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アイドルで恵比寿っていいますと、私なんかはまず恵比寿マスカッツが浮かんできて、 Rio 可愛いよなぁ、いやいや希崎ジェシカも好きだぜ、とか思ってしまうんですが、最近ではこのグループになるんでしょうか。
ということで、グループ名どおり10代半ばの女の子9人による私立恵比寿中学の、メジャーからは3枚目となるシングル。
アイドル、と一言で書いても、カリスマ性や神秘性などで孤高の立ち位置を築く人もいれば(最近はこの手の人は少ないのかな)、親しみやすさを前面に出してファンとの距離をぐっと近づける人たちまで(こちらの代表格はやっぱり「会いに行けるアイドル」AKB48 ですかね)、色んな人たちがいるわけですが、そこで親しみやすさを選択した場合、その手段として笑いの要素入れるというのは、今や一般的な一つの手段なんでしょう。
んで、今作の表題曲である “梅” は、高速キックの上で勇壮なシンセが鳴るという扇情的なトラックの上に、躁鬱状態とでもいえばいいのか、感情が乱高下しているようなヴォーカルが乗っていて、その有様はほとんど音楽である事を端から放棄しているようにも思えて、私には曲というよりは寸劇に近いものに感じる。
なので普段テクノとか聴いてる耳からすると相当にきついんだけど(だったらジャニーズもそうだろう、と言われたらそうですが、まぁ慣れなんだろうなぁ)、何回か聴くうちに耳から離れなくなるのも事実で、ある種の炎上マーケティングに近い面白さがあるのも否定できない。
まぁこれで私立恵比寿中学のファンになったかというと、絶対にそんな事はないんだけど、少なくともこのグループの名前を忘れる事は当分なさそうだ。
カップリングの “頑張ってる途中” はちょっと切なげな応援歌、もう1曲の “パクチー” は意味のない歌詞を元気に歌うライブ映えしそうな曲で、両曲とも悪くない。
ちなみに今作を聴いたときに、なんかももクロみてぇだなぁ、と思ったんだけど、彼女らはももクロの妹分グループなんだってね。しかも表題曲の作詞作曲は普段ももクロに曲提供している人で、最近名前をよく目にするヒャダインこと前山田健一なんだとか。ちょっとこれ聴く限りだと、ヒャダインという人がなんでこんな評価されてるのか分からねぇなぁ・・・。
- 梅(初回生産限定盤A)
- 私立恵比寿中学
- DefSTAR RECORDS 2013-01-16
- 曲名リスト
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- 梅
- 頑張ってる途中
- パクチー
- 梅 (Less Vocal)
- 頑張ってる途中 (Less Vocal)
- パクチー (Less Vocal)
by G-Tools , 2013/03/05