Young Braised / Northern Reflections (1080p) Flac

Young Braised / Northern Reflections (1080p)

Young Braised / Northern Reflections (1080p)
http://1080pcollection.net/

iPod の容量がいっぱいになったので、手短にいくつか。

カナダのレーベル 1080p から、同郷のラッパー Young Braised のアルバム。

“Intro” こそ陽気な歌とナレーションのコラージュながら、”Entertainment” は地鳴りのような低音が鳴る四つ打ち、アブストラクトな “Vision (F. Blues)” に “Casserole” と、重苦しいものばかりで、さらにそしてそこに乗る Young Braised のラップも抑揚のあまりないものなので、内容はとにかく暗い。

ただあまり自分のラップを前面に出そうとせず、トラックの雰囲気を重視しているのは好感持てるし(正直この記事書くまでラッパーの作品だと気づかなかった・・・)、テクノ聴いてる耳にもなじみやすい。

Madteo を好きな人なんかにもいいかと。

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YøR / Modern Slaves of Contemporary Contexts EP (Purple Maze) mp3

YøR / Modern Slaves of Contemporary Contexts EP (Purple Maze)
https://soundcloud.com/purplemazemusic

オランダのレーベル Purple Maze から、詳細不明のアーティスト YøR が2012年に出したシングル。

たゆたうような上モノと甲高いパーカッションでゆったり始まったかと思うと、痙攣するようなベースラインが入ってきて以降、どんどん混沌とした色合いが増していく “ABCM” 、輪郭がぼやけたような音作りの中、ダブステップの影響も感じさせる変則的なリズムを聴かせる “Dystopia” 、淡々としたリズムの上で縦横無尽に鳴る薄いノイズが覚醒的な “Fear and Desire” 、揺らめく上モノの浮遊感で延々と引っ張る “Phaedra’s Love” と、どの曲も地味ながら完成度が高い。

ロウなミニマル・ハウス作る人としては、久しぶりに出てきた面白い人じゃないかしら。

Modern Slaves of Contemporary Contexts - EP - Yør

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YARN / Остывший Бог (Nihil Art) CD

YARN / Остывший Бог (Nihil Art)
http://nihilart.ru/

これはロシアのアーティスト Satyrus Mortem さんが2010年に出した作品。

ブックレット見ると、ジャケット同様眠っている少女の写真が色々載っていて「うひゃぁ」って感じなんですが、音の方はそれほど極端なものではなく、ギターを使ったアンビエント/ドローン作品。
とはいってもノイズばりばりとかいう類のものではなく、ギターの甲高い不協和音をいくつか重ねながら、ゆらゆらと移り変わりゆく音世界は、なかなかに美しい(不安感を煽るものであるのは間違いないけど)。

Discogs 見ると単独作はこれ以外出してないみたいだけど、もうちょっと作品を聴いてみたい人である。

山下智久 / SUPERGOOD, SUPERBAD (Johnny’s Entertainment) 2CD

山下智久
http://www.jehp.jp/

せっかくなんで紹介しそびれていた、山下くんが2011年に発表した初のソロ・アルバムを。

そもそもの話として、山下くんのもっさりとした声ってあまり歌には向いていないと思っている人間なので、彼の歌だけでCD2枚分というのは半ば拷問に近い、とかひどいことを聴く前は思っていたんですが、これがなかなかどうして、予想以上に楽しめる珍品になっております。

山下くんのソロの路線って、大別すると初期の歌謡路線と、最近の打ち込みダンス路線があるわけですが、歌謡路線の曲を集めたのが1枚目の「SUPERGOOD」。
こちらには “はだかんぼー” なんていうライト・ファンクのかっこいい曲が入ってたりもするんですが、基本的には古き良きジャニーズ歌謡、といった趣の曲がほとんど。
なので時代性には乏しい、っていうかぶっちゃけ古臭いんですが、最近のある程度歌える人が増えてきたジャニーズの歌手に比べると、明らかに歌唱力という点では劣る山下くんの歌がのると、さらに回顧的な色合いが強くなっていて、ここまで徹底していると逆に面白い。
特に「ザ・ベストテン」で歌っている姿が容易に想像できる “口づけでアディオス” とか最高です。

一方のダンス路線を集めた「SUPERBAD」は、洋楽感覚で聴ける、とまではいかないものの、こちらは逆に時代に目配せした内容になっていて、どのトラックもなかなかに完成度が高い。
中でもオープニングらしい荘厳なシンセが鳴る “Tokyo Sinfonietta” や、力の抜けたヴォーカルがいい味を出しているディスコ・ファンクな “Yours Baby” (山下くんは意外にファンク合うのかもしれないねぇ)、トランスっぽいアレンジで思いっきりポップなメロディを聴かせる “Touch You” など、聴き応えのある曲も多い。

まぁそれでも歌手としての山下くんが好きになったかというと、お世辞にもそんなことは書けないのだが(すいません)、ある意味ジャニーズの過去と未来を内包した興味深い作品ではないかと。

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山下智久 / 愛、テキサス (Warner) CD

山下智久 / 愛、テキサス (Warner)
http://wmg.jp/artist/yamashitatomohisa/

2月に発売した、 NEWS 脱退以降は初となるシングル(通算5枚目)。

彼の脱退理由って「自分の好きなことがやりたい」という、基本的には赤西くんの KAT-TUN 脱退理由と同じものみたいだけど、なかなか KAT-TUN では難しいような本格的なアメリカ志向の曲で、その言葉をある程度実証してみせた赤西くんに比べると、良くも悪くも色々なスタイルに合わせられる器用さを持っていた NEWS というグループにいた山下くんは、脱退というもを音楽的に証明するのは難しいのではないかと思っていました。

しかし、事前に今作の表題曲が相対性理論によるもの、というのを知って、これは面白い方向に行くのかな、と思ったんだけど、蓋を開けてみれば、歌謡曲の要素が強い曲といい、男の友情を扱った歌詞といい、見事なまでに “青春アミーゴ” の路線を踏襲していて、ある意味これぞ山下智久、っていう作品になっていて、かなり肩透かし。

まぁそれは私が彼のソロに変化を求めていたからなんだけど、そもそもグループ脱退したからといって今までの路線を変更する必要なんかないわけで、そう考えれば納得できなくはないんだけど、この歌謡路線って山下くんの音楽的趣向というよりは、事務所主動のものだと思っていたので、どうももやもやするものが残るし、第一これが NEWS を脱退しないと出来ないことか、といわれるとかなり疑問で、要はこんなことをグダグダ書きたくなるくらい曲がつまらないからで、むしろこんな凡庸な曲を提供した相対性理論の職業作家的な手腕に恐れ入る。

一方カップリングの方は、扇情的なシンセが乗るダンス・ナンバーで、こういう今っぽい打ち込みの曲が山下くんのやりたいことだと思っていたし、ちゃらい感じも彼に合っていていいと思うんだけど、この方向性だと NEWS のが上手いじゃん、というのもあって、まぁ痛し痒し・・・。

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Jun Yamabe / Disciplined Tracks

サウンドクラウドで私の曲8曲が100回までDL可能です。http://t.co/7D103y1 1DL毎に10円をあなたから・同額を私から寄付します。尚、写真の通り全額納付済です。 http://t.co/M0n01jcless than a minute ago via Twitter for iPhone

DisciplinedTracksVol.1 by junyamabe

DisciplinedTracksVol.2 by junyamabe

Tomohisa Yamashita / Loveless (Johnny’s Entertainment) CD

Tomohisa Yamashita / Loveless (Johnny's Entertainment)Tomohisa Yamashita / Loveless (Johnny's Entertainment)
http://www.johnnys-entertainment.co.jp/

前作『抱いてセニョリータ』から3年半ぶり、2枚目となる NEWS の山下智久のソロ・シングル。表題曲は同じものの、初回盤と通常盤ではカップリングの3曲が違っていて、だったらミニ・アルバムにしてよ、って感じの仕様です。

その『抱いてセニョリータ』は、修二と彰の流れを汲むような歌謡テイストの強い曲でしたが、今作はカップリングを含めた7曲全てが R&B っぽいアレンジの曲になっていて、作品としての統一感はあるものの、前作はもちろん、 NEWS の活動を考えても少々唐突な感が否めない。

それでも曲の完成度が高ければ問題ないのだが、この手の高音の伸びが要求される曲だと、声量のない山下くんでは少々つらい。トラックやメロディはよく出来ているので、慣れるとそれほど気にはならなくなるんだけど、それでもこの組み合わせは失敗ではなかろうか。

DJやついいちろう / DJやついいちろう① (Victor) CD

DJやついいちろう / DJやついいちろう1 (Victor)
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A022595.html

エレキコミックという芸人コンビの片割れによるミックスCD。

私はこの人自体テレビで何度か見たことがあるくらいなので、DJやってるなんて全く知らなかったのですが、大きなフェスで回したり、自分のイベントやったりしてる人みたいですね。

んでこのミックスCDも、前半部なんかは使われている曲の好き嫌いは置いておいて、カットインで勢いのある曲を子気味よく繋いでいて、なかなか見事な流れを作り出している。
しかし中盤になると途端に流れがとっ散らかったものになってしまっていて、もしかしたら歌中心に聴いている人には特に気にならないのかもしれないけれど、私はテクノやハウスのミックスと同じ感覚でどうしても聴いてしまうので、そうなると少々つらい。後半の J-POP と歌謡曲で強引に盛り上げるところが嫌いじゃないけど。

あとこのCDには今まで名前しか聞いたとこの無かったようなロック・アーティストの曲が色々使われているのだけれど、とりあえず最近の若い子の好きなロックと私の好きなロックは全く違うということはよく分かった。

[曲目]

YUKI / ランデヴー (smej) CD

YUKI / ランデヴー (smej)
http://www.yukiweb.net/

現在第3子を妊娠中だという Yuki の18枚目のシングル。

この人の曲を聴くのは随分久しぶりなんだけど(リリース自体も1年ぶりだとか)、表題曲の “ランデヴー” は、もう Yuki のお馴染みの路線といった感じのダンス・ポップ。
なので特に新鮮さとかはないんだけど安定感は抜群で、あからさまにダンスっぽいアレンジにしていなくても、ちゃんと四つ打ち感があるのが良いですね。

カップリングの “ミス・イエスタデイ” は、ゆったりとした感じの曲で、こういう曲では Yuki の柔らかさが出ていて、こちらはこちらでまた良い曲。

まぁシングル2曲ともここまで王道路線だとちょっと物足りなくもないんだけど、産休前の置き土産と考えれば、それもありかなと。
あとジャケットが非常に可愛いので私的にはOKです(笑)。

試聴

やけのはら / ExT Recordings 1st Anniversary Master MIX (ExT) CD

やけのはら / ExT Recordings 1st Anniversary Master MIX (ExT)
http://www.extrecordings.com/

相も変わらず昨年の。

その名の通り ExT Recordings のレーベル1周年を記念したミックスCD。ミックスしてるのはやけのはらという人で、三色混合、じゃなかった、アルファベッツのラッパーなんだけど(まだグループ存在してるのかな?)最近はむしろDJであったりトラック・メイカーとして注目を集めているお方です。

最初やけのはらがエディットもやっているということだったので、どれだけ原曲と変わっているのかと楽しみにしていたんだけど、いじっているというほど変わった曲はないですね。まぁその分このレーベルらしさがよく伝わる、とてもキラキラしたミックスになっていて、レーベルらしさを伝えるという意味では成功しているミックスなんじゃないでしょうか。
まぁその分作品としての面白みには欠けるんだけど、このレーベルのポップであることを全く恐れない姿勢というのは、聴いていて非常に清々しい。

あと最近レーベル自体の動きがあまりなかったように思っていたんだけど、レーベルのサイト見ると、これから色々な人のアルバム・リリースが控えているようですね。特に露骨キットは楽しみだ。

試聴
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山田優 / fiesta! fiesta!

fiesta! fiesta!
http://yamada-yu.ameblo.jp/

ここ何日か引きこもっていたら、いつの間にか NITRO の新しいの売り切れてるところが多いじゃないの。まだ買えるかしら。

以前から山田優の歌には、モデルの片手間とは言わせないような気迫を感じていたんだけど、今作はCMで耳にしたときからカッチョイイと思っていて気になっていた曲。っていうかこれって久保田利伸が作詞作曲してるのね。そりゃいいわけだ。
とはいいつつも曲の方はラテン取り入れた R&B で、まぁここら辺の女の子が歌うには定番といった感じのスタイル。でも山田優の歌が予想以上に良くて、とにかく歌の端々からものすごい生命力を感じるといいますか、まぁ分かりやすくいえば非常に強い声をしていますよね。そしてそれが顔の印象とほとんどぶれていなくて、それって何気にこういうお仕事人には大事な事ではないでしょうか。それにさすがに華がありますしね。
あとはオリジナリティをどんどんみがいていけば、けっこう化けるんじゃないかなぁ。

山田 優 - fiesta!fiesta! - Single

YAPACC/SPECIAL LIVE SET FOR CISCO(CISCO)CD

YAPACC/SPECIAL LIVE SET FOR CISCO
http://www.cisco-records.co.jp/

CISCO のこの年末年始のフェアのオマケだったCD。タイトルに「LIVE SET」と銘打たれているので当然ライヴ音源だと思ってたんだけど、普通にミックスCDだった。

昔だったらクリックは線が細いとかミニマルは暗いとかいうイメージが強かったと思うんだけど、これは今っぽいバウンシーでプリーピーな音が多くで、なんかクリック/ミニマルも随分変わったもんだと感慨深くなってしまいました。
まぁ私がそう思ったからってこのCDが思わず考え込んでしまうような内容なわけでは勿論ないんだけど、この前出たシングル(過去記事)のようなパーカッシブな音を期待していた私にはちょっと物足りなかったのも事実。
でも Yapacc 自身が関わった曲をミックスしただけなのに、なんとなく今のテクノの流れが分かってしまうような感じもあり、なかなか侮れない人ではあります。

吉井和哉/39108

吉井和哉/39108
http://www.yoshiikazuya.com/

レンタルしたやつ簡単に。

この人ってソロでデビューした時、自分が本来どれだけ暗い人間かというのを強調しているような印象があったんだけど、この本名名義に変わっての1作目を聴く限り、音楽性自体はイエロー・モンキーの時とそれ程変わった印象はないかなぁ。
それよりも聴いていて思うのは、この人も随分歳を取ったというか、枯れたというか、昔に比べてとにかく華がないんだよね。まぁそういうのが疲れるからソロやってるんだよ、っていわれれば反論できないんですが、この人の場合とりあえず華やかささえ保っていれば音楽性は何やっても許されるような気がするので、ちょっと勿体ない気がします。

視聴吉井和哉 - 39108
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Yagya/Will I Dream During The Process?(SENDING ORBS)CD

Yagya/Will I Dream During The Process?
http://www.sendingorbs.com/

この人が数年前に出した『Rhythm of Snow』って世間ではけっこう評価が高かったようなんだけど、個人的にはキンキンとした高音がやかましくってあまり好きじゃなかったんですよね。でも忘れた頃にひょっこりと届いたこのセカンド・アルバムはかなり良いのではないでしょうか。

まぁ正直前作がどういう音だったのかって記憶に無いんだけど、とりあえずこれはモクモク度が凄いといいますか、ここまで音像ぼやかしてるのも珍しいんじゃないでしょうか。それはさながら目の前に霧が立ち込めているかのようで、しかしその隙間から立ち上るメロディは淡いながらも明確な美しさを放っており、それに包まれる感覚はなんともいえず、気持ちよくてすぐ眠くなってしまうのであります・・・・・。

視聴
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YOUTH/王韻~Da KINGS RHYME~(KEEP SURE)CD

YOUTH/王韻~Da KINGS RHYME~
http://www.keep-sure.com/

この YOUTH というラッパーの名前は、例えば韻踏合組合MSC 周辺のアルバムに客演していることから、何度もその名前は見てきているのだけれど、どうも肝心のラップの方は全くといっていいほど印象に残ってないんですよね。それはこのアルバムでもあまり変わりません。

彼は岡山出身なんだけど、西日本のヒップ・ホップの人って EVIS BEATS の影響なのか、どうも和モノのトラックを好む印象があります。でもここに収められたトラック郡は、そういったところを取り入れつつも適度に距離を置いていて、さらに総じてレベルが高い。私は正直ここに参加したトラック・メーカの名前はほとんど知らないんだけど、一人毛色の違う DJ JIN の曲が邪魔に思えるくらい。

でもやっぱり通して聴くとあまり印象に残らないんですよね。ラップとかすごい上手いと思うし、歌詞カードで韻の踏んでる部分を色違いで書いてるくらいだから押韻には相当自信があるんだと思います。しかし彼の細い声にはこのハード・コアなスタイルがイマイチ合ってないというか、太いトラックの中に彼の声が埋もれてしまってる感じがします。だから技巧的な流れるようなフロウも、文字通り流れてしまうとゆうか。
まぁその印象というのも、個人的にこの人の声があまり好きなタイプではない、というところに拠る部分が大きいのが正直なところなのですが・・・。

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YOU THE ROCK★/NO SELL OUT’05(TOKUMA JAPAN)CD

B0007N35XO NO SELL OUT’05
YOU THE ROCK★


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http://www.tkma.co.jp/tjc/j_pop/ytr/

っていうかね、このタイトルはどうなんですかね。この人のキャラクターするとTV進出とかって自然な流れだったと思うのだけれど、すっかりセル・アウトのイメージが付いちゃったのはやっぱりキツかったんでしょうか。まぁ、確かに前作の『XTRM』はちょっとやり過ぎの感がありましたが、雷家族でまた信用を得た感じがしたんだけどね。でも雷でのユウの兄貴はマジで良かったですよねぇ。
で、今作で目立つのはやはりプロデューサーの豪華さでしょうか。しかも前作のような小西康陽や明石屋さんまのような飛び道具的な人選はなく、MITSU THE BEATSやFORCE OF NATUREのようなアンダーグラウンドからも支持を得ている人が参加してるんですよね。それによって前作では目立ったトラックの出来不出来がなくなって、クオリティは随分上がったと思うんだけど、どうもYOU THE ROCK★自身のラップが振るわないんですよね。今までのぶち切れテンションに比べると、抑え目のラップが目立つというのもあるんだけど、どうも方向性が定まってなくて迷いが感じられます。それは雷家族の若手ばかりを参加させているのにも表れている感じがします。
そんな私の一番のお気に入りは最後の”RADIO SHOW”。こういうオヤジのぼやきみたいなので一枚作ったらかなり面白いと思うのだけれど。

YUKI/joy(EPIC)CD

joy.jpg
http://www.yukiweb.net/

発売してからずっとヘヴィーローテーションで聴いていたらいつのまにか紹介しそびれていましたね。でもねこれを早い時期の紹介しておかなかったのは失敗だったかなぁ、という感じです。というのはYUKIとYO-KINGの夫妻は3月に息子さんを亡くされたそうなんですよね。このアルバムのタイトルになっている『joy』というのは出産を経ての気持ちなのだろうし、良くない事とは思いつつもどうしてもこちらの聴き方も変わっちゃうんですよね。
それでもこのアルバムが今年屈指のポップ・アルバムということには変わりないと思います。とにかくね、タイトル・トラックでもある”JOY”に尽きますよ。フォーマットとしてのハウスと取り入れた曲は数多くあれど、ハウスの持つ多幸感をここまで見事に取り入れた曲は稀だと思います。トラックが微妙にデトロイトっぽいのもいい感じです。
他にもシングル・カットできそうな曲がずらりと揃っていて、時々歌唱が雑なところが気になるけどそれを除けば、正に最高のポップ・アルバムです。あとはちょっと言葉が出てきません。

亡くなった息子さんのご冥福を謹んでお祈り申し上げます。