確かに色々追いかけようと思うと際限なくて大変ですよね。
私もデスクトップに落としただけで聴いていないファイルがゴロゴロころがっております(笑)。