http://www.perplex-recordings.com/
この Concolor という名前は私は今まで聞いた事がないのだけれど、とりあえず今作に限ってはオリジナルは割とどうでもいい出来なので置いといて(酷い扱い)、 Jerome Sydenham による同曲のリミックスが素晴らしい。
Jerome Sydenham というと私の中ではプログレッシブ・ハウスの印象の強い人なのだが、今回はダビーなテック・ハウスに料理していて、まず分厚く処理されたエフェクトがとんでもなく気持ちが良い。しかもそこに扇情的な響きを持たせているところにこの人の出自が伺える。さらに全体に奥行きのある音響構築をほどこすことによって、過度な重さを排しているし、キックの輪郭はあくまで硬いままなのも良い。
プログレッシブ・ハウスやトランスからミニマルへの流れ、なんていうのは今に始まった話ではないけれど、ホントこういうの聴くと聴かず嫌いはよくないと思わされる。
久々に大箱で聴いてみたい音です。